第24話 『白い家と黒い家』そのⅡ

     『白い家と黒い家』そのⅡ


 「おい!黒川くん。大丈夫か?」

 「あっ。ありがとうございます、藤倉さん・・・。どうしたんだ

ろう。」

 「黒川くんも感じていたんだね。2人一緒に入って来たね。何者

なのかわからないが、すごい力を持った“霊”のようだ。逆らった

り怖がったりし過ぎない方が良いと思うな。さっき、黒川くんはそ

の2つの“霊”を意識し過ぎたようだから動きを止められたようだ

ね。もう少し気楽にそして、素直に向き合ったら何もしないと思う

よ。悪霊じゃなければね。

 ん?男の“霊”だと思っていたが、1つは女だね。かなり力の持

っているようだ。」


 と言いながら、藤倉さんは、この10畳程の土間をぐるりと一周

されたかと思うと、4隅に塩をまかれたようだ。この人は霊媒師な

のか?かなり“霊”に詳しそうだし、何か親しみを持って接してお

られるように感じる。


 「いいかな?黒川くん。大丈夫?」

 「はい。大丈夫です。」

 「じゃ、土足で構わないから上にあがろうか。藤倉さんも東山さ

んもいいですか?」

 「いいですよ。まず応接室へ行きましょうか。床材は殆ど傷んで

はいないようですね。藤倉さん、これなら十分に再利用できます。

それに、全て無垢材のようですね。」

 「そっか。東山さんが言うのだから、かなり良い材なのかな。」


 そして、重そうな大きな両開きの扉を開けると、そこには広い応

接の空間があった。天井が高く、格天井になっているし、窓は天井

との境目まである。そのため、外の光が十分入ってしっかり明るい。

ただ、まだ夏だというのに寒いなぁ。天然の冷房か?この家の構造

がそうさせているのかな?

