斬撃 (後編)

 駅ビル新館の八階は床はあるものの、壁はそこかしこビニールシートか骨組みだけで、そこらに今後壁となるであろう壁面の石膏ボードや、コードのリール、床材や天井材が収まった大小の段ボール箱が置かれており、非常灯の緑の灯りにそれらが浮かび上がる様はどこかシュールな佇まいを醸し出していた。



「……いた」

『あいつが? なんの概念だ? 』


二部屋分くらい先の少し広くなったフロアに立つシルエット。

夜の黒と、非常灯の緑のツートンカラーの中に立つスーツ姿の長身の男。手にはスラリと長い刀--鞘に収まった日本刀を携えていた。


「追いかけて来たのか、我々を」


スーツ姿の男がそう言った。


『しゃべった……』

「やはり……あいつは」

『知り合いか? 』

本物川は答えない。


「久しぶりだな。さてお前をなんと呼べばいいのか。名前は決めたか? この世界には、この世界ならではの便利な概念が沢山ある」

「……本物川、だ」

「本物の……川。なるほどな。お前という概念を上手く表している。にしても少女の姿とはな。お前はこちらの世界で言えば、どちらかと言うなら男性的な概念だと思っていたが」


しゅら、とスーツの男の日本刀が鞘から抜かれた。

本物川は手の先に意識を集中した。そこに鋭く冷たい概念が幾条も疾駆するのをミノルは感じた。次の瞬間、びん、と空気を震わせて、そこに硬質な光の刃が具現化した。それを手に構える本物川がいつになく緊張しているのをミノルは感じた。


