第25話

 繭羽は横目で創一が氷壁を突破したことを確認すると、改めて大太刀を構え直し、眼前のリリアに正対する。


「おいおい、小娘や。あれはどういうことじゃ? 妾(わらわ)が張り巡らせた自慢の氷壁をいとも容易く破壊して行きおったぞ。妾の見立てでは、坊やは魔術師の類ではないと思っていたが……。ゾンビ共を鎧袖一触の如く消し飛ばしていた妙な力と何か関係あるのか?」


 リリアの声音には明らかな驚きと戸惑いが感じられた。けれど、その表情は、何かを楽しむような愉悦に笑みを浮かべている。この予想外の状況を楽しんでいるのかもしれない。


「さあ、どうでしょうね。ただ言えることは、敵である幻魔に教える義理はないことね」


 繭羽は意図的にしたり顔を浮かべて答えたものの、先ほどの現象は、繭羽自身にとっても全く予想のしていないものであった。それは、氷壁を瞋恚の焔で溶かすよう求めていた創一自身も同じことであろう。


 創一には、神狩りに似た不思議な特性が備わっている。しかし、その特性は幻魔やディオウラーの体を消失させるものであり、魔術的な構成物を破壊する力は備わっていなかった筈だ。そのことは、水流操作の魔術で実験した時に検証したから、間違いない。


 では、創一はいかにして氷壁を突破したのだろうか。


「……まあ、それもそうか。くくくっ、これは予想外の事態じゃよ。そして……痛快な事態でもあるな。坊やの存在は不確定要素であると感じていたが、まさか、こんな風に妾の予定を狂わしてくるとは、思わなんだ」


 リリアは「参ったのう……」とぼやくものの、その様子には、焦りや恐れと言った類の感情は見て取れなかった。


「……随分と余裕ね。もし、創一が界孔を維持している象徴物を壊せば、エデンの園は消失する。あなたの目的は知らないけれど、それが達成出来なくなるのではないかしら?」


「確かに、妾の目的を達成する為には、格好の儀式場として、このエデンの園は必要じゃ。ベルが象徴物を守っているという小娘の読みも当たっておるわ。……しかしのう、小娘よ。妾がなんの準備もせず、ベルに象徴物を委ねると思うか?」


 リリアに指摘されるまでもなく、繭羽はそのことに考えが至っていた。界穴の維持は、異界を展開し続ける上で主要なものだ。もし、その維持を担う象徴物が破壊されれば、界孔は自然と塞がり、異界は現実に切り替わる。当然ながら、ベルに防衛策を教え、護身の術を与えているだろう。


 しかし、繭羽にとって、それは重要な問題ではなかった。そもそも、創一に象徴物の破壊を頼んだ大本の理由は、創一をこの危険な戦闘の場から遠くへ逃がす為のものである。創一が象徴物を破壊出来たら拾い物くらいにしか考えていない。


 繭羽は大太刀を水平に構えると、それに瞋恚の焔(しんいのほむら)を滾(たぎ)らせた。それは刀身以上に膨れ上がり、果たして、巨大な深黒の炎刀と化す。周囲から、炎刀に吸い込まれるように冷えた空気が流れ込んでくる。 


「ほう……そうか。坊やがいなくなったから、これからは加減をせず、存分にその宝具の性能を発揮出来るという訳か」


「そういうこと――よ!」


 繭羽は炎刀を振り回し、大気を焦がす巨大な火焔の斬撃を打ち放った。


 リリアはその一撃を軽やかに上方へ跳躍することによって回避する。


 火焔の斬撃は、前方――リリアの背後にそびえ立っていた氷壁に直撃すると、凄まじい水蒸気爆発を引き起こした。瞬間的に衝撃波が響き渡り、続いて濃霧を含んだ強風が巻き起こる。強風と氷壁の上方が空いているお蔭で、霧はあまり視界の妨げとならない。


「……なるほど、たいした火力じゃな。それがお前さんの本気という訳か」


 空中に浮遊して事態を眺めていたリリアが感心するように言った。


「まさか、勘違いしないで頂戴。全力を出せば、今以上の炎を放てるわ。……次は確実にあなたの体を焼失させる」


「そうかそうか。それは頼もしいものじゃな」


 リリアは豪傑笑いをすると、ゆっくりと地上へ降りて来る。


「それを聞いて安心したぞ。何せ――この程度で本気とは片腹痛くなるからのう」


 リリアの爪先が霜に膨れ上がった地面に触れた。その瞬間、リリアの足元を基点として、周囲の地面が瞬く間に凍結し、波紋のよう氷の波が広がった。


「なっ――!」


 繭羽は両足の凍結を避ける為、咄嗟に上方へ跳んだ。

 氷の波は一瞬の内に氷壁まで達すると、それを駆け昇って氷壁を増強し、創一の拳や火焔の斬撃によって破壊された部分を即座に復元した。氷波は氷壁の外まで広がり、最初の氷の壁の向こうに、それより高い氷の建造物が形作られる。それは外へ向かうほど階段状に高くなっており、まるで観客席のような有り様を呈している。