 ん?山川がキョロキョロしているが、何か見つけたようだ。やっ

ぱりインテリアが大好きなんだな。

 「先生~。これってすごく古いソファですよね。それにチェアも

同じデザインですが、骨董品と言ってもいいくらいですよね。しか

も、全部で30席程ありますよ。床は何も敷いていませんが、何か

敷かれていたようですね。そうじゃないと全体のコーディネートバ

ランスが変ですね。」

 「ああ、流石だね、山川くん。その通り、床にはペルシャじゅう

たんが敷かれていたらしいのだが、傷みそうだから畳んで別のとこ

ろに置いていると聞いているよ。それに、家具は全て白い布で保護

しているだろ。さっき、山川くんは中を覗いていたようだがね。こ

の家具は明治の後期にヨーロッパから輸入したものらしいね。年代

からいうとアール・ヌーボーからアール・デコのころの様式だね。

ほら、そこの照明もステンドグラスやガラス工芸のものもあるだろ

う。家具とほぼ同じ時代も物だね。」

 「あ~、そうですね。このスタンドライトは、エミール・ガレの

ものですね。明かりが付いたら美しいでしょうね。ちょっと、触っ

てもいいですか?」

 「いいよ。壊さないようにしてくれよ。隣に購入者がいるからね。

アハハハ。」

 「コラ!優司。やたら触るなよ。壊したら弁償してもらうぞ。お

前の小遣いでは到底無理だろうな。あは。」

 「それを言われたら、触れないよ。おじさん。」


 ん?何か変だぞ。この部屋が夏だというのに寒いのは良いとして

も、全体に光が入っているはずの空間に所々が暗いというか、影の

ような所があるな。しかもその影は、少しずつ動いているように思

えるが・・・。山川が近付くとスッと横に動いているようだ。山川

は気付かないのかな?俺だけが見えるのか?また、これか。何で俺

だけが見えてしまうのか・・・ふ~。

 えっ。俺の左肩を誰かの手が・・・

 ゆっくりと振り向くと・・・あ~ぁ、藤倉さんだったのか。驚か

さないで下さいよ。まったく。


 「ん?藤倉さん。何か?」

 「君にも見えるのだね。あの影が・・・。見えているよね?・・

・でも、見えるのは、どうやら私と君だけのようだね。内緒にして

おこう。いいね。」

 「あっ、はい。わかりました。」


 えっ。俺だけかと思っていたけれど、藤倉さんにも見えていたん

だ。この人にも俺と同じ能力があるんだ。何か、嬉しい・・・。


 「優司。ここのインテリア用品を全て撮影しておいてくれるかな。

それと、簡単でいいから寸法も測ってくれ。あの大鏡もね。それに、

スイッチや取っ手にツマミなどもしっかりと撮っておいてね。その

コンセントカバーは陶器でできているんだね。珍しいから撮影して

おいて。東山さんに手伝ってもらえよ。東山さん、よろしく。」

 「はい。細かくチェックした方がいいでしょうね。お任せくださ

い。」

 「え~、俺が全部撮影するの~。」

 「アハ。俺も手伝うよ、山川。」

 「サンキュー、黒川。」

 「ただし、俺が撮影すると、何が映っているかわからんぞ。それ

でもいいかなぁ~。ムフフ。」

 「あっ、そうだったな。遠慮するよ。エヘへ。お前、前も撮った

時に、よくわからん白い球のようなホコリのようなのが沢山映って

いたよな。それに、白い布のようなものや、閃光のような光もな。

先生もそうだけど、他の研究員の人たちも気味悪がっていただろ。

あれ以来、研究員たちはお前や俺に近づかなくなったんだぞ。」

 「そっか。悪い。エヘへへ。じゃ、撮るのはやめて、セッティン

グや光の取り込みなどを手伝うよ。」

 「うんうん。よろしく。」


 アレ?あの影たちが一か所に集まりだしたな・・・。何か、話し

合っているかのように感じる。あ~、一斉にこっちを向いているよ

うな気がする。目はわからないが、少し怯えているような、警戒し

ているような雰囲気が漂っている。何故?


 「黒川くん。ちょっと気を付けてね。さっき、私たちと一緒に入

って来た2つの“霊”がすぐ後ろに居るよ。・・・どうも、あの影

たちを睨んでいるように思える。ひょっとして、あの2つの“霊”

がこの空間である家や庭を支配しているんじゃないかな。私も、久

しぶりに恐怖を感じるよ。」

 「藤倉さん・・・。」


 久しぶりって・・・藤倉さんは、こんな体験を度々経験している

のかな。確かに、あの影たちは怯えているようだ。いったいこの2

つの“霊”は何者?そういえば、庭にあった2つの石碑の“白龍神”

と“黒龍神”というのは、やはり“神”なのか?そして、あの2つ

の“神”がここに居る他の“霊”や“魂”支配しているのか・・・。

だとしたらこの家や空間から逃げればいいじゃないか。それができ

ないということは何かあるな。


 「よし、次のダイニングやキッチン、それに、納戸を観ようか。

藤倉さん、ここはもういいですか?」

 「はい。結構です。東山さん、リストの作成を頼むね。細かいと

ころや物もよろしく。」

 「はい、わかりました。山川くんと協力してリストアップします。


 そして、次の部屋であるダイニングとそれに隣接するキッチン、

納戸やトイレを観ることになった。が、どうもこの影たちは、俺た

ちに何かを伝えたいのか、常についてくるようだ。それに、ダイニ

ング空間にも多くの影が居るようで、少しずつ増えてきたように思

える。別にこちらに敵意があるようには感じないが、問題は、一緒

に居る2つの“霊”である。時より、藤倉さんや俺の目の前を横切

って何やら威嚇しているようだな。藤倉さんも何かイラついている

ようで“霊”の方を見て睨みつけている。強い!この人はその“霊”

