世界を揺るがす陰謀などとは無縁、血しぶき飛び交うようなアクションとも無縁。なのに、こんなにも面白い。主人公が魅力的で、最初から最後までテンポよく楽しめた作品でした。このエピソードはしっかりと完結し、読後感も爽やかでありながら主人公の過去など気になる伏線がたっぷり残ってるので、これからの彼の活躍に期待しています。
獣の頭の探偵と聞いて、これはとある往年の傑作の再来、とんでもなくハードボイルドな内容に違いないと思って、私はこの作品を開きました。……気が付けば読み終わっておりました。そうして、胸の内に去来し…続きを読む
いつまでもいつまでも、この世界観に耽溺していたい。読み終わる前から、まだ物語が動き始めた序盤のうちから、そんな思考が渦巻いた。浪漫に溢れた独特の世界観、人獣たちの暗躍する息づかいが聞こえてきそ…続きを読む
おもしろかったです。読んでいて、テンションがあがりました! 伝統的なハードボイルド系探偵小説に、人獣という設定を組み合わせて、独自の世界観を作り出しています。 赫真をはじめとする登場人物も印象…続きを読む
って、まだ始まったばかりではあるんですが、文節の間から漂ってくる雰囲気にまで、完成度が滲み出るような作品です。冒頭のキャラづけがまず上手い。そして、設定に対して起こる事件がさらに上手い。こ…続きを読む
もっと見る