「奴は……元は私と同じ本物の概念だ。ある論戦技巧に傾倒するあまり、偽非概念に堕ちた」

『お前と同じ……本物の概念? 』

「ああ。そして私の--」


その時スーツの男がゆらり、と揺れた。


目の前に火花。ギラリと輝く十文字。閃く光に喜びに歪んだ男の顔。耳を撃つ金属の甲高い悲鳴。


「--教官だ」

「教官……か。お前はこの世界の言葉の意味を端的に捉えて上手く操るな。だが間違っている。今の私の名は--」


一呼吸分、スーツの男が刃を引く。

だが次の刹那、その寸隙に弾けるように強烈な一撃が生じた。

本物川は身体ごと飛ばされて、むき出しの内壁とその骨組みのスチールフレームに派手に衝突して大きな衝撃音と盛大な石膏粉の噴煙を巻き起こした。

ゴシックドレスの胸が斜めに切り裂かれ純白のブラジャーはアンダーベルトのセンターで断たれて、白い肌が露わになる。

そこに真紅の線が一筋走っていた。

本物川の手の剣は根元から折れていた。


「--斬撃だ」

斬撃はわずかに腰を落とす。

その四肢には既に、次の一撃の為の膂力が十二分に満ちていた。



---------------



『本物川! おい! 本物川! 』

「……う」

『起きろ! 奴が……斬撃が来る! 』

「 ‼︎ 」


ミノルの声に、か、と眼を見開いた本物川は瞬時に事態を察して倒れていた建材の残骸の巣を飛び退いた。

途端に彼女が倒れていた場所の石膏ボードが、四角い穴の並ぶ鉄の構造材が、目の荒いウレタンの保温・防音材が定規で引いたような直線で斬断される。


『どうするんだ⁉︎ 勝てるのか⁉︎ 』

「切るものだ」

『なに? 』

「この世界の物理的な、何かを切る道具が必要だ。何かないか? 」

『んなこと急に言われても……』


斬撃は振り返ると、肩越しに刃を背負うような異様な構えをとった。

そして間合いを詰めることもせず、本物川に向かいその場で鋭く刀身を振るった。

その白刃から迸った衝撃波は空気を歪ませ、疾走する斬切の幻影となって本物川に襲いかかる。

既の所で身を躱した彼女の、しかし右のツインテールが彼女に別れを告げて宙を舞った。


「概念飛ばし……! 」

『概念飛ばし? 』

「強く練った概念を、媒体を介さずに存在させて飛ばす技だ」

『そんなのアリかよ⁉︎ 』


斬撃から次々と放たれる概念飛ばしは、必死にそれを躱す本物川の肌や服に小さな傷を続々と刻み、また周囲の風景を斬り刻んでゆく。


「ミノル、切る道具だ! 」

『あのな! 剣や刀がそこらにゴロゴロしてるわけねーだろ! 』

「小さくてもいい。人を斬るような道具でなくて構わない。切る、という具象論理構成を持つ物理媒体であれば……」

『ものを切る道具……デスクを探せ。引き出しかペン立て。カッターくらいあるだろう! 』

「カッター……」


ミノルの脳裏に勝手に様々な種類のカッターの画像が何十種と想起され、それに伴って使い方や切れ味の体験的記憶が蘇った。本物川が参照しているのだ。


「……承知した! 」


本物川は次々に飛来する斬撃の概念飛ばしを滑り込みや側転で躱しながら未完成のフロアを駆け抜ける。その視界の端が、事務机を組み合わせた指揮所のような一角を捉えた。


「あそこか……! 」

『おい本物川! 』

「 ‼︎ 」


一瞬。ほんの一瞬注意が逸れたまさにその時、斬撃の狙い澄ました概念が本物川に吸い込まれるように飛んだ。

回避の動きの半ばでその衝撃に巻き込まれた本物川は、放り投げられた人形のようにくるくると回りながら夜の工事現場を飛び、目指すべき指揮所に叩きつけられる。


ミノルは視た。


一秒に満たない時間の中で、本物川の左腕が斬り飛ばされ、血の尾を引いて遠ざかってゆくのを。

本物川の身体でひしゃげ、数々の書類や、工具や、何かの測定器をばら撒く使い古された事務机を。

宙を舞う数々の紙片、破片、文房具、その中でキラリと非常灯の光を跳ね返す、黄色いグリップのカッターナイフを。

有り余るエネルギーで床面にバウンドし再び宙を踊る本物川の、残った右手がそのカッターナイフを空中でしっかりとキャッチするのを。


間髪入れず、斬撃本体が狂気の笑みをその顔面に張り付けながら本物川に殺到する。ミノルは思わず眼を閉じようとしたが、消し忘れたテレビのように本物川の瞳は目の前の土壇場をミノルの意識に明瞭に送り続けた。


閃光。カッターの意匠を残す巨大な剣。飛んでゆくスーツの裾を巻きつけたままの裸足の左脚、飛び退いて遠ざかる斬撃。爆煙。破片。片足で器用に着地するスーツの男。斜めに両断されて天井から外れ、地響きを立てて倒れる柱。


「ふむ……面白い」


そう言って斬撃は片足でひょこひょこと移動すると、飛ばされた自分の足を拾った。まとわっていたスーツの裾を剥いで捨て、そして中身を膝下の切断面に当てがう。傷のラインがぼんやり青く光る。たちまち傷は消え、足は元通り繋がったように見えた。


「仕切り直そう。ここは場所も狭いし、お互い準備不足だったな」


言いながら斬撃は瓦礫の中から本物川のほっそりした左腕を拾い上げ、本物川の前に放り投げた。本物川はカッターの剣を構えたまま、斬撃から視線を外さない。


「明日の夜。時刻は今。場所は南大橋だ。お前……いや、名は本物川、だったな。様相を変えても論戦の打ち筋は相変わらずだ。敵と決めたら叩きのめせ。教えたはずだ。戦いの中の迷いは自分だけでなく--」


