二時間で読める「ゾンビx限界集落」

ゾンビ物の舞台は大別できる。
「学園」「病院」「商業モール」等の屋内型と、「世紀末」「孤島」「田舎」等の屋外型に分かれる。
両者に明確な境界線は無いし「豪華客船から孤島」みたいに複合されたりもする。

ゾンビという恐怖の曲がり角が何処に隠れているかを想像させる舞台選びはゾンビパニックの為の重要な装置に違いないはず。
そこに人口50余前後の限界集落を選んだ理由が気になってしまった。これが『介護施設・オブ・ザ・デッド』だったなら見向きもしなかった。

どうしてこの村でなければならなかったのか?それは読んで知るべし。読み終えて何を思うかは皆さん次第なので読みたくなったキッカケをしっかりと書いてみた。僕の場合はそれがそのまま面白かったんだ。

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