「ブルー・エトランゼ Blue Etranger」企画書②世界観・各種設定・テーマ


【おおまかな世界観〜作品内の各種設定テーマなど】



 主人公ルカの暮らす、現実の世界である地上界=架空の19世紀末。いわゆる産業革命時代であるが、この世界で発達している蒸気機関はさらに高度化し、独自の発展を遂げている。いわゆるスチーム・パンク風の世界観であり、そうした舞台を想定。具体的に日本という国名は出てこないが、ルカの暮らす極東の島国は、船舶は勿論、飛行技術も飛行船や複葉機程度には発達している、どこかレトロな懐かしさのある世界。大英帝国が世界の中心軸にあり、オズワルドの統べる蒸気船操業社・ケペレル・インダストリー社も、そこに位置し社を構えている。




 ◆ケペレル・インダストリー**** ヴィルヘルム・F・オズワルドがC.E .Oを務める蒸気船操業社。貿易船や航海船など、世界各地に蒸気機関を駆使した蒸気船操業を大規模展開させ運営している。ケペレル=スカラベ(黄金虫=タマオシコガネ、フンコロガシ)を意味するエジプト語。天地創造の太陽神ケペルのシンボルで「生成」の意。創始者はオズワルドの父。が、オズワルドの父は養蜂家ハイデンシークとして、地上と地底界アガルタとを行き来し、暗躍する謎の人物。基本ハイデンシークは、今はケペレル社に直接関与していない模様。そしてオズワルドは……。




 ◆蒸気船**** ルカたちの乗り込む、この世界の航海船で、ルカの故郷にも頻繁に行き来している。が、その行き先は不明。ティオはミステリーツアーの船ではないかと推測している。その内の何隻かは地底界アガルタでは、蒸気機関車の姿形をした甲虫蒸気艦へと変化メタモルフォーゼする。確認されているだけで7隻の船が、地上と地底とを定期的に行きかい、地底界にてそうした変貌を遂げている。当然、蒸気機関を搭載した機関車である甲虫蒸気艦の内燃燃料が尽きれば、再び地上へ戻らなければならない。そして、その運行の真の目的とは……。




 ◆甲虫蒸気艦**** アガルタ王家や女王蜂を守護する、働き蜂7人衆「ラプト」の面々の心臓を埋め込んだ、蒸気機関車群。親ヴィマナとも呼ばれている。アガルタに輝く人工太陽の太陽(偏光)コンパスを羅針盤として利用し運行している。現在「ヴィンダリア、スカラバエウス、リンデンバウム、マグノリア、コレオプテラ、カレンデュラ、セレステラ」の7隻が稼働中。アガルタ地底界の呪われし大地を、養蜂家の定めた鉄道法令に則り縦横無尽に走るレール上を往く。奇しくも甲虫そのものの硬い装甲を施され、時に道なき道を行くときも。その運行の目的はアガルタ界の生命線である、聖なる花ラズリに関連している。先頭の機関車内には働き蜂たちの各飛行艇のヴィマナと直接交感するソーマが内蔵されており、そこに彼らの命の源とリンクする心臓も封印されている。




 ◆地底界アガルタ**** 地球内部にあるとされる異界。かなりの広大な世界が広がっているが、その入口がどこにあるかは不明(もしくは入口の場所は常に一定しておらず、蒸気船や働き蜂などの飛行マシン・ヴィマナが人工太陽の偏光コンパスを利用して行き来している)。人工太陽がその中心に浮かび、大小様々な浮島が浮遊し、その間を水の魚が泳ぐ不思議な世界。時折、ドラゴンも現れる。が、地上のその荒廃した大地には人は一切住んでおらず、ひと握りの王族の人間だけが、太陽光の十分に届く浮島にへばりつくようにして築かれた古城に暮らす。海も存在している。風光明媚だが、断崖絶壁の岩場や、草原の続く荒涼とした大地にあまり緑は見られない、奇しくも黄泉の国そのものの世界。忘れられた守り神のように、大小様々な不思議な意匠の石像があちこちに散らばり鎮座している。その悠久の大地をひた走る、ヴィンダリア号ほかの甲虫蒸気艦だけが、そこで唯一躍動する命。その世界に縦横無尽に敷かれた無限レールは、まつわる死の気配を、その硬い装甲で振い落とすかのように、そのあるじの纏う轟音が響き渡る瞬間を常に待つ。




