正しく弓道を描くために

弓道……なんか、かっこいいですよね。
なんとなく憧れはあるものの、今まで自分の人生の中で触れる機会がなかったので、小説内で描くのもどうやって描いていいのかわからない。

うちの小説の中にも記号的に弓道を経験していた登場人物は出てきますが、弓道のことが全然わからないので今まで具体的な描写はしてきませんでした。

でも!
これを読めば、付け焼刃だけど、なんとなく弓道の輪郭が見えてくる!
どんな動作、どんな構え方が正しいのか……なんとなくわかってくる!

そして。作者さんがチャレンジャーで、若いころ色んなことを弓道で試していらっしゃる(火矢やチャリンコに乗っての流鏑馬など)ので、その実体験からくるお話もとても興味深いです。

さらに、個人的にすごくありがたかったのが、入門者、高校生、大学生、ベテランとそれぞれの方々が使っている道具類の種類や値段を年代ごとに教えてくれていること。
大学生のトップ層の的中率はすさまじい……とか、そういう書籍などには出てこないお話です。

さぁ、みなさんもこれを読んで、自作内にかっこいい弓道男子や弓道女子を登場させようぜ!

その他のおすすめレビュー

飛野猶さんの他のおすすめレビュー353