第24話 小手先無用の役満貫



 ※ ※ ※




 南四局オーラス。



 一見、静かな立ち上がりだった。

 匡も勢い込んだ割には、大きな動きを見せずに、ただ淡々と局を回している。


 だが、本気になった匡がただで済ますわけがなかった。



 八順目。

 いきなり匡が口を開いた。



「なあ。三司馬。オープンリーチって、扱ってるか?」

「は?」


 何を言い出すんだこいつは、という表情で、三司馬は匡を見返した。


「オープンリーチか。そんなもん、随分聞かないな。今じゃ、採用しているところの方が珍しいんじゃないか?」

「御託はいいよ。ありなのか? なしなのか?」


 あまりに勢い込んで聞いてくる匡に、三司馬は何か不穏なものでも感じたのか、いぶかしむ表情をする。

 考える時間もわずかなもので、はっきりと三司馬は言った。


「なしだ。オープンリーチをしても、見せ牌と同じだ」

「そっか。――ああ、そうそう」


 そこで匡は後ろを振り返って、真樹に語りかけるように言う。


「ちなみにオープンリーチってのは、自分の手をみんなに見せる代わりに、あがった時の点数を一翻イーファン――えっと、一つ、レベルアップさせるっていう役な」

「は、はぁ」

「けど、ちぇ。認められてねぇのか。じゃあ仕方ねぇ」



 そうぼやいて、匡は右端の一牌だけを、裏向きに倒す。

 そして続けて、いったい何を思ったのか、、全部に倒した。



「な、近江、お前ッ!」

「ほい、そんじゃこの状態で、通常リーチ」


 冗談めかした口調で、匡は牌を捨てる。

 慌てているのは三司馬の方だった。


「お前! 何を勝手なことをしているんだ!」

「は? 何って。見せ牌しているだけだぜ、俺は」


 何か悪いことがあるか、とでも言うように、匡は堂々と言った。


「別にいいだろ、ロン牌に絡む一枚はこうして伏せてるんだし。この手、雀頭が足りないだけだから、単騎待ちと変わんねぇんだよ」

「だからって、そんな自分勝手!」

「勝手っつーけどよ、何か問題あるか?」



 いっそ堂々と、皮肉気な口調で匡は言い放つ。



「見せ牌だって、特にペナルティはねぇって、お前が言ったよな? あえて言えば、『見せた牌では和了っちゃいけない』だっけ? それなら安心しろ、問題の一枚は、見せ牌とかぶってねぇよ」



