春信

 毎月のシフトを組むに当たって、二週連続で水曜日がお休みである、というのは、実はわたしにとっては、結構珍しいことだ。

 というのも、普段からお休みは中日も曜日も、何かとランダムになりがちだからで。

 特に毎週決まった予定が必ず入っている、というわけではないから、交代して、というお願いには、連勤の就業規定にかからない限り、たいていは受けることにしている。

 加えて今年は、翌日、つまり三月二十一日が春分の日で祝日だ。その辺りでできるだけ連休にしたいと狙って計画的に組む方などがいるから、こういう結果になって。

 それは本当に、今までは何か困るわけではないし、全く構わなかったのだけれど。

 「……なんで今日、しろくろ、定休日なんだろう」

 家から徒歩三分の、毎朝通勤でお世話になっている、市営のバス停。

 決して広くはないけれど、きちんと雨除けにはなってくれる屋根の下に立ち、他に誰もいないのをいいことに、わたしはそんなどうにもならないことを、ぽつりと呟いていた。

 土曜日の夜、店長さんから連絡が来て、はっきりと会いたい旨を告げられて。

 自分でも、嫌になるほどに動揺してしまって、しばらく動くことも出来なくて、あんな遅い時間なのに、千穂にメールを送ってしまって。

 彼女に静かに諭されて、どうしたいのかということだけはとうに心に決まっていたのに、何も出来ずにいた背中をそっと押して貰って、なんとか返事を出したのだが、


 ……だめ、考えるだけで、落ち着かない。


 ふとしたことで揺らぐ気持ちをなんとか抑えて、わたしは顔を俯けた。

 まだ、怖さがない、とは言えない。

 それでも、何故、をきちんと聞くまでは、逃げたりしないと決めたのだから。

 定休日なのでいつでもいいですから、と言ってくださった店長さんに甘えて、猫たちのお世話とお店の掃除などが済んで、一息ついた頃でいかがでしょうか、と申し出たところ、最終的に約束の時間は、午前十一時になって。

 時間的には、早過ぎもせず遅過ぎもせず、余裕もある。だけど、その余裕が、辛くて。

 衝動のままに早く出てしまおうか、と思ったものの、どこにいたとしても騒ぐ胸の内が静まるわけでもない。だから、絶対に遅れないように、ということだけを心に刻みつつ、じっと時が迫るのを、ひたすらに自室で待っていたのだ。

 ほどなく縦に長い直方体のバス停、その上部に設置されているスピーカーから、車両の接近を知らせる音声が流れ始めた。

 徐々に近付いてくる、白に水が流れるような三本のブルーのラインの入った車体に目をやりながら、あまり乗らない時間帯だけに、席、空いてるかな、と少し心配になる。

 そうこうしているうちに、バスが止まり、チャイムとともにスライド扉が開く。

 幸い、ほぼ満員の出勤時間とは違い、座席は七割方空いていた。すんなりと狙っていた、進行方向に向かって左手の窓際、というポジションを確保できて、ほっと息をつく。

 いつもの朝は、通勤ラッシュ、と言ってもいい混み具合なので、まず座席に座れること自体がないから、ずっと立ったままで吊り革か手すりに掴まっている。だから、こうしていると、視線の高さが異なるせいか、窓から見える風景もどこか新鮮に映る。

 せっかくだから、この席についてみよう、と考えたのは、ここなら、駅までの途上で、店長さんの家が見えるからだ。我ながら変な話だとは思うけれど、ご本人と顔を合わせる前の準備運動というか、そんな気持ちで。

 あの雪の日以降、外を見ていると、早番の時限定、しかもごく稀にだけれど、庭を掃除している姿だとか、生垣に水をあげているところだとかが垣間見えていたのだ。

 でも、ここ数日は、意識的に右側に寄って、うっかり見てしまわないようにしていた。

 もっとも、今の時間ならもう、とっくにしろくろに向かわれているはずだから、あまり気にしなくてもいいのだけれど。

 と、膝に置いていた鞄の中から、小さな震えが肌に届いて、いったい誰だろう、と思いながらスマホを取り出す。

 送ってきそうな心当たりのある皆は、普通に仕事中のはずなんだけど、と思いながらも液晶に触れ、メールを開いてみると、



 From:津田くん

 Title:おはようございます!


 朝からうちのフロア、ミニ会議だったんで、

 会議室から帰るすきにこれ打ってまう。

 景気づけに、秘蔵のねこ画像送っときますから、

 元気出してください!

