こんなにも自分は愚かだったのかと、気付いたときには遅かった

ツラい、というかなんというか……どこか共感できる物語でした。
親友の好きな人が好きになった。でも実際に両想いになれば、それはあまりにも変わらないもので、自分にとっては興味のないものになってしまった―――
日常でもありそうな展開で読みやすかったです。もしかしたらこの主人公は、『親友の好きな人が好きになった』のではなくて、『親友と一緒にいる親友の好きな人が好きになった』のでは……と想像しています。一物書きとしての考察ではありますが。