実は御伽噺の登場人物には末裔がいます

御伽術師、まずはこの響き。
御伽術師って何?錬金術師みたいな感じ?等価交換するの?と、ワクワクとドキドキを感じずにはいられません。

そして本編。
花咲か爺さんの末裔!?
花葬り!?
この発想力、すでに私の心は物語の中へ。

架空の職業を題材にしながらも、商業作品のお仕事小説に引けを取らない、いや、それ以上のリーダビリティ。
お見事です。

少年少女の成長、淡い恋愛模様、少しだけファンタジックな能力というような少年マンガ的な要素はもちろん、生き物の死という重いテーマも、上手く未来への希望を感じさせるようにまとめあげた上で、この作品の中に凝縮されています。

終盤は号泣間違いなしの素晴らしい展開。
だって、あんなのずるい。絶対泣いちゃう。

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