斬撃はガラスの割れた大きな窓に歩み寄ってゆく。


「--仲間をも殺すことになる」


そしてその窓から闇夜に向かって、無造作に身を躍らせた。


静寂が辺りを支配した。


どっ、と音を立てて本物川が片膝を突く。

彼女は荒く息をしながら、カッターの剣を床に落とし、右手で床の左腕を拾い上げ、左肩下の切断面に当てがう。そこに励起した心地よい概念は恐らく「治癒」だろうな、とミノルは思った。


「すまないミノル。借り物の身体を……」

『いいさ。大丈夫か? 』

「ああ。とりあえずはな。危ないところだったが」

『本物川……あいつ、斬撃が言ってた迷いって……』

「……」


本物川は手をかざし、付与した概念から具象世界の文房具を解放する。巨大な剣は、一振りの普通のカッターナイフに姿を戻した。


「お前……もしかしてあいつのことを……」

『……少し休む。カッターは身につけておけ』


気がつけばミノルの身体も、ミノル自身に戻っていた。


(本物川は……斬撃には、勝てないかも知れない……)


左手を握ったり開いたりして具合を確かめながら、ミノルはぼんやりと、どこか他人ごとのように、そう考えていた。



---------------



吹きすさぶ風が、本物川のツインテールをばたつかせる。



夜の街を見下ろす真新しい橋脚塔の頂上。

ペンキの匂い。目下を斜めに下ってゆく極太のワイヤーケーブル。吹き抜ける風。

建造途中の橋を支える鉄の支柱の頂点の、座布団ほど四角いスペース。ごつごつとその輪郭をかたどる大きなナットの突出を避けて、本物川は片膝を抱えて座っていた。

ミノルは少し迷った末、戦いを前にした本物川に話しかけた。


『本物川』

「なんだ」

『概念は恋はしないのか? 』

「概念に、こちらの世界でいう性別はない」

『じゃあ恋愛はしないのか? 結婚や出産の概念もない? 』

「……お互いに好ましいと感じる概念同士が接近し、緊密に影響を与え合うことはある」


本物川は少し身じろぎをして遠くを見るような眼をした。その手に、黄色いグリップのカッターナイフが握られている。


「その結果、新しい概念が産まれることも」

『……それはつまり、誰とでもそうなるのか? この世界の人間が、メールを交換するくらいの感じで』

「いや……次世代の概念誕生までのことが起きるのは中々ない。環境からの影響や……概念同士の相性で」

『よく分からないが、好きになったり嫌いになったりはあるんだな』

「相性とそれに基づく接近や忌避を、そう呼ぶのならな」

『特定の他の概念を大事に思ったり……尊敬したりは? 』

「……何が言いたい? 」

『お前に……斬撃が斬れるのか? 』

「……」

『お前が斬撃を斬れないことを、奴は知っているんじゃ……』

「斬るさ」


本物川の右手に、その先のカッターナイフに、彼女が内包していた斬撃に関わる概念が淡い光のラインとなって集中する。その束なった純粋な概念の累積は、ついにこの世界の物理法則の軛を断ち、小さなカッターナイフを抽象的なデザインの、しかしカッターナイフの意匠を残した巨大な剣へと変貌させる。