 繭羽は氷に覆われた地面に着地した。着地する分には問題無かったが、この氷場では、自由に動くこともままならないだろう。


 吐く息は白く、外気に触れた瞬間から、ダイヤモンドダストと化した。見れば、リリアの周囲どころか、この氷場全体でダイヤモンドダストが煌めいている。先ほどとは比べものにならないほど空気が冷却されている証だ。


「のう、小娘よ。妾も勘違いしないで欲しいのだがな、先ほどの妾が全力で相手をしていたと思うなよ」


 一歩、また一歩と、リリアが繭羽に歩み寄る。踏み出した足からは、氷が更に生じ、花のように咲き開く。


「坊やがいて手加減せざるを得なかったのは、お前さんではなく、むしろ妾の方じゃよ。これで、妾もようやく本気を出せる」


 繭羽は牽制の為に瞋恚の焔(しんいのほむら)を打ち放とうとしたが、氷の上では踏ん張りが利かないと判断し、炎刀を地面に突き刺した。


「はぁっ――!」


 気合を一声、氷の地面に一気に瞋恚の焔を注ぎ込む。突き立った部分の真下が黒く染まり上がり、墨の一滴が水に広がるように、周囲に伝播して行く。間を置かずして、氷面を突き破った瞋恚の焔(しんいのほむら)が繭羽を呑み込むように湧き起こった。


 繭羽は確固たる土の足場を手に入れると、すかさず大太刀を地面から抜き取り、火焔の斬撃を連発して放つ。


「ほう、利口な判断じゃな」


 リリアは暢気に呟くと、片手を軽く薙いだ。その途端、繭羽の火焔の斬撃を真似たのか、弧を描く巨大な氷の刃が撃ち出される。


 氷刃は火焔の斬撃に衝突すると、煙を裂くように瞋恚の焔(しんいのほむら)を立て続けに突き破り、繭羽を切断すべく飛来する。


 繭羽は咄嗟に地面に伏せた。その上方を氷刃は斬り裂き、氷壁に衝突する。氷刃は氷壁によって砕けるようなことはなく、その刀身を半ばまで氷壁の中まで食い込んでいた。


「ふむ、やはり持ち手に対して、その宝具の炎は害を及ぼさぬか。まあ、当然と言えば当然か。宝具は敵を倒す為に生み出されるものじゃからな」


 リリアは冷静に瞋恚の焔(しんいのほむら)の性質を分析しながら、足元の氷面を踏み鳴らした。


 繭羽はその動作の意味を理解し、即座にその場から跳びすさった。着地しても勢いは止められず、背後の氷壁まで滑らされる。


予想通り、繭羽の立っていた地面に氷の剣山が飛び出した。


「なあ、小娘。妾がどうして氷の造形魔術を好んで操ると思う?」


「……氷を操る幻獣や悪魔の想念形質を持っているからでしょう?」


「魔術師の常識で考えればそうなるが、妾は違う。ただ単に、非常に使い勝手がよいからじゃよ。第一に、容易に形を変えられ、思うままに造形出来る」


 リリアは手中に氷槍を造形して投擲(とうてき)した。


 繭羽は瞋恚の焔(しんいのほむら)を打ち放つことにより、氷槍を消し飛ばす。


「第二に、水蒸気さえあれば、氷の原料に事欠かぬ。武器を持たずとも、防具を持たずとも、任意に水蒸気を凍結させ、無限に道具を創り出せる」


 繭羽はリリアが足を踏み鳴らしたのを見て、即座に大太刀の柄で背後の氷壁を殴り付け、その反作用で滑ることにより、氷の剣山を危ういところで回避する。


「第三に、冷却された空気は敵の動きを鈍らせ、呼吸器系の機能を阻害し、着実に体力を奪って判断力まで削ぎ落とす。第四に、氷で創り上げた闘技場に敵を招けば、敵の機動力を極端に落とすことが出来る。空を飛ぶ術を持たぬ、お前さんのようにな」


 リリアは不敵な笑みを浮かべながら、大太刀を氷面に突き刺すことで滑動を止めた繭羽を横目に見る。


「そして、第五に――この氷の闘技場は、妾の意のままじゃ。この場において、妾に勝てる者などおらぬ……あやつを除いてな」


「……なっ」


 繭羽は異様な感覚に自分の足元を見た。いつの間にか靴に氷が這い上がっており、蔦のように足首に絡みついている。氷の蔓は成長しているらしく、時間が経つごとに巻き上がり、膝を固定し、更に腰までせり上がろうとしている。