よりも強いのではないだろうか。この“霊”の正体はなんだ?知り

たくはないが興味が出てきた俺は変人かな。

 ん?このダイニングは、さっきまで使用されたのだろうか。ウエ

ルカムプレートも置かれていて、テーブルコーディネートもされて

いる。まるで我々が来るのをわかっていて、準備されていたように

思える。


 「アレ?テーブルセッティングがされていますよ。どういうこと

でしょう?藤倉さん。」

 「先生。我々が来ることをここの家主にお話をされましたか?た

った今、セッティングされたように見えますが・・・。テーブルの

上に飾られている花や緑も本物のようですしね。」

 「いえ。一任されていますから、伝えていませんよ。」

 「あっ。先生。この花や緑は全て、この庭にさあるものですよ。

確かに、今摘み取ったかのように見えますね。いったい、誰が・・

・。」

 「おいおい、山川。本当かよ・・・じゃ、誰がやったんだよ。」

 「どうもおかしいね。この家にはいったい誰が住んでいたのです

か?先生は今の家主から何か聞いていませんか?」

 「はぁ~。実は・・・今の家主と言いますか、持ち主の方は、こ

こに住んだことがないんです。その前の人も同様ですね。およそ、

30年近く空き家だったようです。それにしてはしっかりとケアさ

れていますから不思議です。普通だったら、全く住んでいなかった

ら朽ちて行きますよね。毎日ケアすればいいですが、聞いてみると

どちらの持ち主も月に一度くらいしか来ておられないようで、その

時のみ、庭やインテリアを手入れしていたそうなんです・・・。そ

んな程度でこの大きな家を維持できるのでしょうか。ただね、来る

たびにこの家が手入れされているので不思議に思っていたらしいの

ですが・・・。」

 「・・・そうですか。やはり思った通りのようですね。この家は

・・・」

 「えっ、藤倉さんは、何かわかったのですか?」

 「はい、瀬山先生。・・・ちょっと確認なんですが、この家の外

回りとか壁や屋根は水洗いなどの掃除業者を入れたことはあります

か?それに、インテリアの床にもクリーニング業者などを入れまし

たか?」

 「いえ。私の知る限り、この半年は業者を入れていません。だか

ら、今日、来た時は驚きました。インテリアの床にはホコリも貯ま

っているだろうから足元に気を付けないと思っていたのですが・・

・土足で歩くのもどうかなと思うくらい綺麗に掃除されていました

し、外も誰かが水洗いをしたかのように、殆ど汚れがありません。

庭も草は生えていますが、短いし、あの2つの石碑の周りだけは昨

日に掃除したかと思うほどでしたね。ただ、石に着いている苔だけ

はそのままでしたから石そのものには触れていないのでしょうね。

いったいどういうことなのでしょうか?」

 「はっきりとはわかりませんが、もう少し部屋を観ていきましょ

う。その答えが出てくるかもわかりませんね。」

 「えっ。出てくる・・・ですか?」

 「はい。現れると言ってもいいかもわかりませんね。ムフフ。」


 「おじさん。ダイニングとキッチン、それに納戸やトイレも撮影

が終わったよ。後は、細かなリストを作成すればいいよね。」

 「ああ、そうだな。」

 「ん?山川くん。どうした?」

 「全空間が綺麗なんですよ、先生。今、掃除したかのようで。そ

れに、今考えて見ると全窓のカーテンが開いているんですよ。だか

ら外の光がしっかりと入っています。納戸も引き戸が開いていて、

そこに外の光が入っていて、何か、どうぞ観て下さいと言われてい

るようで不思議です。」

 「そうですよ。山川の言う通りで、我々が来ることを知っている

誰かが、出迎える準備をしているかのように思えました。何か変で

すよ、この家というか屋敷と庭は・・・。」

 「・・・・・。」

 「まっ、いいじゃないか。歓迎されていると思えば。アハハハ。

よし、次を観ようか。先生、次はどこですか?」

 「あっ、はい。次は和室二間です。客間としてハレの場として使

用されていたようですね。10畳と8畳と床の間で構成されていま

す。襖の絵や欄間、付け書院も美しいらしいですよ。写真では観ま

したが細かなところまではわかりませんでした。じゃ、行きましょ

うか。玄関を挟んで向こう側です。そして、その北側には仏間と奥

には家政婦さんの部屋が2つあります。」

 「じゃ、行きましょう。東山さん、所々の扉を開けてくれるかな。

少し風を入れた方が良さそうだ。」

 「はい。了解です。」


 東山さんが窓を開けると気持ちの良い風が入って来た。夏ではあ

るが涼しい風でホッとする。

 えっ。窓を開けて次の窓を開けるころには先に開けたはずの窓の

扉が自然にゆっくりと閉まって行く。何で?風のためかな。山川が

ボ~っと立ってそれを眺めている・・・。


 「おい!山川。どうかしたか?今、窓の扉がゆっくりと閉まらな

かったか?お前見ていただろう。」

 「・・・・・」

 「おい!聞いているのか?」

 「あっ、悪い。今、その窓が閉まりかけたんで止めようとしたら、

複数の手が現れて・・・え~。なんなんだこれ!真っ白な手がいく

つも出てきたよ。見ちゃったぁ~。あああああ。」

 「おい!しっかりしろよ!山川。おじさんに伝えてくるから・・

・。」


 「藤倉さん、山川のヤツがおかしくなっています。こちらに来て

頂けませんか~?」

 「ん?おかしくなった?まっ、前からおかしかったがね。アハ。

黒川くん、優司に深呼吸させて下さい。そして、水を少し多めに飲

ませて下さい。そうすれば落ち着くでしょ。そんなに弱い子じゃあ

りませんから、丈夫ですよ。」

 「は~い。」

 

