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目次
さくら
眠りから覚めたら
桜は散っているのに？
桜の花弁が綺麗なので
誰かを傷つける事も忘れていました。
砂時計の砂なら
とっくに落ちてしまったのに？
誰かが吐いた悪意すら 霧雨のようでした
重ねた嘘なら
重ね塗りしすぎて 意味不明なのに?
血を流した戦場の惨状すら この国では統計上の数字なのです
起きたらきっと
もう桜は散っているのに?
昔出会った 顔の無い人の事を思いだしたのです。
オブラートに言葉を包むことすら忘れていました
桜が散ったら
流した血で その木を染めましょう
誰かが吐いた痛い言葉よりも鋭利な傷口で
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