 ◆蜜蜂【女王蜂・働き蜂】**** アガルタ界にて特殊な力を有する人種で、彼らは古来、雄蜂である古代アルザル人の王が統べる存在だったが、いつしかレコンキスタ征服者である、養蜂家が現れてからアガルタ世界は大きく変貌する。その力で宰相として君臨した養蜂家は王家の一部の人間とクーデターを起こし、ある呪いによって不老不死の身となった女王蜂の姫が巫女となり、女王蜂はアガルタの命の源である聖なる青い花の蜜を守る。そして王であった雄蜂は王家の谷に幽閉されてしまう。そして同じく養蜂家に飼われる働き蜂も命をかけて女王蜂の姫を守護するが、そこには一切の情は関与していない(……はず)。彼ら働き蜂も女王蜂同様囚われの身ではあるが、一部では、人工太陽に力を与える養蜂家の支配者としての采配を特に悪であるとは思っておらず、常に力あるものに以前と変わらぬ忠誠を誓う。



 ◆女王蜂**** 現在女王を務めるシャルロッテは二代目女王蜂(初代女王はラズワルドの母・ダイアナ)。ひときわ巨大な浮島ラピューテの城のハニカム構造をした巣房の王台にて、王家の谷に咲く聖なる花ラズリとその蜜を守り、この世界の安寧を神に祈る巫女的存在。そして未来永劫絶えることのない太陽の象徴として自ら不老不死を体現する身でもある。が、15年前、その使命から逃げ出したシャルロッテ姫は当然、罪に問われる。そして彼女を手引きし逃亡したばかりか花盗人である雄蜂の男・カウラムも……。雄蜂であったルカの父と女王蜂が別れ、そして6年。実質的にシャルロッテが失踪していた2年の間、女王蜂は新たに生まれた女王・ヘルミナシオンが務めていた。が、あくまで双子の妹の新女王は代理で、その力はシャルロッテに及ばないため、養蜂家の判断によりその罪は不問にされる。再び女王として巣房に連れ戻されるシャルロッテ。が、再び女王が不実の罪を犯したため……。ヘルミナシオンは女王の座を賭け、シャルロッテに闘いを挑む。





 ◆働き蜂**** 女王蜂の姫を護る、働き蜂7人衆で彼らはラプトと呼ばれる。養蜂家の管理下の元、アガルタ王家の巣房におけることわりにおいて、原則的にすべてをジャッジし決定する役目を与えられた働き蜂は、単なる守護的な役割とは異なり、ある意味では威圧的な存在。すなわち王家は地底界における人工太陽の仕組みを維持する生命の源である、聖なる花ラズリの花蜜を守護しているため、働き蜂は常に女王の行いを監視する(であればこそ、その働き蜂と女王蜂の恋路など、もってのほかの許されざる行為)。働き蜂7人のそれぞれの個性は、各々の母艦である甲虫蒸気艦の形状などの特徴にも反映されている。各々が聖虫の宿った飛行艇・ヴィマナ(何らかの昆虫モチーフの形をした古代の飛行メカ)を操り、地上からの闖入者スズメバチを撃退し、討伐する。人工太陽のもたらす偏光コンパスを、蜜蜂の8の字ダンスの如く一種のフォーメーションで仲間同士の情報伝達や知覚能力として使用。特に7人全員が敵を取り囲み、灼熱の炎で焼き尽くす《Barning Bee Ball(バーニング・ビー・ボール)「熱殺蜂球」》3B攻撃!の必殺技は必見。



 が、その反面、純粋に女王の守護を義務づけられた働き蜂ら面々の内面には、本来互いを信頼することで発揮される結束力が欠けており、仲間としての各々に欺瞞や軋轢が生じている。ただ彼らの生とその行動を縛るものは、硬く甲虫蒸気艦の機関車内に封じられた、自らの命を預かる己の心臓だけ……。そしてリーダーであったダリアンが女王と不実を犯したため、やがて彼らの存在意義に亀裂が走り、事実上、空中分解することに——!?




 ◆聖なる花ラズリ《ブルー・エトランゼ》**** ルカの父が「ブルー・エトランゼ」と名付けたアガルタの聖なる青い花。アガルタ王家の谷の世界樹である巨大樹のふもとに群生している。一説によると、その花の蜜(花から抽出される稀少成分)には不老不死の成分である稀少物質が含まれており、いつからかアガルタ界に紛れ込んだ地上人である養蜂家によって、その真実が暴かれる。養蜂家はそれを付け狙い、この地に足を踏み入れる欲深な者たち《スズメバチ》を働き蜂を使って討伐する。が、一方では、元は地上の人々を蒸気船に乗せ、さらには甲虫蒸気艦となったそれで、アガルタ世界の各地にある精製地にてラズリの花の命の源とすべく、地上の人々をおびき出しているのも養蜂家の仕業。そして養蜂家によって囚われの身となった女王蜂は、その不老不死を自ら体現する、神にも匹敵する存在。死ぬことのできない悲哀や苦悩。その花の無垢な青い色彩は生と死、双方の気配を滲ませる——。