 

 あ、チーフにバレたのでそれじゃま



 ……なんだか、今、きっと池内さんとチーフにはたかれているような気がする。

 微妙な誤字脱字に、思わず口元を緩めつつ、画像を見てみようとスクロールさせると、すぐに目に入ってきたものに、心臓が跳ねる。

 確かに、猫たちの画像であることは間違いないのだけれど、メインになっているのは、見紛えようもなく店長さんだった。しかも、これはどう見ても、しろくろの中だ。

 白玉の長い毛を、専用のブラシで梳いてあげているその横に、まるで順番待ちのように、カネルとクロエがお行儀よく座って、並んでいて。

 どこかうっとりとして気持ち良さそうに目を細めている彼女とは対照的に、少しばかり困ったような店長さんの表情を見ていると、ふいにつん、と目の奥が熱くなる。


 凄く、会いたい。


 ずっと我慢していたものが溢れ出しそうになって、慌てて瞼をしばたたかせる。いくら周りに乗客が少ないとはいえ、いきなり泣き出すなどもってのほかだ。

 それに、こんなことでうろたえていたら、伝えたいことも伝えられなくなりそうで。

 しばらく、上を向いてみたり深呼吸をしてみたりと、以前に何かで読んだ方法を試してみているうちに、気付けば、バスは緩やかなカーブに差し掛かっていた。

 ここを越えれば、駅が見えてくるのももうすぐだ。これだけ大きな車体だとは思えないほどの滑らかな動きで、人も自転車もよく通る道を、ためらいなく走ってゆくさまを見て いると、ふっと視界が開けた。

 雲一つなく、綺麗に晴れた空から届く日差しの下には、蛇行しながら駅に続く坂道と、それから、駅舎周辺の見慣れた街並みが広がっている。

 丁度、スピードを落としながらホームに入ってきた普通列車の動きを追うように視線を動かしながら、もうすぐ店長さんの家だ、と身構えていると、目の端を、どこか見覚えのある色がかすめて、わたしは顔を向けた。

 緩い勾配の終点に当たる、三叉路。左手に伸びている上り坂は住宅地へ、右手は急坂を経て駅へと下っていき、乗っているバスは、もちろんそちらへと向かっている。

 その行く先に設けられた横断歩道を、右から左へと横切って行くのは、空色の自転車で。

 「……店長さん」

 坂の上から吹き付ける風に、前を開けたフード付きのカーキ色のコートがはためいて、ボーダーのシャツが覗いている。もう、絶対、間違いない。

 でも、どうして、ここに。

 疑問を解くすべもないまま、バスは見る間に坂を下りていく。瞬く間に店長さんの家の前を過ぎ、横断歩道の少し手前で、信号がぱっと赤から青に変わって。

 既に渡り終えていた店長さんが、迫る大きな車体を避けるように、ゆっくりと弧を描きながら歩道で止まろうとした時、窓に張り付くようにしていたわたしと、目が合って。

 

 大きく目を見張って、呼ぶように、唇が動いて。

 それから、急激に向きを変えようとして、自転車ごと派手に倒れたのが、見えて。


 「店長さん!あの、降ります!次降りますから!」

 あまりのことに、降車ボタンを押すのも忘れてわたしは叫ぶと、走行中だというのに、席から立ち上がるなり、揺れる車内を突っ切って、運転席近くまで駆け寄ってしまった。

 運が良かったのは、次がすぐ傍の病院前の停留所だったことだ。他にも降りる方がいて、幸いすんなりと止まってくれた。ごめんなさい、と頭を下げて、運転手さんに謝りながら定期を通し、慌ててバスから降りる。