 あまりにも悪びれた様子のない匡の様子に、三司馬が肩を震わせる。

 しかし、それ以上何も言うことができないのか、「勝手にしろ」と吐き捨てて席に座りなおした。


「だってよ。よかったなぁ、真樹ちゃん。つーわけで、ほれ」


 匡は伏せていた一枚を手に取ると、真樹の方へと指ではじく。


 いきなり牌が自分の方へ飛んできて、真樹は慌てながらもなんとかキャッチした。

 きひひ、と笑いながら、匡は言った。



「それ持っててくれよ、真樹ちゃん。あ、隠すなよ? すり替えしたとか言われるのは面倒だからな。絵面が見えないように、はっきりと持っててくれ」

「え、えと。こ、こう?」



 言われるままに、真樹は見せつけるように牌を突き出した。



 卓に視線を戻す。

 卓に座る匡以外の三人は、もう匡の破天荒な行動に何も言うつもりはないのか、順番を次へと進め始めた。


 そして、リーチをかけてから直後の、匡のツモ番。


 山に手を伸ばして、牌をツモった匡は、なんの牌かを目で確認することなく、卓上にたたきつけて宣言した。



「ツモ。一発だ」

「な、何を馬鹿なッ」



 三司馬が目を剥いて叫ぶ。

 それに対して、匡は楽しそうに真樹に言った。


「真樹ちゃん、その牌、卓においてくれ」

「は、はい」


 真樹は言われるままに、匡が置いた牌の隣に、渡された牌を置いた。


 そろったのは、『ナン』という字の書かれた牌が、二枚。


 そして、匡が見せ牌したものは、漢数字が描かれた『萬子』の123の組が二つと、789の組が一つ。『中』の牌が三つだった。



「リーチ、一発、ツモ、チュン混一色ホンイツ混全帯么九チャンタ一盃口イーペーコー



 匡があがった役を読み上げていく。



「しめて十翻。倍満、4000・8000」



 にぃっと。凶悪な笑みを浮かべて匡が言う。


「惜しいな。あと一翻あれば、三倍満だったのに。裏ドラ乗ればなぁ。きひひ」

「おい、ふざけるなよ、近江!」


 掴みかかるような勢いで、三司馬が文句を言ってくる。

 しかし、匡はその言葉に、「はぁ?」と馬鹿にしたような声で返す。


「おいおい三司馬。ふざけるなって、何を言ってんだ?」

「……どういう意味だ」

「俺は、全然ふざけちゃいねぇぜ?」


 軽く台を叩いて立ち上がった匡は、三司馬に顔を近づけて、挑発するように言う。


「てめぇらにはさんざんコケにされたからなぁ。次の半荘三回戦で、きっちりお礼参りしてやんよ。こいつはその前金さ」

「いい気になるなよ、ガキが」

「おうおういいね、その啖呵。これまでの調子乗った余裕に比べたら、断然燃えるぜ」


 完全に好戦モードに突入した匡は、そのままとんでもないことを言い出した。


「気分いいからよ、言い切ってやる」

「は?」

「俺は絶対に負けない。森口さんの情報は、絶対にぜぇったいに教えねぇ」


 にぃっと嫌らしい笑みを浮かべて、匡は繰り返す。


「知りたければ俺を殺して知りやがれ! それと、俺が勝ったら差分×千円、しっかりかっきりもらうぜ、このクズども」

「上等だゴラァ! 席につけ。すぐに三回戦目始めんぞ!」


 完全に頭に血が上った三司馬は、勢いに任せるまま、次の試合へと進めた。




 ※ ※ ※




 半荘三回戦目。


 親決め――親は、三司馬からだ。


 席順は三回とも変わらない。もはや見慣れた光景になっていた。

 そんな中、一局目を進めながら、匡がまた変なことを言い出した。



「赤下と黒屋の箱下、なしにしようぜ?」

「はぁ? また何を言い出すんだ、お前」


 三司馬の反射とも文句ともつかないその言葉に答えず、匡はなぜか真樹に語るようにして説明してきた。


「ちなみに、箱下ってのは、持ち点がなくなることだ。ふつう誰か一人でも点数がなくなったら、その半荘は終了なんだが、今、赤下と黒屋のそれをなくそうって話をしてる」

「はあ、そうですか」


 なぜ説明してくる。

 真樹どころか、この部屋にいる全員が思っているであろうその疑問にはまったく答えようともせず、匡は改めて三司馬に向き直った。


「いいだろ。そもそも。この勝負は俺とお前の一騎打ちみたいなもんだ。それが外野のミスで終わるなんて、つまんねぇじゃないか」

「何好き勝手言ってやがんだ。わがままもいい加減にしやがれよ」

「ちぇ。ダメか」


 そこで自分の打牌をして、匡は「それなら」と提案を変えた。


「黒屋と赤下から俺への点数移動はなし、ってのはどうだ?」


 その提案に、三司馬がしばし黙り込む。

 それぞれのツモが一巡したあたりで、ようやく三司馬が口を開いた。


「それは、俺も適応されるのか?」

「いや、お前は好きにやってもらって構わないぜ? 差し込み大歓迎。ただ俺が、黒屋と赤下からは点棒をもらわないってだけのルールだ。ツモの時も適用していいぜ。そのかわり、わざとチョンボとかして罰符で飛ぼうとしても、許さねぇがな」

「いいだろう」

「よっしゃあ! 真樹ちゃん。たった今、俺は自分で引いて和了あがるか、三司馬からロンするかしかできなくなったぜ!」

「は、はあ。……て、ええ!?」


 いや、なんか今、すごくいいことのように話したけれど、実際は状況が悪くなっていないか?