 ◆人工太陽**** 養蜂家が地上よりもたらした蒸気機関の動力にて、さらなる力を得たはずだった、見かけ上太陽そのものの偽りの月。古来、謎の力によって、この地底界の人工太陽を保つ太陽信仰を崇め、太陽神ラ・ムーを祖とする宗教組織により古代アガルタ王家は栄えていた。が、明らかにその力は以前より及ばなくなってきており、それがアガルタの地上の荒廃をももたらしている。その実、養蜂家がこの世界を征服したがための王家の呪いが、アガルタの地上が不毛の大地へ化した直接の原因とも。そして女王蜂も歳を取らない不老不死の存在となってしまう。養蜂家はこの地に暮らす王家の人間を生きながらえさせるため、そして大地の息吹を再びよみがえらせるため、地上から人々を招き入れ、その命の焔を動力源として人工太陽の動力炉に日夜くべている。その人工太陽の光によってラズリの花は咲く。が、その善とも悪ともつかない行為が、この人工太陽を偽りの月たらしめている要因であるのか……。昼はシャッターのような窓が開き、そして夜は閉じる人工太陽。その夜明けと日没の駆動の際、大きな汽笛を鳴らし、蒸気を吹き上げる様は圧巻。働き蜂のヴィマナや甲虫蒸気艦は、この人工太陽の偏光コンパスを利用して方角を知り、この世界を行き来している。




 ◆古代アガルタ人**** かつて地上の宇宙線の影響を一切受けなかった地底に暮らす古代アガルタ人は、地上人の二倍ほどの身長を有していたと言われている。が、ある呪いによってアガルタの地上の人々は、ウンブラ・アズール《蒼い蔭》と呼ばれる実体のない巨人となって夜の闇を彷徨うようになってしまった。その魔の手に直接触れると、人は命の火をなくす。アガルタの不毛の大地の呪いは、このウンブラ・アズールそのものとも言われているが、それを招いたのは、レコンキスタ養蜂家の侵略行為。どちらにせよ、アガルタの大地を往く甲虫蒸気艦は、昼はスズメバチの攻撃、そして夜は彷徨う見えざる闇の巨人たちの脅威の魔手の只中を、定められたレールに従い走行しなければならない。




 ◆古代アルザル雄蜂**** 一説によると、かつてのムー大陸がアルザル人らの人種的なルーツであるとも。ルカの父が日本人(アガルタ経由の日本人)であることとも大きく関連。雄蜂として地底界アガルタに国と王家をかまえた彼らは、いつしか地上人であるレコンキスタ・養蜂家の智謀により王家を乗っ取られ、女王蜂に命を捧げるだけの生を生きる雄蜂として、王家の谷深く幽閉されることに。ただ生きるだけで自由のない彼らは文字通りの生ける屍。が、カエルム、ルカの父が花を盗んで地底から逃げたことで事態は一変する。代々女王蜂に命を捧げる雄蜂の家系に生まれたルカの父は、その閉ざされた生産性に疑問を持ち、花を地上へ持ち出す。聖なるラズリの花は本来、地上では咲かない。が、その花が地上で花開いた瞬間、そしてアガルタの雄蜂が地上人の子をもうけた瞬間、彼らの新たな時代が始まったのかもしれない。稀少世界の幻の青い花のもたらす罪と愛。雄蜂の娘である、ルカが聖虫ルルドの力を介し、花の魔法を使えるようになったのも、そのアルザル人の新時代を意味する象徴的な出来事。




 ◆ルカの花占いの魔法**** アガルタで養蜂家の手の者に追われている際、出会った聖虫ルルド(アガルタの妖精のような存在)の力によってブルー・エトランゼのペンダントの中の種を発芽させ、咲いたその花びらの数によって、先々の物事の選択肢をどちらかに決定する、いわゆる花占いの魔法。ブルー・エトランゼは八重咲きの花のため?毎回結果が異なる。その際、ルカが『チルチルミチル、デクストラ、シニステラ(ラテン語で右、左)……どっち?』という呪文を唱えると、自ずと答えが導き出されるというシンプルなもの。種は毎回元に戻るため、数は減らない。因みにルルドは元々ヴィマナに宿っていた聖虫だったが、訳あって宿主のヴィマナをなくした。




