第13話 久しぶりにカクヨムを眺めてみて(前編)

 ご無沙汰致しております。


 ようやく他所の執筆活動が終わったので、久しぶりにカクヨムを利用しようと思い、本サイトのトップページへと飛んだのですが……。


 うぅむ。何でだろう?

 何だかこのサイト『使い辛い』ぞ?

 率直にそんな印象を受けてしまいました。


 私は自分の心に生じたものの原因について分析したがる性格なので、暫くカクヨムのトップページを眺めながら、『どうしてやる気があってトップページを開いたのに、眺めただけで今日はやめとこうかなと思ってしまったのか?』について、考えてしまいました。


 暫くトップページを眺めた結果、以下のような問題点があるのではないかという推察に至りました。別のタブかウインドウを開いて、トップページを確認しながら読んでもらえると、よりご理解頂けるかもしれません。


 問題点はざっと見て5点。

 


1.何をするサイトなのかが分からない


2.縦のラインが無いので、目の照準が合わせにくい


3.横書きの文字情報が主体なのに、画像が横スクロールしている


4.ホイールスクロールする労力が大きい


5.親近感のある情報が少なく、知らないものを押し付けられている気がする



 まずは、1の『何をするサイトなのかが分からない』から。


 ホームページしろ、まとめサイトにしろ、サイトのトップページを開いた瞬間にユーザーは意識を集中して、気持ちを切り替えるものです。このサイトには自分が欲しい情報があるのか? 何か新しい情報が更新されていないか? 主要な情報を迅速に掴もうとするものなのです。


 ですが、カクヨムを利用していた私でさえも、久しぶりにトップページを開いてみると、瞬間的にマウスを動かす手が止まり、「えぇっと……」と思考の空白が生じてしまいました。


 突然、真っ白なキャンパスを突きつけられた時のように……突然、広大な砂漠に投げ出された時のように……自分がこのサイトに、何をしに来たのかをさっぱり忘れてしまったのです。


 せめて、


「物語を愛するすべての人たちへ」

 このサイトは、小説を書く事が好きな方にも、小説を読む事が好きな方にも無料で楽しんでいただけるよう設置されたサイトです。初めての方は「こちら」からどうぞ。便利なサイト機能について紹介しております。


 くらいは書いておいても良いのではないでしょうか。説明臭いデザインが嫌なら、せめて「カクヨムって何?」というリンクを設置するなどして、ナビゲーションした方がいいと思います。流石にちょっと、ふわっとし過ぎかと。


 一応、カクヨムでググると説明文が表示されるのは把握しております。

 



 次に、2の『縦のラインが無いので、目の照準が合わせにくい』について。


 カクヨムのトップページデザインは、見てお分かり頂けるように、文字を横に連ねた横長のデザインです。横長のデザインは別にいいのですが、サイト上部に設置してある「レビュー」や「新着」においては『縦の線』を一切使っていないんですよね……。


 この為、作品の区切りはどこなのか? サイトデザインの中心はどこなのか? が分からず、皮肉ではなく実際に眩暈がしてしまいます。


 例えば、3Dゲーム酔いという症状がありますが、この症状は動いている画面の中央に×や○などのシールを張る事によって、ほぼ解消出来ると言われています。

 何か照準になる点や線があれば、カクヨムトップページを一目見た瞬間に感じる眩暈のようなものは緩和されるのではないでしょうか?


 線は使い方によって、何かに→注目←させたり、気持ちを\盛り上げて/くれたりします。線はデザインの基本なので、一度基本に立ち返って線デザインから構築して欲しいかな、と思います。


 因みにトップページは、そのまま下へスクロールしていって、ランキングの所まで降りると、ようやく目の感じる違和感が静まる気がします。

 縦のラインって大事ですね。


 また、線は色分けによっても構成する事ができます。白と黒、青と赤など、色の境界線には文字通り線が発生するという意味です。なんせ背景は真っ白なので……色文字に被らない場所など、薄い色でいいので視覚的な工夫が欲しいところです。




 長くなってしまったので、続きは中篇で。

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