第16話 嫁の帰省③

 いざ!目的地に到着~


 山のてっぺんに近いではないか!


 駐車場の駐車具合は……はれひれほー(古っ)


 閑散としてたんで、大丈夫かいな、と三人とも恐々と自動ドアをくぐりました。


 いらっしゃいませ、ってあったんだろうか?


 ……なかったような気もする。「受付はこちらです」て係りの人に言われた気がするです。


 「こ、この券でお願いします」と優待券をおずおずと差し出しました。


 怪しげな目で見られていた私たちへの視線が急に変わったような。やたらご丁寧になったです。ヘコヘコ、的な。


 お昼頃着いたこともあり、そこで食べることに。どういうシステムかよくわからないまま「バイキングにしますか?」と聞かれたので「あ、お願いします」と頼みました。


 すぐにご案内~~と思ったら、「すいません、12時30分にアナウンスするのでお待ちください」とのこと。


 私と父(*´・v・`)?←こんな顔して見合わせましたよ。


 お、おかしいな。閑散としてるのにうちら待たされるの? みたいな。

 子は「お腹減ったー、減ったー」とブーブー言うし。ちょっとそのバイキング会場なるものへ足を向けようと思ったら、階段暗いし( ゜_ゝ゜)


 ちょっと出鼻を挫かれた思い(>_<)


 謎の待ち時間を経て、12時30分。



 ご、ご丁寧にアナウンスされました。が、待ってるのは私たち家族しかいないという。一組だけのバイキング……有りなんだろうか? と思いながらいざ地下へ。


 受付の方に券を渡しました。


 結構広いバイキング会場。ここが夏休み人で結構いっぱいになるのかなぁ? とちょっと想像しながら、私たちは好きな席に座ろうと思っていました。


 ところが、です。


 な、なぜか席を案内されました。


 しかもなんというか微妙な位置。


 ( ・_ゝ・)


 バイキング取りに行くにはちょっとズレた場所。なぜここなんだろう? と思いながら渋々座りました。バイキングの説明はあったかなぁ? あったような、なかったような。ぼんやりとした記憶ですけれど、バイキングが用意されている一画に、私たちは少し怯ひるんだのは内緒です。


 なにかを納得するように、思い描いていたバイキングという幻想を捨てました。



 バイキングで良かったなって思ったのはラーメンとプチケーキとプリンが美味しかった、ということです。





 え?


 ( ´・_・`)



 それ以上を求めないでくださいまし。




 とにもかくにも、私たちのメインの目的は【プール】でございます!


 繁忙期を過ぎた、ということもありスライダー終了の時間が13時とか言われたので急いで向かいました。


 わいは、そのときスライダーというキラキラした乗り物(遊具?)にめっちゃ胸膨らませていたんや!!

 年甲斐もなく。

 子ども以上にルンルンしてたんですよ♪


 なぜって?


 うちは自分で言うのもなんだけど、キューっと結構締め付けがあってスライダーにお金は出せないぜ!(お金出さなくでもできることあるでしょ? 的な) っていう家系でしたので今回心優しく親に乗っていいよ、と言われ嬉しかったんですよ。孫パワー恐るべしと思いながらも。



 でもね、私の記憶にあったスライダーという乗り物と今回来たところのスライダー、予想だにしない展開になり、心がポキっと折れました。



 なにが起きたって?


 それは次回!

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