 しかし、それにしては匡は楽しそうだし、何か考えでもあるのだろうか。


 その局は、結局赤下の差し込みにより、三司馬があがった。



 東一局一本場。



 匡が動き出したのは、ここからだった。

 黒屋がリーチをかけて、それに対して赤下の差し込みで終了、というところだった。


「ロン」


 黒屋の言葉とともに、彼の手が倒される。

 しかしその瞬間、匡が軽快な口調で言った。



「はい、チョンボ~。役ができてないぞ、それ」



 言葉とともに差された指の先を見ると、確かに、黒屋の手牌は和了形の形をしていなかった。

 数字牌だけで構成されているはずの手牌の左端の一枚だけが、不自然に字牌になっていた。


「ほら、チョンボは満貫払い。親に4000、子に2000だ。あ、俺にはやらなくていいからな」

「ぐ、貴様……」


 明らかに匡がやった仕業だ。

 しかし、その現場を誰も見ていないという、見事すぎるすり替えだった。




 続けて東二局。

 ここでも匡は動いた。


「おい、赤下」


 親の赤下に、匡が語りかける。


「お前、少牌ショウハイしてんぞ」

「は? って、ウソだろ!」


 何事かと思って見てみる。

 一見、赤下の手牌におかしなところは見えないが……


「ゲーム中、手牌が十三枚よりも少なくなることを、少牌ショウハイって言うんだ。真樹ちゃん。普通はありえないから、何かのミスなんだけどな」


 まただ。

 また、解説口調で、匡は真樹に説明してきた。


「こういう場合は和了放棄が通常ルールだよな。かはは、まったく、自分の親だってのに、だっせーの」

「て、てめぇ! 抜きやがったな!」

「は? 人聞きの悪いこと言うんじゃねぇよ。証拠もねぇのによ」


 飄々としながらそう答えて、匡は黒屋に言った。


「おっと、それロン」

「は? え?」


 動揺する黒屋。

 それもそうだろう。だってさっき、匡自身が言ったのだ。黒屋と赤下からはあがらない、ということを。


 しかし、その文句が出る前に、匡は言った。


「点数移動がなしって言ったんだ。誰も、ロンしねぇとは言ってない」

「いや、しかしそれじゃあ」

「つーわけで、点棒はいらないよ。そのかわり、和了として一つカウントしとくぜ」


 強引に話を進めて、牌を崩し始める。

 黒屋の方も、別に問題はないからか、納得のいかない顔をしながらもその言葉を聞き入れた。



 そして、東三局。

 親は――匡。



「さて、俺の親だ」


 にっしっし、と笑いそうな感じで、匡は牌を捨てる。

 そこから匡は、積極的に言葉を発していった。


「チー」「お、それポン」「あ、ラッキー。カンだ」


 そんな風に、これまでまったく見せなかったような戦い方を見せる。


「こういうのを、鳴くって言うんだけどよ」


 真樹に対してルール説明するような匡のしゃべり口にも、もう慣れてきた。


「あがれる役は限られてくるし、あがっても点数が低くなったりするんだが、その分目的を持った『鳴き』は、あがりまでのスピードがめちゃくちゃ速いんだ」

「は、はあ」

「――と、それだよ赤下。ロン」


 また、点数と関係のないあがりをした。


 そうやって、匡が速攻であがりに来るため、一局がほんの六、七順で終わるようなゲームが何度か続いた。

 親の匡が勝っているので、そのまま親は続行だ。

 明らかに異常な和了あがり率に、次第に卓を囲むほかの三人の顔色が変わってくる。




 そして、東三局五本場。

 匡の五連続目の親。


「なあ、三司馬」

「な、なんだ?」


 今度は何を言い出すのか、と。

 もう匡が口を開くと、碌なことが起きない、とわかっているのか、三司馬が身構えたようにする。


「おいおい、そんな身構えんなよ。ちょっとルールの確認したいだけなんだから」

「ルール?」

「五本場からって、二翻リャンハン縛りっていうルールがあるけど、それはどうする?」

「まさか、お前」


 三司馬の表情がひきつる。


「ちなみに、二翻リャンハン縛りってのは、役を最低二つつけないと和了れないっていうルールのことなんだが――」

「あ、当たり前だ! 二翻リャンハン縛り。これからお前の親が続く限り、それ以外は認めん」

「よし、それ聞いて安心した」


 じゃあ、あるよな?

 そう。匡がぼそりとつぶやいたように聞こえた。



 そして始まったその局。

 もはや決まりきったことを演出するように、匡はあがった。


「ロン。ハツ混全帯么九チャンタで二翻」

「……おい、近江。お前いったい、何をしてる」

「何って。別に何も?」



 じゃらじゃらと牌を混ぜて卓の中に落としながら、匡はどこ吹く風の様子で答える。



「ただまあ、でやるのか、それともも含むのか、そこが気になってるかな」

「…………」


 言い表しがたい表情で匡を見つめる三司馬。

 それに、楽しそうな様子で匡は付け加えた。


「かっはは。そう嫌そうな顔すんなよ。別に、お前らが止めればいいだけの話だろ? そんなに言うんなら、親の八本場で我慢してやるから」

「お前、本気で……」

「きっひひひ」


 匡がめちゃくちゃ楽しそうだった。


 彼は点数棒を卓の右端に置く。

 そこには、すでに五本の点棒が並べられている。


 ――どうやら、親が続くと、こうして点数棒を置いていくらしい。それに準じて、点数も変わってくるようだと気付いた。



 そして、その点数棒は次々に増えていく。

 六本、七本、そして――



「真樹ちゃん。って知ってる?」



 八度目の親の時に、匡はいきなりそんなことを聞いてきた。

 役満――名前くらいは聞いたことがある。



「確か、麻雀で一番強い役じゃ……」

「そうそう。国士無双コクシムソウとか、大三元ダイサンゲンとか、九連宝燈チュウレンポウトウとか。名前くらいは聞いたことあるんじゃない? ま、麻雀やってるやつにとっての、夢みたいなもんだな」



