思考のショートカット化が招くWebコンテンツの未来と「小説」の消滅

Webコンテンツを毎日適当にさばく、ということが当たり前と
なった昨今では、Webで書かれる小説もそうでないと読まれず
評価もされないという現実。そしてキーボード操作になれて
しまったがために字を書くことや漢字すら忘れてしまった
現代人の脳ミソ(私自身の実話;;)みたいなことが今の読者にも
起こっている。要するに知能を持った人としての退化。そして
想像力の欠如です。こういうWebにおけるショートカット現象が
何をもたらすのかというと、かねてからあった文化そのものの
消失(いや、ある意味では不可思議な進化?かも)でしょうか。

作者様の提案するカクヨムでの「毎日短編お題」は十二分にやる価値が
ありますね!要するにいつぞやのイベント、カクヨムミーティングの
恒久的Web版。それに漏れなく編集者のレビューが付くなんて作者が
殺到すること間違いなし!面白い作家はこれで伸びていくし、才能の
発掘も同時にできます。レビュアーランキングは某amazonを引き合い
に出すまでもなく、これも一度やってみる価値はありそうですね。

なろうテンプレで作ってまで人気作家になりたいとは思わない。
そういう奇特な方も自身を含め多数いると思うのですが、本来の
「小説」の存続や読み手の想像力そのものを矯正でもしてでも何とか
したいとは考えるものの時代の加速度には太刀打ちできない現実が……。
本自体が消える?そこまでいかずとも読書体験そのものを持たない世代――?
20年後くらいの未来を考えると、ちょっと怖いですね。

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