第3話 1983年と校舎

小学校の校門まで来るとオヤジが三人立っていた。何処となく見覚えのある面影に近づいていくと懐かしい顔がそこにはあった。


一番仲のよかった田中とファミコンが得意だった吉田。私たちの中で一番喧嘩が強く、クラスの中心人物だった篤志。みんな年は取ったが、見てすぐに誰だかはわかった。


「竹縄、元気そうだな」吉田が最初に話しかけてきた。作られた笑顔が何処となく不気味だと感じてしまった。田中も私に話しかけようと近寄ってきたが、それを阻止するかのように、「お前よくのこのこと俺らの前に姿出せたな」篤志が睨んでいた。「まあまあ。太郎だってやりたくて学校取り壊すわけじゃないんだから。太郎を責めたって学校の取り壊しがなくなるわけじゃないんだぞ」田中が助け船を出した。


しかし篤志が私を目の敵にするのは今始まったことではなかった。クラスのリーダー格だった篤志にとって私はなにかと目障りな存在だった。喧嘩は篤志が一番強かったが、足の速さは篤志がいつも二番手で私に勝ったことがなかった。小学校の頃は、足が速いことは、勉強が出来ること、かっこいいこと、クラスで目立っていることの四大要素の一つで、これらが揃っている男子が女子からの人気がある奴だった。決めつけはよくないのだろうが私たちの学校はそうだった。そして極めつけは篤志が好きな杉崎が私のことを好きだったことである。小学生でもやはり男子は女子にもてたいもので、そこには大人も子供もないのだろう。それが好きな相手なら尚更である。私は何も答えなかった。先程村の人たちに言ったような強気の発言など勿論出来なかった。「久しぶりなんだし、止めようよ」やはり田中だ。この男は心底私のことが好きらしく、昔からいつでも私の味方をしてくれた。そして何故かクラスのリーダー格の篤志も田中には逆らおうとはせず、そうやって昔から仲間同士の均衡は保たれてきた。もちろん篤志は私を受け入れたのではなく、とりあえずはといった感じでその場は収まった。


「どこに埋めたっけ?タイムカプセル」「校庭の端っこだったよな、確か。桜の木の下に植えたよ、確か」吉田が田中の疑問に答えた。こういうとき、大概の奴は絶対に知っているくせに正確に場所を言わない。何故か知っていることはやる気満々な気がして、格好悪いと思っているからだろう。私もそんな人間の一人だから気持ちが分かる。とりあえずみんなで校庭まで歩いた。やはり田舎の校庭は広い。東京の学校のものなどは狭すぎて何も出来ない。おまけに土さえない学校もある。教育者じゃないから偉そうなことは言えないが、土はあった方がいい。このごろはこの学校のように田舎の過疎化で廃校になるところもあるが、都会のど真ん中で廃校になるところも増えてきているらしい。すべては少子化が原因なのだろう。この先何十年後かに日本に限らず、全世界で子供が激減するとある新聞が伝えていたが、本当にそうなったら学校なんて一校残らず廃校になってしまう。少子化による問題はそれだけではないが、この先大変な世の中が待ち受けているのだろう。原因は私のように結婚しない大人が増えたからに他ならない。つまり私のように田舎を捨てて、都会で自由気ままな奴が世の中に害で、田中のように田舎に残り、子供をたくさん育てている奴が世の中にとって善なのか。間違いなくその通りだ。そのうえ自分を育ててくれたモノさえも壊そうとしている。私はこの十数年間何をやっていたのだろう。


そういえば吉田や篤志は結婚したのだろうか。「なぁ」一番後ろを歩いていた私が話しかけたものだから、前を歩いていた全員が立ち止まりこっちを見た。「何だ?」一番最初に返事をしたのは意外にも篤志だった。「田中はたまに電話とかで話していたから知っているけど、みんなは何してんの?結婚とかしたの?」私の問い掛けに吉田が答えた。「僕はまだしてない。行き遅れちゃった。役所で働いてるから出会いがなくて」何も答えない篤志の近況は何かと仕切る田中が答えた。「篤志の奥さんは驚きだぞ。太郎もよく知っている人だよ」篤志が言うなという顔をしたが、構わず田中は続けた。「杉崎さ」

一瞬言葉を失ったが、すぐに、

「そっか。篤志、杉崎と結婚したんだ」さっきまで気まずそうな顔をしていた篤志が、「あぁ」少しばかり胸を張った。別にそれほどのショックはなかったが、無意識に話題を変えていた。

