七つ目 憲法改正はどうなのでしょう。

 タイトルである「人間相互の関係を支配する崇高な思想」とは、日本国憲法の前文に書いてあることばです。

 さて、思春期にもなると段々政治に口を出して見たくなってしまう年頃です。

 クラスでは数人が政治について、したり顔で語ります。

 童貞を卒業してるあいつもその一人です。

 彼は私に「俺は憲法改正に賛成だ」と言いました。

 それから、きれい事だの、命が危険だの、賛成の理由を長々と語りました。

 いつかは変えなくてはならないんだとか、未来のことまで考えて利口なことです。リア充の癖に。


 それに対して、眉毛ソリジャーは「憲法改正はしなくても良い」と答えました。

 こんなに良い憲法をどうして変えるのだと、こちらも長々と語りました。

 そう言うことは眉毛を生やしてから言うべきです。


 さて、ここで私の意見をお伝えしましょう。

 私は、憲法改正は~、正直どうでも良いです。

 どちらにせお、日本はそろそろ壊れそうですので、私はかねてから「大人になったらデンマークに移住しよう」と考えていたのです。

 さらば、崩壊寸前の日本、亡命する私をゆるしてくれ。


 今日は、どうでも良い意見を聞いてくれて、ありがとう。

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