セックス・フレンド

ゆり理央

プロローグ

もしも、心の通わない相手と繋がっていたいのならば、単純に体を重ねればいい。



心は嘘をつくけれど、肉体は正直だから。



無理に心を支配しようとすれば男は怯んでしまうけれど、体を支配されるのを嫌う男はいない。



それに、体が受け入れられているうちは、まだ、心に入り込む隙は十分にある。



今は体だけしか繋がることのできない関係でも、いつか、また、きっと…。

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