「予備動作をしなければ、氷を造形出来ぬと思うたか? この場は妾の空間じゃぞ。妾の意のままに動き、形を変える。この場におる時点で――お前さんの負けじゃよ」


 リリアはボロの外套を広げると、氷面を離れて中空へ舞い上がった。ある高さになるまで上昇すると、飛翔を止めて、その場に浮遊する。


 すっ、とリリアは片手を天空へ差し伸ばした。


「まあ、良い暇つぶしくらいには楽しめたよ。こんな機会で無ければ、骨が砕け、内臓が潰れるまで遊んでやる所じゃが……坊やを放っておくと面倒なことになりそうじゃからな。これで仕舞いじゃ」


 リリアの掲げる手の先に、ボーリング玉ほどの大きさの氷の塊が造形され、時間と共に、それは加速度的に巨大化していく。果たして、十数秒という短時間の間で、氷塊は半径数百メートルに及ぶ球となった。


「さらばじゃ、小娘よ」


 リリアによって落とされた巨大な氷の球は、隕石の如く地面に吸い込まれ――身動きを封じられた繭羽ごと、氷の闘技場を粉々に砕き潰した。


 周囲一帯に氷の破砕音と地響きが轟き渡り、それに驚いた鳥達が木々から一斉に飛び立つ。


 にわかに騒ぎ立つ森の中、リリアは粉砕された氷の闘技場の近くに降り立った。


 繭羽のいた場所には、うず高く大質量の氷の欠片が積もっている。もし、その下に埋もれていたとすれば、圧死を免れることは不可能である。


 リリアは繭羽が氷巨塊に圧殺されたことを確信していた。上空から眺めていて、繭羽が脱出するような様子は無かったし、堅い凍土を溶かして穴を掘るにしても、時間的に考えて、魔術を用いても不可能であるからだ。


「……ふんっ、たわい無い相手じゃったな」


 リリアはつまらなそうに呟くと、降り立ったついでに、繭羽の持っていた大太刀の宝具を回収しようか迷ったが、後回しにすることにした。創一が妙な力を有している以上、創一をベルと対峙させるのは不都合を生みかねない。出来るだけ早く、ベルの許へ向かった方が良いだろう。


「ふふっ……待っておれ、坊や」


 リリアは創一をどのように楽しもうか愉快に想像を巡らせながら、身を翻し、再び飛翔すべく、ボロの外套を広げようとする。


 その時、氷片の山の内部から、深黒の火焔が噴火の如く盛大に噴出した。すぐに氷片の山の全体が燃え上がり、その内部で勢いよく爆発が起こった。


「……ほう、生きておったか」


 リリアがたいした驚きもなく振り返ると、燃え盛る氷の山の上に、繭羽の姿があった。その体には、蒼い鱗のような外套が纏われている。間も無く消失したそれは、先日、リリアの氷槍の刺突を繭羽が胸に受けた時に使用した防護術式と同様のものであった。


 リリアは賞賛と小馬鹿にする意味で、何度か拍手した。


「いやあ、たいしたものじゃ。あの一撃をまともに受けて、生還した者は初めてかもしれぬわ」


「……そう」


 繭羽は静かに呟いた。その顔は、苦悶の表情に歪んでいる。


「なんじゃ? さっきまでの威勢はどうした。……くくくっ、まあ仕方無いか。あれを受けて無傷で済む筈が無いからのう。立っているのもやっとの状態なのじゃろう?」


 リリアの指摘する通り、繭羽は圧死を免れはしたものの、全身に酷い打撲を受けており、露出している手や膝、顔には、薄らと青痣が浮かび上がっている。


「さて、お前さんの防護術式――美しき蒼い鱗。はて、どこかで聞いた憶えがあるが……」


 リリアは蒼鱗の外套から記憶を辿る。


「……そうじゃ、思い出したぞ。なるほど、通りで絹のような白髪をしている訳じゃ。お前さん……白蛇の巫女じゃったか。そして、その蒼い鱗の正体は、レヴィアタンに基づく術式じゃったな? お前さんの一族は、幻魔の中では悪い意味で名高いわ」


「……何のことかしら」


「とぼけるでないわ。その術式は、自らに蛇の神性を帯びた白蛇の巫女にしか扱えぬ固有術式だった筈じゃ。その白髪も白蛇の巫女の特徴じゃったな。今まで気付かんかったわ。まさか、こんな何の変哲も無い街で、日本の攻魔組織の中核を担う一族の当主に巡り逢うとは思わなんだ」


