2016年3月

裏切られた時が怖い。

サークルのひと、いつもお弁当を一緒に食べたり授業で近くの席に座ったりするグループの人…そういった人たちにお土産や誕生日プレゼントという形で貢ぎ物を定期的に差し上げておかないと、と考えると怖い。


わたしはその他大勢の大抵のみんなと違って、何もしなくても人間関係サボりまくっててもみんなが愛してくれるほど運の強い人間ではない。

仕事くださいと常に積極的に働こうとする姿勢を見せることで「努力してますアピール」をして、先輩にちょっと大袈裟に褒め言葉のシャワーを浴びせてみて、周りの人間をいじったりせずできるだけ肯定してあげるようにして、定期的にプレゼントを貢ぐことを忘れない。そうして、やっとのことでほかの人と同じ普通の人間関係に追いつけている。

だから、周りが経験しているプラスアルファのいい経験なんてところまでは当然カバーしきれないので、そこはひとり行動で補える範囲で補う。だから私の誕生日など当然みんな覚えていない。


自分は不幸なのが当たり前で、幸せなことが突然訪れる方が非日常なんだ、って思い込むのに慣れてしまっていると、たまに現れる幸せに戸惑うし、私なんかがこんなにいい思いをしていて良いのか不安になる。

だから私は、実験をする。

自分がほんとうに愛されているのか、自分は誰かにとってほんとうに必要とされる、価値ある人間なのかどうかを検証するこころの自傷行為を。

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