懺悔

『何故、書かないのか』

 本当にこれ書くの、傷口を自分で抉るのに等しいですね……


 えー、この『ミス・セブンブリッジ』ですが、振り返れば第三回本物川小説大賞のために書き下ろしたものです。


 入賞こそ出来なかったのですが、勢いに任せた一発ギャグ的な部分が一部で受けたので、なんとなく連載にしてみるかと続きを書き始めました。


 しかし、この作品は本来第一話で終わる予定だったものなので、それ以降の設定は随時追加していく必要がありました。


 つまり、完全なノープロットです。


 小説執筆において「プロットを事前に練っておく」という事がどれだけ重要なのか身を持って思い知らされました。


 この作品のパターンとして「どうしようもない変態の依頼者からどうしようもない依頼を請け負い、変態の元カレ譲りのスキルで解決する」というのが一連の流れとしてあるのですが、これを考え続けるのが実に辛い。

 一話分のストーリーを作るのに変態を二人用意する必要があるというのは、思った以上に高コストです。


 実のところ、最後のライバルキャラと最終話の構想くらいはぼんやりとあるのですが、その間を埋める三人の変態依頼者と三人の変態彼氏が未だに思い付けておりません。


 そんなこんなで、更新が止まったまま放置されているのが実情です。

 各章ごとに完結する形式なので続きが絶対書けない訳ではないのですが、この企画を見て丁度良い機会かと思い、懺悔を兼ねて参加することにしました。


 しかし、今読み返すと文章に粗がありすぎて厳しいですね……

 そう思えるだけ成長したという事かもしれませんが。

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ミス・セブンブリッジ 不死身バンシィ @f-tantei

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