皆さんは中学生時代、国語や英語の辞典でエッチな単語を見つけたら蛍光ペンでマークした経験はあるでしょうかぼくはありません。
本作は最初から最後まで、下ネタに特化した魔法ややり取りが繰り広げられます。
小難しい要素は一切ありません。
なんでも下ネタに変換させる色々とアレな女神。
女子が、人目につく所に出すのは憚られるアイテムの魔法を使う巫女。
純粋無垢な妹に、絶妙な距離の幼馴染み。
彼女たちの一挙手一投足に余すところなくツッコミ続ける主人公に同情を禁じ得ません。
一話ごとの文字数もお手頃のライトな(ある意味ヘビーでディープ)ファンタジー。続編も次々展開中です。
冒険の膜……いやもとい幕は開いた!!!
……こんなレビューでいいのかなあ……(-_-)
サクサク感とテンポの良さもこちらのご作品のウリではあるのですけれども、
やっぱり一番は、世界観の中で紡がれる!? しっかりエロネタとして描かれている下ネタでしょう!
ただのエロ描写だけではないですぞ。
そして、ダジャレと言えばダジャレ。
しかしながら、その巧さ×エロであってこその下ネタファンタジー。
更には、(作中より拝借)
――夜のわたしは防御(ガード)が固いのっ!!
本編を読むと”何に”掛けているのか分かるこの一文からして、ウマいではありませんか。
ガード用品ですもんね。
また、エクスカリバーが卑猥、もとい新たなイメージで構築されるので、
今後のファンタジーがオトナチックなファンタジーに変わることでしょう。
『ご休憩』の意味が分かる大人な読者さんへ贈る作品でございます。
健全なライトファンタジーをお楽しみあれ!
タイトル通り下ネタは勿論の事、用語等も飛び交うアダルトファンタジーです!ストーリーはサクサクと展開し「ある部分」さえ除けば既存のファンタジーでも良くあるエピソードが続きます。
しかし!その「ある部分」が、既存の物とは全く違う物へと変質者……もとい変質させているのです!
また非常にダジャレが多く、作者様が如何にボキャブラリー豊富で且つ上手くダジャレを作り出しているのかが伺えます!
一話ごとの話も短く、テンポよく読める所は流石と思いました。正しくWEB小説の王道ではないかと感嘆しました!
序盤からニヤリと笑わせてくれるやり取りなどは、流石の一言です!
下ネタ異世界もの。そんなジャンルがあるのか自分は知らないが、この作品はその地を開拓している。
小気味よいテンポで進むストーリーは、四コマ感覚で時間を見つけたときにさらっと読める。キャラもイクイク……もとい、イキイキとしていてカケアイが楽しい。そして、発想力と言葉選び、下ネタの挟み方にセンスを感じて感じて……ぃひぐぅ……感じまくってしまった。
(実は先に)下ネタ異世界ものを書いていた身としては、「私は絶対に先輩の身を譲るつもりはな……んほぉおおぉぉおおおお!」と、即堕ちせずにはいられない作品である。読み終わったあとでは「けしからん! もっと犯れ!」……という尊敬の気持ちでいっぱいだ。
下ネタを不快に感じない方は、ぜひ手に取って読んでみてほしい。
異世界転生モノのテンプレに下ネタぶちこんでみましたという感じの作品。
正直、ストーリーはご都合主義ですね。お約束の域を出ていません。
この作品のウリである下ネタを活かすためにあえてそうしたんでしょう。
おかげで下ネタがキレッキレです。
まずは、レビューのタイトルにもしましたが、その言葉選び。
なんですか、「尻の穴に十円玉」「夜のわたしは防御が固いのっ!!」「あばずれザル」。
こんなん異世界転生ファンタジーに引っ張ってこれるんだから作者さんはすごい。
伝説の剣や回復薬が大人のおもちゃなのは、まぁお約束。
ですが、その副作用やら使い方やらちゃんと考えてたりする所に、インパクト勝負だけではない作りこみが見えます。
あと、タン○ンとオ○ホをマジックアイテムとして使うとか。
流石にこれは初めてみたかも。
ギャグに加えて、エロに対する豊富な知識も素晴らしい。
ローションって薄めて使うものなんですね、知りませんでした。
ただ、ここはよい子が見るサイト、カクヨム。
やはり地上波で流せるレベルまでしかはっちゃけ切れてないのかなというところが残念。
できればもう少し、きわどいネタが見たかった。
現在続編連載中とのこと。
また時期みて読みますが、変わらぬはっちゃけぶりを期待しております。