 きつい傾斜の歩道を駆け上がりながら、まだ倒れたままの空色の自転車の横で、やっとアスファルトに手をついて、身を起こそうとしている店長さんの姿が見えた。

 なんとか三叉路に辿り着いて、車が来ないか左右を見渡してから、勢いのままに道路を渡って、走り寄って。

 「店長、さん、怪我、とかは」

 情けないことにすっかり息を弾ませているわたしを、ようやく立ち上がった店長さんは、まるで本物か、と確かめたいかのように、しばらくじっと眺めていたけれど、

 「……中屋さん」

 何か、突然腑に落ちた様子で、わたしの名を呼んだ。

 途端に、こらえていた色々なことが、ふつりと糸が切れたように解けだして。

 「……ずっと、大事で。ちゃんと、そう言おうって、思ってたのに」

 射抜くようなあの瞳と、捕らえられたら逃げ出せなくなりそうな声が、怖くて。

 それでも、あの時の問いの答えは、結局、何も変わることはなくて。

 「怖かった、けど、こんなことで会えなくなるの、嫌だって、だから」

 思いのままに零れていた言葉が途切れて、声が出なくなる。その代わりというように、手を伸ばして、コートの端をぎゅっと掴むと、きっと店長さんを見上げる。


 「店長さんのことが、好きです」


 迷いも何もかも、揺らいでいたものを全部、捨ててしまって。

 ひとつだけ残った言葉を、ただ真っ直ぐに届くように、伝えて。


 どうしようもなく声が震えたけれど、万に一つも間違えることのないよう、はっきりとそう言い切る。と、店長さんはしばし微動だにせず、されるままになっていて。

 「……先に、全部言われた……」

 ぽつりとそう言って、あー、もう、と嘆声を上げながら俯いたきり、酷く長い息を吐き出してから、やがて、ゆっくりと顔を上げてきた。

 一瞬、照れたような瞳に浮かんだ、言いようのない表情を向けられて、胸が騒ぐ。

 と、店長さんは、コートを掴んでいたわたしの手を取って、軽く握り込んでしまうと、そのまま胸元に引き寄せた。

 その動きにつれて、一足前へと踏み出すと、空いた腕がするりと、背中に回されて。


 「怖がらせて、ごめん。俺も、一花さんのこと、好きだから」


 耳に届いた言葉に、きりがないほど考え続けていた、『もしかしたら』がふっと消えて。

 髪を撫でてくる優しい手の感触と、きつく巻き付けられた腕が伝えてくる熱の他には、何も感じられなくなって。

 「……ごめん、また、泣かせて」

 くぐもった声でそう言われるまで、自分がどうなっているのかさえ、気付いていなくて。

 揺らめく視界の中を、手探りのように腕を伸ばして、店長さんにぎゅっとしがみつくと、その胸に顔を押し付けたまま、わたしはひとしきり泣きじゃくってしまった。



 干からびてしまうのではないか、と危ぶむほどに、我がことながらたくさん泣いて。

 「……一花さん、そろそろ、顔見せてくれても」

 「だめです。まだ腫れてます」

 そのしばらくの後、店長さんのお家の、リビング。

 長いグレーのソファの左端に掛けたわたしは、保冷剤を挟んだタオルを閉じた目の上に当てて俯いたまま、間髪入れずにそう返していた。もう、このやりとりも、実は三度目だ。

 あの後、かなり時間はかかってしまったけれど、泣き止むまで、ずっとあのままで。

 撫でられ宥められながらも、自転車を引き起こした店長さんに手を引かれて、なんとかお家まで辿り着いて。

 コーヒー淹れるから、顔洗ってきなさい、と促されて、大人しく洗面所に行ってみれば、もう愕然とするしかなかった。

 当然の結果として、お化粧はことごとく崩れ、こすってしまった瞼は驚くほどに腫れて、とても人様には見せられないような姿になってしまっていたのだ。

 引き換えに、今までにないくらい泣いたせいで、気持ちはかなり落ち着いたけれど、

 ……もう、絶対、あの辺り、歩けない。

 冷静になってみれば、最初から最後まで、とんでもないことしかしていない。

 心配で仕方がなかったとはいえ、駆けつけるなり、何もかもをぶつけてしまった上に、往来だというのに、人目をはばかる余裕すらなくて。

 色々なことがないまざって、ひたすらに沈んでしまうばかりでいると、ふいにぽん、と頭に手が乗せられて、

 「俺はいいけど、それだとずっとここにいることになるよ。せっかく休みなのに」

 ゆっくりと、まるで猫たちにそうしているかのような調子で、優しく撫でてくる。

 「もう、昼過ぎたし。それに、猫どもにも会いたいんじゃないの?」

 「……会いたい、です」

 与えられる心地よさに、なんとなく白玉の気持ちが分かるような気がする、などと考えながら、そっとタオルを離して、目の周りを指先で触ってみる。

 かなりおさまってきたかな、とおそるおそる顔を上げてみると、待ち構えていたように店長さんが視線を合わせてきて、小さく笑って。

 「大丈夫、ちゃんと、可愛いから」

 ……この人は、いったい、わたしをどうしたいんだろうか。

 顔に血が上る音が聞こえそうなほど、一言のうちに赤面させた張本人はといえば、何かいつになく上機嫌な様子で、しきりに髪を撫で続けていて。

 「て、店長さん、もしかして猫の皮、取れちゃったんですか?」

 好きでいてくれている、ということは、もう十分なほどに分かっているのだけれど。

