《最終回》感想書くマンはクールに去るぜ


 終 わ り ま し た 。


ゴールデンウィーク期間に募集した感想依頼、約60作品以上、その全てに感想を書き終えることができました。

最後までローテンションを貫いた第3回。お久しぶりです及川シノンです。死因が読書となることなく、無事に生きて今日を迎えることができました。


思えばこの感想書きます企画、カクヨムが開始した3月から数えて、半年にも渡ってダラダラと続けてしまいました。まぁ後半はリアルが忙しくなって、読んでない期間が多かったんですけどね……。

しかしこの半年、様々なことがありました。紆余曲折波乱万丈七転八倒くらいありました。


誰かにとって僕は「自分の作品に感想を書いてくれる良い人」だったかもしれません。もしくは逆に、「見返りの星欲しさにパフォーマンスしてるだけのクズ」だったかもしれません。


ですが、そんな事はどうだって良いのです。


誰かにとっては一生忘れられない名作でも、別の誰かにとっては読んだ時間を返して欲しいほどの駄作だった。人間の評価なんてそんなものです。絶対的な面白さや、揺るがない評価なんてものは存在しません。人に対しても作品に対しても、一律に同じ評価になることなど有り得ません。

仮にカクヨムでは一番読まれている作品でも、いざ世間に出してみれば見向きもされない。あるいは、カクヨムでは全然読まれなかったのに、他のサイトでは絶賛を受けた。そういうことだって起こり得るのです。

ちなみに私はどっちのパターンも経験しています(トラウマ)。


ですからカクヨムで星が少なくても、感想が貰えずとも落ち込むことはないのです。……とは言っても、気にしてしまうのが物書きのサガ。

不定形で不安定で、いつかき消えるかもわからない『評価』というものを頼りに、真っ暗闇の海を泳いでいくようなものです。作品を書くというのは。

しかしそこに快楽を見出し、大変でも辛くともやめることができないのが、我々のような人種だと思います。


この企画は、そんな愛すべきバカヤロウ達にとっての灯台の一つとして、あるいは進むべき道を少しだけ照らせる篝火の一つになれば良いなと思って始めました。


しかし私の評価もただの『感想』の一つです。私が高評価してもそれが万人受けする保証となるわけでもないし、私が微妙に感じても、既に絶賛されていることだってあります。

結局そんなもんです。気負うことはないのです。

進むも退くも、評価を気にするも気にしないも、媚びても媚びずとも、この『ネット小説』という広すぎる海では全てが自由です。


……なんか話が無駄に壮大になりすぎた感じがする。


ともかくこの半年、たくさんの物語を読んできました。そしてたくさんのことを、逆に教えて貰えました。

やっぱり自分は物語を読むのが好きだし、書くのが好きだし、溺れて泳いで沈んで浮かび上がって、それでもまだこの航海を続けたいのだなと、改めて認識させて貰えました。


遠慮も躊躇もなく通算170件以上の依頼をブチ込んできやがったカクヨムユーザーの皆さんには最大限の感謝を、そして感想を書きに行くまで大分お待たせしてしまった方々には謝罪を、そして、共にこの暗闇の海を征く同志の皆々様に、どうか幸多からんことを。


半年間、本当にありがとうございました。第四回は未定です。やらないです。感想書くマンの看板は下ろします。ですが、より交流が活発になったサイトで、他の方々が感想を書いたり書かれたりしていくと良いなと思います。


それでも「投稿したのに読んでもらえない」といった声が大きくなった時、またいつかどこからか感想書くマンは現れるかもしれません。それが私かどうかは分かりませんけど。


今後は自分の作品を執筆することに専念します。というかそれが本業だからね……!感想企画は終わりますけど、これからも応援して頂けると、それに勝る喜びはありません。


それでは皆さんまたいつか。本当に本当にありがとうございました。


半年間、お疲れ様でしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

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帰ってきた感想書くマンがアナタの作品お読みします 及川シノン @oikawachinon

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