 繭羽は内心で舌打ちをした。自分の正体を知られることは、すなわち手の内や弱点を知られることと同義である。


「なるほど、レヴィアタンの鱗ならば、あの一撃を受けてもなお、生き延びることが出来たのも頷ける。……しかし、いくらあらゆる武器を跳ね返す鱗を以てしても、直撃は防げても甚大な衝撃までは殺しきれなかったという訳か。さながら、プレートメイル越しに幾百のフレイルの打撃を受けたようなものか。全身の痣が物語っておるわ」


 繭羽は蒼鱗の外套によって氷に圧搾される事態を防ぐことが出来た訳だが、その衝撃から逃れることまでは出来なかった。その所為で、全身の青痣どころか、内臓も一部損傷してしまっている。


 繭羽は痛む体に構わず、自身の宝具たる大太刀を構えるも、手に上手く力が入らず、大太刀の軸が乱れてしまう。


「まだ戦意を喪失せぬか。解せぬな。ここは結果としての勝利を得る為に、恥を忍んでも逃走するべきであると、敵ながら助言させてもらうが? その方が、妾としても面倒が少なくなってありがたいからのう」


「冗談じゃないわ。その時には、最悪、創一が死ぬことになるかもしれない。たとえ私の命に代えたとしても……あなたはここで必ず討滅してみせる」


「なんとも勇ましいものじゃな。しかし、腑に落ちぬ。お前さん、何故あの坊やにそこまで固執するのじゃ? 妾には、攻魔師としてのお前さんに、あの坊やに義理立てする理由が分からぬ。……もしや、あの坊やに恋慕の情でも抱いたか?」


「……仮にそうだったとしたら?」


 繭羽の返しの言葉に対して、リリアは首を振って笑う。


「……いや、有り得ぬな。お前さんの表情、気迫……恋に惚ける女の顔などではない。妾には、お前さんのような表情や雰囲気を纏う者――多分に憶えがある。……殺意と憎悪に狂う復讐者のそれじゃな」


 繭羽は過去の忌まわしき記憶を思い出し、大太刀を握り締める拳に思わず力が入った。


「……どうやら図星のようじゃな。事情は知らぬが、あの坊やには、何やらお前さんの私怨が絡んでいるようじゃな。仇の相手か?」


「あなたには――関係のないことだわ!」


 繭羽は足元の氷片を力強く踏み砕き、高速の動きから必殺の刺突を繰り出す。


 その刺突は、リリアが瞬時に造形した氷塊に直撃した。大太刀の刀身は水を貫くように滑らかに氷塊の中を突き進んだが、鍔の部分で氷塊に阻まれ、切っ先はリリアの胸の数十センチ手前で止まった。


 大太刀に接している氷塊の部分は、薄い刀身に穿たれたにも拘わらず、まるでドリルで穴を開けたかのように、円筒状に抉られている。


 リリアはその異様な光景を見て、ある確信を得た。


「……やはりそうか。お前さんの宝具――その大太刀。妙に妾の氷を滑らかに斬り裂くと思ってはいたが……その本質は、切断ではなく消失であったか」


「くっ!」


 繭羽は大太刀に瞋恚の焔(しんいのほむら))を滾(たぎ)らせ、氷塊を溶かすと同時、刃先から火炎を迸らせた。しかし、リリアは軽やかな跳躍で後退することによって、その火焔を避ける。


「お前さんのその宝具――神喰(かみぐらい)に相違ないな? その闇のような大太刀、魔術の力を削り取る異能……火焔まで出せるとは知らなんだが、間違いない。しかし……それはあやつの所持していた宝具じゃ。何故、お前さんが神喰(かみぐらい)を所有しておるのじゃ? もしや、討滅し果せたか?」


「――うるさいっ!」


 繭羽は苛立ちの怒号を発すると、感情に任せて、連続で瞋恚の焔を打ち放った。


 リリアは数枚の氷壁を造形して瞋恚の焔(しんいのほむら)を防ぎきると、愉悦に満ちた笑みを零す。


「答えるつもりはないか。まあ、良い。お前さんがどうやって神喰(かみぐらい)を手にしたのか、その経緯自体には興味は無い。ただ、もし、あやつを討滅し果せて、神喰(かみぐらい)を手にしたのだとすれば――」


 リリアを中心として、突如、激烈な冷気が巻き起こった。周囲一帯の気温は一気に氷点下五十度以下に切り替わり、地面は瞬く間に凍土と化す。樹皮は裂けるように氷結し、樹葉は内部の水分が膨張して破裂するように氷の華を実らせる。


 あらゆるものが凍え死ぬ極寒の環境の中、平然と屹立するリリアは、凄惨な笑みを浮かべながら、残酷にも軽快に告げる。


「――お前さんを殺す興味が湧いた」

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