 豹変と言ってもいいレベルで、こんなに甘い表情を見せてこられてしまっては、まるで、対千穂モードの津田くんが乗り移ったんじゃないか、などと思うほどで。

 そう言うと、店長さんは眉を上げて、それから、照れたように自身の頬を撫でた。

 「被ってる意識はなかったけど、そうかもなあ……自分でも、これだけ嫉妬深いとか、思ったこともなかったし」

 「……萩原さんのことですか」

 「そう。話、聞いた?」

 「詳しくは……ただ、誤解があったらしい、って」

 店長さんからのメールの後、千穂を通じてそれだけを聞いて、気持ちが固まったのだ。

 もし、すれ違っているだけなのなら、もう一度確かめたい、と思って。

 それを聞いて、店長さんは苦笑を漏らすと、

 「いや、誤解どころか、単なる俺の暴走。まあ、萩原さんも結構意図的にからかってた部分はある、って言ってたけど、だからってそれが言い訳になるわけじゃないし」

 そう言葉を切って、眉を寄せてから、しばし、わたしをじっと見つめて。

 探るように手を伸ばして、頬に触れてこようとするのに、思わず身を固くしていると、店長さんは動きを止めて、やや不安げな面持ちで尋ねてきた。

 「やっぱり、怖い?」

 「あ、いえ、あの、そういうわけじゃなくて、ええと」

 そう聞かれて、わたしはすっかり慌ててしまった。もう、絶対に思い違いなどをさせてしまってはいけないから、素直に伝えないと、と焦りつつも、懸命に言葉を探す。

 「ただ単に、とてつもなく照れてしまうだけで。それに、店長さん、話し方も変わって、いきなりでなんだか心臓に悪いし、あと、名前、とかも……」

 そこまで言ってしまってから、わたしはあることに気が付いた。

 

 ……『一花さん』って。


 そのことを意識した途端、つい先程、店長さんに言われたことまで思い出してしまって。

 「あの、店長さん、呼び方、変わって」

 混乱のあまり、何やら片言のようになってしまったわたしの様子に、店長さんは、軽く目を見張って。

 それから、喉を震わせるようにして、笑って。

 何気ない感じで、両の腕を伸ばしてくると、くるみ込むように抱きすくめてきた。

 抵抗も出来ないうちに、わたしの肩に額を乗せてしまうと、まだ笑い続けていて、

 「いや、ごめん、今やっと気付いたとか……なんか、可愛いなって」

 「店長さん!だ、だって、さっきまで、それどころじゃなくて!」

 むしろ、今だってそれどころではない気は、するけれど。

 我に返って、じたばたと身じろぎをしても、やんわりと逃げられないくらいの力加減で、しっかりと捕まえられているのに、どうしたものかと思案していると、

 「……一花さん」

 突然、耳元で名を呼ばれて、びくりと身を震わせる。

 熱の篭った声音に、絡みつかれたように動けなくなっていると、腕がそっと解かれて、もたれかかっていた身体が、離れていって。

 それを追うように見上げた頬に、大きな手が添えられて、ほんの少しだけ上向かされて。

 見つめてくる瞳が、どこか切なげに細められるのに、応じるように瞼を伏せる。

 と、頬に、それから、唇に、優しく熱が落とされて。

 自身よりも高い体温に、何もかもを包まれて、繰り返されるままにそうしていたけれど、

 「……あ」

 ふいに、小さく、焦りを帯びた声が上がって、わたしは瞼を上げた。

 と、間近に映った店長さんの頬が、目に見えて赤くなっていて。

 横を向いている、その視線の先を伝ってみると、すぐに理由が分かった。

 ソファの前、庭に向かって設けられている、大きな掃き出し窓。もちろん、カーテンは掛けてあるけれど、なんと、実に綺麗に左右に寄せられたままで。

 「て、店長さん!閉めましょう、今すぐ!」

 「いや、今から閉めても手遅れだと思うよ」

 「む、無駄にはならないです!いずれ夜には閉めるわけですし!」

 妙に冷静に返してきた店長さんに、つじつまが合っているような、いないようなことを返しつつ、わたしは泣いてしまいたい気になっていた。

 だって、庭と、その向こうに生け垣があるとはいえ、凄く高いという訳ではなくて。

 実際、坂の上から降りてくる人の姿が、エスカレーターに乗っているように動いていくのが見えて、訴えるように店長さんを見上げると、さすがに困ったように、笑って。

 「ごめん、言う通りにします。お詫びに、なんでも好きなもの奢るから」

 「え、あの、そういうつもりで言ったわけでは」

 「こっちがそうしたいだけだから。けど、もし気にしてくれるんだったら」

 そう言いながら身をほどくと、何故か、わたしの両の手をひょい、と取り上げて。


 「俺もいい加減『店長さん』は卒業したいんですけど、いかがですか?」


 ……確かに、こんな風なのに、その呼称はどうか、とは思うけれど。

 「あ、ちなみに、『日置さん』は却下の方向で」

 最初の一文字を口にする前に、笑いながらもさらりと、先手を打たれてしまって。

 途端に言葉に詰まった、わたしの頭を一撫ですると、いかにも機嫌良さげな足取りで、窓の方へと向かっていってしまった。



 その後、一日を終えるまで、ずっと二人で一緒に過ごして。

 人が人の名を呼ぶ機会というのは、なんて多いんだろう、とあらためて認識させられてしまった。……そして、わたるさん、なかなかに意地悪だ。

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