 山川に深呼吸をさせて水を飲ませたら、不思議に落ち着き始めた。

何故?藤倉さんは、いったい何者?そして、その甥っ子の山川もち

ょっと変なヤツだし・・・この藤倉一族って何かありそう・・・。

あっ、俺も同類か・・・アハ。


 「ふ~。ありがとう、黒川。ちょっとびっくりしただけだよ。パ

ニックってしまった。でも、不気味な手じゃなかったよ。そっと出

てきたし、ゆっくり閉めだしたからね。何か申し訳なさそうに閉め

ているように思えた。アハハハ。」

 「そっか。お前は楽天家だな。藤倉さんがさっき言った意味が分

かったよ。アハハハ。」

 「ん?何?」

 「お~い。2人とも早く来なさい。ダイニングの扉は開けたまま

にしておきなさい。」

 「は~い、先生。」


 俺たちが和室へ向かおうとした時、目の前を黒い布と目が横切っ

たように感じた。いや、見てしまった。ん?今のは一緒に入って来

た2つの“霊”のひとつだな。いや、1人と言った方が良さそうだ。

・・・えっ、その後に白い布のようなモノもそれを追いかけるよう

に横切ったようだ。あ~ぁ、その勢いのためか、影たちが一斉に散

ってしまった。

 あっ。東山さんの携帯電話が鳴った。マナーモードにしていなか

ったのかぁ。なんか、ニコニコしながら話しているようだ。


 「はい、わかりました。じゃ、藤倉さんと相談した上、お伺いさ

せていただきます。少々お待ちください。」

 「藤倉さん。今、不動産屋から連絡が入っているんですが、前に

言っていた丈夫な床材が見つかったらしいんです。なにか、公民館

で体育館としても使用していたようですが・・・」

 「そっか。じゃ、東山さんはそっちへ行って物件の明細を確認し

てくれるかな。ここは、4人でやれるし、お昼には助っ人が来るか

らね。」

 「は~い、わかりました。じゃ、さっそく行って来ます。どうや

らここに近いようですから・」

 「お待たせいたしました。今からその物件を観させて頂けますか?

・・・はい、了解です。じゃ、現地で待ち合わせましょう。」


 と言いながら、東山さんは何か嬉しそうに見えるな。確かに、こ

の不気味な家に居るよりは違う物件の方が気分が楽だよね。でも、

そっちの方も同じだったりしてね。エヘへ。


 「じゃ、瀬山先生。それに、山川くんに黒川くん、ここで俺は失

礼します。頑張って下さい。エヘへへ。」


 あ~ぁ。サッサと言ってしまった。よほどここが怖かったのかな

ぁ~。


 「それじゃ、お昼までにこの和室と奥の部屋や中庭を観ましょう

か。」

 「そうですね、瀬山先生。アレ?黒川くんはどうかしたのかな。」

 「いえ、さっき、黒と白の布のようなモノが目の前を通り過ぎて、

あの影が一斉に逃げたように感じたのでその行方を確認しようかと

・・・」

 「そっか。でも、それはやめた方が良さそうだよ。ほら、あれを

見て。」


 藤倉さんが指さす方を見ると、和室の隅に大きな黒い影の固まり

が居た。何やらうごめいているように感じる。そっか、さっき逃げ

た影たちがそこに集まっているんだ。どうやら、今の黒と白の“霊”

のようなモノに対してかなり怯えているような気がする。


 「そうですね。藤倉さんの言う通りであまり詮索しない方が良さ

そうです。やめておきましょう。」

 {ん?何?なんのお話し?おじさんと黒川は何を見ているの?}

 「アハ。山川には見えないよな。お前が見てしまうと、またパニ

ックになりそうだ。アハハハ。」

 「優司。早く撮って、寸法をチェックしておけよ。それに、向こ

うの中庭も撮っておいてね。」

 「は~い。何か2人の秘密っぽいなぁ~。

 あっ、先生、中庭の写真を撮りますから、ちょっと横に外してく

ださい。そそ、そこでいいですよ。・・・良い庭だなぁ~。苔がす

ごく綺麗だね。」

 「うん、そうだね。」


 と言いながら、瀬山先生は山川の後ろから声をかけた。


 「えっ・・・先生は俺の後ろに居たのですか?・・・じゃ、さっ

きのレンズを通してみたモノは何?いや、誰?・・・え~ぇ、俺も

見ちゃったのかな。」

 「アハハハ。お前も、俺や藤倉さんの仲間入りだな。霊感を鍛え

なくっちゃな。」

 「いやだよ。そんな力遠慮するよ。今のは見なかったことにしよ

う。うん、見なかった。」


 山川。もう遅いぞ。お前には沢山の影が着いているぞ。小さいの

や大きいのがね。かなり、お前のことが気に入ったようだな。そう

いえば、庭の“黒龍神”と彫られた石碑を最初に動かしたのは山川

だったな。やっぱり、とりつかれているようだ。しかし、この畳は

長い間、敷かれていたはずなのに綺麗だ。触っても気持ちが良いな。

何故?


 「こんちわ~。誰か居ませんか~。藤倉さ~ん。」

 「おっ、お昼が来たか。アハハ。こっちだよ、西脇さん。その土

間に向かって右側の部屋に居るから来てくれるかな。」


 ん?誰か来たようだね。しかし、大きい声だ。お昼と言っていた

けれど・・・腹減った~。

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