優しすぎる世界の話。

そして俺はそーいう優しい世界が大好物だ! 良かったぁー! 「俺」はいい奴! 世界がいい奴に満ちますように。

いわゆるネットスラングにおける中二病、みたいなものに罹患してもう長い俺としては、伊東デイズ氏のレビューを読んでもこの話を読むことに恐れがあった。正直言ってびびってた。俺の魂が殺されるかもしれないと思ったからだ。
でも読まない訳にはいかない。部屋の片隅でカピバラのぬいぐるみを抱いてがたがた震えながらそれでも読んだ。

……よかったー! 世界はまだ優しかった。

この物語はまごうことなくここから始まるのだ。優しくて暖かい世界がここから!

そういう訳で、魂を殺されるかもしれないと怯える君も安心してほしい。大丈夫。いい話でした。

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