死に至った人間の灰を、花に転化させる。そこには、遺された人たちの思いがこめられる。話の最後に咲かせたカーネーション、見事でした。
pixivカゲロウプロジェクトにて受賞。カゲロウデイズ ノベルアンソロジーIIの執筆陣に名を連ねる(‐anotherdaze‐もう一つのカゲロウ)。 電子書籍…
優しくて温かい、珠玉の現代ファンタジー。御伽術師という惹かれるワード、青春×和ファンタジーというキャッチフレーズに心くすぐられて読み始めれば、想像以上に読み応えある素敵な世界が待っていました。…続きを読む
主人公の灰慈は、お伽話で有名な花咲か爺さんの『灰を花に変える』力の持主です。この物語は彼が日常の中で、自分の見た目や能力のありかたに悩み、惑い、そしてそれらを乗り越えて再び自分の道を確固たるもの…続きを読む
物語としてきれいにまとまっていて、最後のシーンは非常に美しい。花で彩る「話」を作れる作者こそ「花師」なのかもしれません。
本当に普通の日常。 嫌な奴もいるけれど、人類の敵ってほどではない。 そんな中でも葛藤があって、一歩ずつ前に進んでいく。 個人的には灰慈にはツヅラとくっついてほしかったです。
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