 ◆ヴィマナ**** この世界の空を飛ぶ乗り物メカ全般を示した総称(ことば)で、揺りかごや棺桶といった相反する意味合いが。働き蜂のヴィマナとリンクし運行されている甲虫蒸気艦もヴィマナと呼ばれる。古代アガルタ文明の残した遺産で、その形状は様々。特に働き蜂7人衆ラプトの乗るヴィマナには、聖虫のソーマが宿っている。働き蜂ラプトのヴィマナはどこか愛嬌のある丸っこい形をしている。宿っている聖虫も、まるで子供のような無邪気なソーマで、ラプトらの任務中も、好き勝手に楽しくお喋りしている。が、攻撃の際には超人的な働き蜂の力を伝達し、的確に動いて敵を殲滅する。そうしたことができるのは、ラプトのヴィマナだけ。が、働き蜂の本来の使命と、その過酷な運命を反映してか、絶大な“蜂のひと刺し”そのものを暗示させる、最後の武器である“毒針”を彼らは有している。甲虫蒸気艦に封印された働き蜂の各々の心臓と、その武器は何らかの形でリンクしており、それを使う際、彼らの心臓も停止してしまう。いわゆる最終兵器。




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 ——2020年代にも、名作劇場や、いわゆる女の子向け冒険大河アニメが見たくありませんか? 子供向けだけど、子供向けじゃない。そのアニメを見た人たちは、確実に将来、大人になるのだから。そして誰の心にも、その子供時代の幼心おさなごころは生きているのです。



 かつて日本のアニメーションが、まだ子供たちのものだけだった時代。その昭和という時代は、いまや遠い昔話となりつつあります。それでも、宮崎駿作品以下、その古きよき時代を彷彿とさせる、まだ子供のものだけだった本来のアニメーションの息吹は、諸々のジブリ映画へと今しっかり継承され、それそのものが、人々の幼心おさなごころを宿したアニメ本来の普遍性へと昇華されてもいます。



 きたる2020年代さえ、それは変わらないのではないでしょうか。かつての世界名作劇場や諸々の子供向け冒険大河アニメなどが、幼い頃の自身の心に、かけがえのない何ものかを残してくれたこと。そうしたことを新しい時代においても継承していくこと、それこそが本来のキッズアニメの真髄ではないかと思っています。そうした意味における、かつての名作冒険大河アニメの復活。この流れを絶やさぬことは、ある意味で今後の子供向けアニメの一つの使命なのではないかと。



 かつての子供向けアニメ作品には、そのすべからくに「物語」があった。付随的に玩具などのアイテムが売れるのも、その物語を生きる主人公ら、キャラクターに大きな魅力があったから。翻って、その「物語」が作品になければ、付随して売るアイテムの価値も、その意味も半減してしまうのではないか。むしろ、そうしたことより、きちんと物語性のある作品を、そのバトンを、次の時代の子供たちにも、確実に橋渡しして繋げていきたい。



 そうした思いを、本作「ブルー・エトランゼ Blue Etranger」にも、曲がりなりにも、きちんと込めた次第です。今という時代を生きることほど、殊更に心を摩耗させることはなく、けれどもし、誰しも人々の心の根底に、そうした「内なる物語」がしっかり生きていたなら。これほど、人生の波を乗り越えていくための、大切な支えはないのではないでしょうか。



 テーマは家族愛。その目に見えない家族の絆が、いつの時代も、何より誰の心にあっても大切に裏打ちされていてこそ、人は人として当たり前に生きていける。かつての世界名作劇場などでもきちんと描かれていた、そうした普遍的なテーマを、もう一度混迷の2020年代に、よみがえらせたい。さらには、キッズアニメの中でも、かつて「キャンディ・キャンディ」など少女漫画系作品に顕著だった、純然たる女の子向け大河ドラマ(できれば長いシリーズのTVアニメを想定)と、「ふしぎの海のナディア」や「未来少年コナン」などの冒険活劇的要素なども加えた、女の子も男の子も楽しめる作品をめざしたい。



 いつかどこかで見た作品は、しっかりとその人の心に、何らかの軌跡を残します。そのいつかどこかで見た何かを、作品として踏襲することをオマージュと言いますが、そうなると、全く新しい作品といった概念は存在しないことに。おそらく誰もが、その「いつかどこかで見た作品」の影響というものを、大なり小なり受けているものだから。自作も、その「いつかどこかで見た何か」で、よいとすら思っています。それがもし、旧い時代を新しい時代へと継承していくことに繋がるのであれば……。




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【2018.Project ANIMA キッズアニメ・ゲーム部門および

 2019.東映アニメーション100年アニメプロジェクト応募作品】

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