「仕事は何してんの?」

「親父のあと継いでペンキ屋やっているよ」篤志が答えると、間髪入れずに吉田が、「竹縄は結婚したのか?」昔からだから今さら気にはならないが、なぜか吉田だけは私のことを名字で呼ぶ。

「まだしてないんだ」

「なんだ僕だけじゃないのか」仲間がいたことに安心したらしく、吉田は笑みを向けてきたがやはり何処か引き攣ったような笑顔に見えてしまった。気のせいなのだろうが。


昼間見た風景と夜の暗闇が私がいなかった十数年の間もこの村は変わることなくここにあったことを教えてくれたが、時だけは止まることなく刻み続けていたことを人に触れることで痛感した。みんな見た目も変わったが、人生を着実に歩んでいたようだ。吉田も真剣に結婚を考えている。私にだってこの年まで結婚話の一つや二つ無かったわけではない。ただいざ結婚となると踏み込めず、いつも逃げ出してしまうのだ。確かに親が離婚しているから、自分は子供を泣かすようなことはしたくないというのもあるが、本音は自由がやめられないのだ。お金の自由、時間の自由、誰の人生にも責任を持たなくていいのだ。自分だけの考えで生きていればいいのだ。だからやっぱりやめられない。でも奥さんがいない分、子供がいない分、私は責任を取らなくていい分、大人になれないでいるかもしれない。だから親の痛みや苦しみがいまだにわかれないのだ。

数分歩いて私たちが辿り着いたのは、校庭の一番端にある、少し小高くなった丘の前だった。

「こんなところに埋めたか?」田中が言った。

「そうだよ。ここだよ」さっきまで曖昧にしか答えていなかった吉田が今度は言い切った。

「じゃあ掘ってみるか」田中と篤志が持ってきたシャベルで掘り出した。十分もしないで田中はヘトヘトになった。

「太郎、本職だろ」篤志が言った。

「俺は現場監督だから、力仕事はしないよ。それに今どきシャベルは使わないよ。全部機械がやってくれる」そう言う私に、「つべこべ言わずに、掘れよ」笑顔の篤志に、私も自然と笑顔になれた。


私の中では三十分以上掘った気がしたが、多分十分やそこいらしか経っていないのだろう。数十㌢掘ったところで腕に力が入らなくなった。

「よし、変わろう」私たちの中で一番頼りなく見える吉田が、私からシャベルを奪った。案の定五分も保たずに倒れ込んでいた。大笑いする私たちの横で黙々と二十分以上、篤志は掘り続けていた。しかしいっこうにみんなで埋めたタイムカプセルは姿を現さなかった。


こんな調子で二時間以上時が経ち、二メートル以上は掘ったであろうときに篤志が叫んだ。

「今、堅いものに当たった」倒れ込んでいる癖に口だけは動く田中の、「石じゃねえの」の言葉を気にすることなく、篤志はがむしゃらに掘り出した。その光景に見ていた私たちにも緊張が走った。


「木箱だ!少し腐ってはいるけど、間違いなく人間が埋めたものだ」

ぽつりと田中が、「死体だったらどうする」ニヤけながらとんでもないことを言い出した。


その言葉に私は絵日記に出てきたショウタとカズヨのことを思い出した。田中の言葉に固まっているみんなに、追い打ちをかけるように私はふたりのことを話した。

「なぁ、タイムカプセルを埋めたときぐらいに、俺らと同じ年ぐらいのショウタっていう男の子とカズヨっていう女の子がいたか知ってる?」みんなの顔を見てすぐに答えは分かった。心当たりはないようだ。私は質問を続けた。

「じゃあ、昔この村で実の親が我が子をふたり殺した殺人事件は知ってる?」この質問の答えも見れば一目瞭然だった。ただ一人を除いては、

「知ってるよ、僕」吉田だった。


「お母さんから聞いた話だから詳しくは知らないけど、殺したというより自殺だったらしいよ。死んでしまった子供の親は事件発覚後姿を眩ませてしまったみたい。でもいまだに死体が見つかっていないって、当時聞いたけど」詳しいじゃないか。祖母から聞いた話は本当だったのだ。「じゃあ何で自殺だと分かったの?」私は不思議だった。あの女の子カズヨが指さしたタイボクの根っこに、もしかしたら彼らの骨が埋まっているのかもしれない。実際そうなら自殺なのに埋められるのはおかしいからだ。