 パチン、パチン、と局面が進む。



「その役満の中によ。八回連続で和了あがったときだけに認められる、っつー、すっげぇ珍しいのがあるんだよ」


「は、はあ?」


「八回連続で和了あがりっていうと、簡単そうにも聞こえるけど、実際アホみたいに難しいんだ。だって、普通は外野が必死で邪魔しに来るからな。けど、その邪魔を乗り越えて和了あがったら――」



 ほんの、四順目のことだった。



 パチン、と。

 ツモってきた牌を、匡はたたきつけた。



「面前ツモ。タンヤオ込で、二翻縛りもクリア」




 自分の手牌を倒しながら――



「その役の名前は、八連荘パーレンチャン



 ――匡は高らかに宣言した。



「ローカルだが、立派な役満だ。16000と700オールっ!」




 叫んだあと、匡は哄笑をあげる。


 おかしくてしかたがないとでも言うように、笑って笑って――

 そこに、三司馬が横やりを入れようと、口を開く。



「く、認め――」

「認めないなら、それでいいぜ!」



 全てを言い終わる前に、匡が言葉を遮った。



「いわゆるローカル役だ。認められてねぇってんなら、仕方ねぇさ。こいつはただの二翻リャンハン役でいい。ただし――」


 卓の上に身を乗り出して、三司馬に顔を近づけながら、匡は満面を笑みで歪めて言い放った。


「これからこの半荘終わるまで一度も、俺は親を手離さねぇがな!」

「ぐ、うぅ」


 その匡の剣幕に、場全体が、酷く萎縮したように感じた。


 パッと見、匡は楽しんでいるだけに見える。

 そりゃあそうだろう。あれだけ楽しそうに笑ってはしゃいでいる男を、誰が楽しんでいないと思うだろうか。



 しかし、実際に身近にいれば。

 匡からあふれるどす黒いオーラに気付くだろう。



 匡は怒っていた。



 怒り狂って、頭に血が上って――そして癇癪のように、目の前のイラつく存在を、徹底的に叩き潰そうとしている。


 それは、怒りの笑みだ。


 自分を侮辱し、愚弄し、嘲笑した相手を、地獄の底まで沈めてやらんとする、怨嗟の感情だった。


 後ろから見ている真樹ですら、そのあふれる感情に圧倒されているのだ。

 それを真正面から受けている三司馬たちは、一体どれだけの恐怖を味わっていることか。



 さあ。

 もう逃げられはしない。



「八本場」



 九連続目の親。


 自動卓から山がセットされ、全員が自分の手牌を手に取る。

 匡の前に手牌がそろった時だった。


 自分の手牌を見て、それから匡は、順繰りと目の前の三人の顔を見渡して、そして、くぐもった笑いをあげた。



「く、くくく。くはは」



 凶悪な笑い声。

 碌でもないことが起きる。

 そんなこと、もはや誰にだって予感できるだろう。


「なあ、真樹ちゃん」

「は、はい」

「麻雀ってのはさ。とどのつまり、どういうゲームだと思う?」



 匡は一旦、自分の手牌を全部裏向きに倒す。

 そして、その中の一枚をつかんだ。



「えっと。あがりを目指すゲーム、でしょうか?」

「そうその通り。要するに、自分の手牌を十四枚、完成形にそろえるっていうのが、麻雀の根本的なルールだ」



 じゃあよ。と。

 楽しくて仕方がないとでもいうような口調で、匡は言った。



、どうなると思う?」

「え?」



 匡の言葉に、真樹だけではなく、周りの三人、いや、それどころか室内にいる全員が、どよめいた。


 パチン、と。

 匡は手に持った一枚を表にして、卓に置く。


 続けて二枚目を手に取ると、パチン、と先ほどの牌の隣に置く。


 そんな仕草を、残りの十二枚に施す。

 十四枚が表になる。



 ――数字の並びができている。字牌が三枚そろってる。



 配られた時点で――それはすでに完成していた。



「そういうのをさ、真樹ちゃん」



 真樹の方を見て。

 ニィィイ、と。

 顔が歪んで戻らないんじゃないかってくらい表情を笑わせて、匡は言った。



「天からの恵まれた和了。天和テンホウって、言うんだよ」



 それから卓のほうに向きなおると、攻撃的な声で、しかし楽しくて楽しくて仕方がないとでも言うような様子で、匡は言い放った。





「役満! 16000と800オールだ、てめぇら!」





 これは悪魔の独壇場だ。

 悪魔に魅入られたものは、骨の髄まで、しゃぶり尽くされる。




「さあ、十本場」



 賽を回せ。

 運を手繰れ。



 その先に待つのは、とある男の、激情から来る復讐劇だ。








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