★5年前、あなたは何をしていましたか?

主人公が、5年前の「あの日」を思い出し、5年後に思いを馳せているのだが、それがひたすらに淡々としているのがいい。嘆くわけでもなく、悲観するわけでもなく、希望に満ち溢れているわけでもなく。すべて会話文だというのもよい作用を生み出している。人生ってそんなものかもしれないなと思った。