「この身体、この存在、この……命ーー今は私のものだけではないのだから」


立ち上がった本物川の双眸が、長い武器を手に閉鎖された橋を一人歩いてくる長身のシルエットを捉える。


「付き合わせてすまない。ミノル。君に埋め合わせがしてやれればいいんだが……」

『概念にも好きなものと嫌いなものがある』

「……ああ」

『この世界で何か気に入った……相性のいいものはあるか? 』

「そうだな……歌、シャワー、食事……中でもハンバーグ」

『ハンバーグ?あの……肉料理の? 』

「あれはいい。ハンバーグの概念とは仲良くしたいものだ」

『同感だな』

「それともう一つ」

『ラーメン? それともチャーハンか? 』

「君だ……岸ミノル」


眼下のシルエット、斬撃は立ち止まり、こちらを見上げた。


「私が転移した先が……この世界で最初に出会ったのが、君で良かった」

『ストレートだな……OK、分かった。終わったらシャワーを浴びて鼻歌まじりでハンバーグを食べに行こう。だから……早く終わらせろ』

「……楽しみだ」


吹き付けた一際強い西風に身体を預けるように、本物川は橋脚の頂上から跳躍した。



---------------



「迷いは去ったか?本物川」


斬撃は刀を抜いてかつての同僚にそう語りかけた。

本物川は答えずに、カッターを強化した斬概念刀を構える。


「それが答えか。なるほどな。言葉より実態としての意味……我ら概念同士の戦いの意思確認に相応しい」


長身の、スーツで素足の男は柔らかな仕草で手にした刀を構えた。


両手持ちの上段の構え。自然で無駄な力みのない、だが力強い構えだ。

対する本物川は同じく両手持ちの青眼の構え。

しかし対峙した敵--「斬撃」に対し勝てるイメージを抱けずにいるようだ。


その理由はミノルにも分かった。漫画などではよく目にする「隙がない」ということの意味を、今こそミノルは体得した。


『剣にも戦闘についても俺は素人だが、そんな俺にでも分かる。あいつは無茶苦茶強い。あいつには……剣では勝てない。そうだろ? 』

「ああ。奴が本物の概念だった頃、十一回の模擬論戦の機会があったが、私はことごとく負けた。斬撃に特化した偽非概念となった今……奴の刃の冴えは私のそれを歯牙にも掛けていない」

『どうするんだ? 斬られて終わりか? 俺も。お前も。……この街も』


生温い風が重たく辺りのものを舐めて吹き抜ける。

本物川は玉のような汗を額に浮かべ少し深く息をして、早鐘のように鼓動を刻む心臓を落ち着けようとしているようだった。


「ミノル……頼みがある」


小さな声でとても苦しそうに、本物川はミノルに懇願した。



---------------



斬撃は刀を構えたまま、敵である本物川の様子を観察した。

攻防一体の青眼の構え。だがこの場面では消極的と言える。

そもそも実力に劣る本物川の勝機は捨て身の一撃にしかないはずで、それは彼女にも分かっているはずだ。


(……弱気な)


観察する間にも、斬撃は足の指を地に這わせて姿勢を保ったまま本物川との距離をじわじわと詰めていた。この世界の、人間の模擬斬撃戦の手法の一つ、にじり寄りだ。

斬撃が一足の間合いに迫っていることに、本物川が気付いている様子はない。


(しかも愚かだ! )


一足の間合い。跳躍。急速に大きく鮮明になるツインテールのゴシックロリータの少女の姿。

彼女は引かず、さりとて押すわけでもなく、その場で斬撃の一撃を受け止める気のようだ。


「甘い! 」

「 ‼︎ 」


勢いの乗った斬撃の一撃は、それを真正面から受け止めようとした本物川の意図を軽々と粉砕し、その身体を地面すれすれに橋の袂まで吹き飛ばした。


「ぐうっ! 」


橋の名前を刻んだ黄銅のプレートに強かに背中を打ち付けて、本物川は血を吐いた。一拍と置かず、吹き飛んだ本物川を追うように走りこんでいた斬撃がようやく身を起こす本物川に嵐のような連撃を見舞う。


