プロの話をタダで読めてお得でした(笑)。続編希望!

 電通の社員が自殺したこともあり、広告代理店系の仕事は「引くわあああ~~~~」て感じです。かつて中島らもさんが「広告代理店の仕事なんて半分以上が謝ること」と言ってらしたのが、ずっと頭に残ってます。文章力というより、クライアントさんとの対話力や営業力がモノを言う業種のような印象です。違いますでしょうか?
 カクヨム上位の作品がちゃんとしすぎている、という意見には異論がありますね。あくまで趣味でアップしてる「ネット同人誌」のレベルなら、そうかもしれませんが。カドカワ主催ですからね。みんな書籍化が念頭にあるわけで。一般文芸レベルからするとスカスカです。だからこそ、ラノベ作家はみんな一発屋で終わるわけです。逆に、文章力のある方は、ラノベからは去って行く。
 自分の作品を無料公開することに抵抗がある、というご意見には大いに賛同します。先にも述べたように、カドカワ主催なのが大きいでしょう。カドカワでのデビューの登竜門、とみんな思って、自分の作品をあえて無料で差し出しているわけです。まあ、趣味の人は別ですが。私が自分のエッセイでコンテスト批判してしまったのも、それが理由です。虎の子の作品を無料で公開してるのに、それがこの結果かよ! という。みんな「これからはプロになるにはネット投稿」みたいな暗示にかかってしまっているようですね。構想に数ヶ月、さらに執筆に数ヶ月。それだけの労力をかけて作ったものを、無料で読まれるんですからね。それでもコンテストが本当に公平なら、まだ納得できるんですけど。思うに、今がネット投稿の頂点のような気がします。過渡期で良くなっていく、という方もいらっしゃいますが。私は逆で、みんな夢が覚めて、衰退していくと思いますよ。作者さんの仰るとおり、質の高い作品、レベルの高い筆者ほど、自作を無料公開することに、見返りを要求しますから。そのユーザー側の当然の要求に対して、運営側が横柄な態度を示し続ける限り、投稿サイトは緩やかに衰退していくでしょう。 

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