後書き

 突然ですが…皆さんにとって『夢』とは何ですか?先ずは、皆さんの夢を思い描いて下さい。その後、私の話を聞いて下さい。

 私の夢は、自力で空を飛ぶ事です。背中から翼が生えたり、二の腕から羽が生えたりして空気抵抗を感じながら飛んだり、スーパーマンのように、重力に反しながら飛んでみるのが夢です。

 『はっ!?』と思われる事でしょう。夢と空想を履き違えるなと言いたがる事でしょう。しかし私にとって『昇進したい』とか『海外旅行に行きたい』とかは、夢ではなく『目標』です。『医者や弁護士になりたい』、『アイドルになりたい』も目標です。『大統領になりたい』すらも目標です。私は、可能性が残る希望を『目標』とし、無理だと思われる事を、『夢』だと思っています。


 幼かった頃を思い出して下さい。私が語ったものと同じような夢を、皆さんも持っていませんでしたか?持っていたなら何故、その夢は夢ではなく、空想に変わってしまったのでしょうか?いつから?何を根拠に…?疑う事も知らず、純粋に信じていた夢を、どうして空想や戯言だと定義付けてしまったのでしょうか?



 …それではもう1度、皆さんの夢を描いてみて下さい。心の中に置き去りにしていたそれを、もう1度掘り出して下さい。そして、さっきまで夢だった『目標』と比べて下さい。…目標が、とても容易いものに感じませんか?



 そして、こんな言葉をよく耳にします。


『信じれば、夢は叶う。』


 私は、本当だと思います。しかし多くの人達は現実を知らないとか、逃避していると思われる事でしょう。

 確かに、夢は叶い辛いものです。しかしその理由は、現実問題が壁として立ちはだかるからでしょうか?

 それでは、こう考える事は出来ないでしょうか?『夢が叶わないのは、現実が壁になるからではない。現実と言う壁を前に、諦めてしまったのが理由だ』と。(博之は『信じる人』になった後、順調な社会生活を送る事になります。)もう1度、幼かった頃を思い出して下さい。あの頃は、現実が壁として立ちはだかる事もなかったでしょうが、心の中に『疑心』や『否定』、『諦め』と言う気持ちもなかったはずです。全てが実現すると思い、期待に胸を弾ませていたはずです。…その気持ちは、大人になっても捨ててはなりません。

 だからどうか、夢を見続けて下さい。追い続けて下さい。現実逃避と思われる思想や行動は、人生にとって必要な一部です。ウキウキして、心に余裕も出来ます。現実に戻った時、自分の目標、またはそれに対して抱えている悩みが、小さくなった事に気付くはずです。




 最後にもう1つ…。確かに私は冒頭で、無理だと思われる事を『夢』と定義付けましたが…

 人は…本当に空を飛べないのでしょうか…?小百合は今でも、夢を追い続けています。



 下手な物語を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。




■ To ハギワラさん


 レビュー、大変感謝申し上げます。ただ、ハギワラさんが思っていたストーリーとは、違った方向に進んだと思います。(残念ながら、フォローも削除されました。^^;;;;)

 母親が幻想話に是非を言い切っていたのは、彼女の存在感を大きく見せる為のものでした。ストーリーの中心とは、全く関係がない演出です。^^;;;

 ちなみに彼女の存在は、別の物語で明らかになります。その前振りでもありました。


 思っていたものとは違う方向にストーリーが進み、ハギワラさんを失望させたと思います。それでも、1度は最後まで目を通して頂ければ幸いです。


 レビュー、本当に有難う御座いました。

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少女ドンキホーテ JUST A MAN @JUST-A-MAN

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