「手足も短い。筋力もない。少女の姿を選んだのは本物川、お前のミスだ」

「くっ……!」


そこかしこに刻まれた傷から、千切れた布や血を垂らしながら防戦一方の本物川は、斬概念刀を大きく回転させてスペースを作ると、左手をそこに突き出した。

次の瞬間、ごう、と音を立てて高熱の炎が本物川と斬撃の間を満たした。


「燃焼、か……! 」


斬撃は飛び下がって間合いを取り直した。スーツの右の前身頃とネクタイが焦げて煙を上げている。


「やるな……だが、接触時間が短かければ燃焼とて恐るるに足らん。次の一刀で、本物川。お前を倒す」


斬撃は刃を背負うような構えを取る。概念飛ばしの構えだ。

本物川は、またその場で受け止める構えのようだ。

斬撃は落胆した。概念世界にいた頃の本物川はもっと柔軟な、思い切った手を打つ概念だったはず。何故こうも凡庸な、消極的な打ち筋の概念になってしまったのか。

まあいい。弱い概念などに存在価値はない。私に簡単に負けるようならばそこまでの概念。器としただろう人間の命ともども--。


「--消えてなくなれ! 」


四連撃の概念飛ばし、同時に跳躍して飛び込む斬撃自身、合計五つの切斬の魔弾が本物川を目指して飛ぶ。

本物川は驚異の集中力で退かずに四連撃を弾き返し、斬撃自身の渾身の一撃をも受け止めた。だがそこまでだ。

体重も筋力も劣る身体で、受け身の作戦など愚策なのだ。

合わせた刃に体重をかけながら、斬撃は嘲笑った。押し切れる。


「終わりだ。本物がはっ⁉︎ 」


川、と言おうとした斬撃の口が血を吐いた。

驚いた斬撃が視線を落とすと、自分の胸から血まみれの女の手が生えていた。拳を握り、強い殺意を秘めて。


「殴打……」


呟きながら首だけを巡らせて後ろを振り向いた斬撃は、背後に立つ哀しげな瞳の、ツインテールの少女を認めた。まさかと前を見直せば、自分が刀を交えているのはTシャツにジーンズの必死の形相の若い男だった。


「概念……飛ばし。まさか……自分自身の概念を……」


この世界の圧倒的な物理法則に包まれて、所々ノイズを走らせ半透明になりながら、本物川は斬撃を貫いた右腕にまた違う概念を励起する。

ごう、と音を立てて本物川の右腕が燃えあがりその炎はたちまち斬撃の身体を包んだ。


「燃焼……か」


本物川は斬撃から腕を引き抜く。

どさり、と燃え盛る斬撃の身体は真新しいアスファルトに倒れ伏した。


「まさかな……自分自身を媒体の人間から分離して攻撃するとは……柔軟で思い切った手だ。そのまま消滅の危険すらある、まさに捨て身の一撃……やられたよ。見事だ」


概念の炎に焼かれながら斬撃は満足そうな笑みを浮かべた。


「私は斬撃の、その戦いの魅力に取り付かれ偽非概念に堕ちた。だが……お前は純粋な、本物の概念であり続けた。勝敗を分けたのは、その差……か」


乱れて薄くなりつつあった本物川の像は倒れこむように再びミノルの身体と重なり、溶け込むように一体化した。

ミノルの姿は消え、そこにまた実体を持った本物川の姿があった。


「お前は……戦士だ。強く、賢く、そして美しい。私を倒すものがお前で良かった。これで、私の戦いも……終わる」


斬撃の身体は、しゅんしゅんと音を立てて蒸気のようなものを噴き出し、消失しつつあった。そんな斬撃の言葉を、本物川はただ黙って聴いていた。


「さらばだ。概念戦士・本物川。その意味を、貫き通せ」


斬撃は真っ白な煙の塊に変じ、それが風に舞い散ると、燃えていた炎とともに姿を消した。

後には本物川の血が付いた一振りの日本刀だけが残った。


その日本刀にぽたり、と落ちる水滴があった。


『本物川……泣いてるのか? 』

「概念は泣いたりしない」


またぽたり、と水滴が落ち、焦げて黒ずんだアスファルトに跡をつける。


「雨、と呼ばれる自然現象だろう」


何かを振り切るように、本物川は夜空を仰いだ。

満天の星、眩いばかりに輝く月。



雨雲なんて出てないぜ、という言葉をミノルは胸の内深く飲み込んだ。

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