『生』と『死』を見つめる少年の眼差し

全てがリサイクルされる宇宙時代の、死にゆくものが最後の時を過ごすコロニー。その中で医師達と共に数少ない健康な少年、ユニの目を通して、人々の最後の時が描かれてます。
徐々に衰弱していく人々とは正反対に、鮮やかに綴られる植物や昆虫達の『生』の描写。
それらを見つめ続けるユニの視線が、とても美しく感じる物語です。