第20話 いよいよ……?

ダイヤを4つ手に入れた。

もう行くっきゃないでしょ、あそこへ。


ネザー( ̄∇ ̄)!!


そう、いよいよネザーへ行く日がやってきた!

そのための下準備は完璧だ。


「お前、ホントにネザーなんかに行けるのか?」とお思いでしょうが、ダイヤを手に入れてから私は変わった。

なんと、夜中にちょっとだけ戦う練習をしていたのだ!

さらに弓の練習もちょっとだけしてたのだ!


長い長い作業に終わりを告げて、旅立つ時が来た!(要するに飽きただけ)


※マイクラを知らない人への雑な説明。

ネザー:マグマの海がある裏世界。ベッドに寝ると何故か爆発する場所。

エンチャント台:剣や防具に耐久力とか色々付ける為に必要。

黒曜石:ネザーに行くゲートを作るのに必要なブロック。



ダイヤ4つのうち1つはエンチャント台に使い、これで鉄の剣と防具を強くする。残り3つでダイヤのツルハシを作る。さらに拠点近くにあったマグマだまりに水を流し込み、黒曜石を作ってダイヤツルハシで掘る。


完璧だ( ̄ー ̄)ニヤリ


景気づけとして、夜中に狩りに行く。

やっぱエンチャントした防具は強いね。それなりに戦えたよそれなりに。


ってなことで、ネザーゲート作成を結構。

場所は色々考えた末、拠点の地下に掘った穴にした。あそこならネザーに行きやすいし、2重扉にしてあるので防犯もバッチリ。


装備品等々は、エンチャントした剣、防具、鉄のツルハシ、食料沢山、弓と矢、黒曜石、火打ち石。


完璧だ( ̄ー ̄)ニヤリ


さっそく地下で黒曜石をゲート型に積み上げる。

その真ん中に火打ち石で着火。

途端現れる禍々しい紫色の入口。

聞こえてくる怪しげな音。


「あ、でもいきなりガストが現れたイヤだなぁ……」


若干逃げ腰の私。


でも決意は揺るがない(作業が飽きちゃってたんで)

いざ進まん、異世界へ!!


恐る恐る中へ足を踏み入れる。

ゆらゆらと画面が揺れて、やがて到着したネザーは……。


「なにここ、超狭くね!?」


これが最初の感想。

そうなのです。超狭い空間だったんです。下はマグマが大量にあり、天井は驚くほど低い。上に行けそうな場所からはマグマが大量に流れ込んでいる。


自分のいる場所から半径15ブロックぐらいしか歩けない状況。

ゾンビピッグマンことブッキーさん(と私が勝手に命名)すらいない。


いくら何でもこれはない、私に決意を返せ!!

と思いつつも、もしかして壁を掘ればどっかに出られるのかもと、まずは右側の壁を掘ってみる。10ブロックほど掘ったところでマグマが流れ込んでくる。慌てて塞き止め、もう一度掘っても同じ。左側の壁を掘ってみるものの同じ状況。

まさかと思って天井を掘ってみると、ドヒャーっとマグマが(>_<)

マグマが貯まってる場所まで下りていくと、地の底である岩盤が露出してる。


「まさかと思うけど、マグマの海のその下に出ちゃった……?」


上から流れ込んでくるマグマの横を怖々掘って、上にちょっとだけ昇ってみると、どうやらそんな状況らしい景色が見えた。


(;^ω^)うわ、つまんね、マジかよ。


こうして初ネザーの旅は終了。


後日談?として、再チャレンジで地上で一度ゲートを開いてみたけど、同じところに出てしまった。ネザーゲートって近い場所で開くと同じところにリンクしちゃうらしいというのはあとで知った事実。


そしてこの失敗が、その後の私の運命を変える。


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