「僕もそれ以上はよく分からないな」話はそれで終わってしまい、みんなの関心はやはり今、目の前にある腐りかけている古い木箱に向いていた。


私たちは何十年ぶりに掘り出された泥だらけの箱を開けてみることにした。

もし誰か人間の死体でも入っていたら、最初に見てしまった人間が呪われかねない。そんな馬鹿げた話はあるはずがないのだが、周りを見渡すと木箱を掘り当てた篤志と私が一番遠いところから傍観していた。田中が私たち二人の顔を見てやっぱりなという表情をこちらに向けた。


「分かったよ。俺が開けるよ」田中の頼もしいひと言に異を唱える者はいなかった。篤志もそして私もどうして田中の言うことを聞いてしまうのか、このとき分かった気がした。

そうは言ったものの田中も怖いらしく木箱の蓋を持つ手が微かに震えていた。しかし誰もその事に気づきながらも口にはしなかった。言ってしまったら、自分に田中の役が回ってきてしまう恐れがあったからだ。

「よし!」心を決めたらしく、田中の手の震えがピタッと止んだ。やはり陰のボス田中だ。ゆっくりゆっくりと私たちが埋めたであろうタイムカプセルの蓋が外されていった。小学生の私たちの夢が詰まった、タイムカプセルであることを願いながら腐りかけの古い木箱の蓋が今完全に外された。一同息を整えると恐る恐る木箱の中を覗き込んだ。一瞬何かの光に目がくらんだ。何故か気を失っていたような感覚に襲われながら再び中を覗き込むと、

「よかった。死体なんか入ってないじゃん」吉田の高い声が聞こえた。中にはノートや人形、車のオモチャに、野球のボールなぜか靴下。いろいろな物が入っていた。あれ吉田こんな高い声だったか。箱の中を覗いていた私の目線は、やけに高い声を出した吉田に向けられた。

「あれ?」吉田がいない、この子は誰?「お、お、おい!太郎?」田中の子供らしき男の子が私を見て叫んだ。

どうなっているんだ。

何で私の周りには子供しかいないんだ。「もしかして俺も子供?」私は周りにいた子供たちに聞いてみた。

「うん……」一人の子供が頷いていた。


みんな子供になってしまった。


私は、「え、篤志?」

小学生の頃に見た顔に聞いてみた。

「おぅ」子供になってしまった篤志が答えた。

私は自分の腕や足を見てみた。なぜか半ズボンで、変な絵が描かれた靴を履いていた。手は小さく、腕には産毛しか生えていなかった。私たちは本当に子供に戻ってしまったみたいだ。小学生になった吉田が自分の顔を叩いていた。夢かどうか確認しているのだろう。でも中身は大人のままみたいだ。小学生から中学生、高校生、大学生、自分の設計でいろんな人を幸せにしたいと、夢いっぱいで入った設計事務所。給料が安すぎて生活が苦しくなり、夢よりもお金を選んで入った建設会社。私が辿ってきた人生ははっきりと覚えている。

でもどうなっているんだ。まったく分からない。さっきの光を浴びてしまったからか。

「おいどうすんだよ。このままじゃあ家に帰れない。誰も俺だと分からないじゃないか」篤志が喚いていた。


ふと校舎に目を向けると、昼間取り付けたはずの緑のネットがなくなっていた。誰が取ってしまったのだ。そうだ、私は私が埋めたショウタという男の子がくれたらしい本がどんな物なのか気になり、もういちどタイムカプセルの方を見た。


幽霊からもらった本って何なんだ?

しかしその疑問は解決出来なくなった。何故なら今の今まで目の前にあったタイムカプセルという名の腐りかけた古い木箱がまるまる消えていたのだ。


「みなさん、ごめんなさい。私はあなた達が学び遊んだ校舎です」

校舎が喋った。

私たちは一斉に校舎を見た。

しかし、

「こっちを見ても目があったり、口をぱくぱくさせているはずはないですよ。何故なら私はあなた方の心に、一人ひとりに話しかけているんですから」

私たちはお互いの顔を見合わせた。みんなにも聞こえているようだ。


「皆さんの時代では、私は明日取り壊されるみたいですが、私が建てられてから六十年以上経ちました。これだけぼろいと、いつ崩れてもおかしくない。怪我人が出る前に取り壊してしまった方がいいでしょう。ただその前に、私がなくなってしまう前に、一つだけなくなってもなくなりきれないことがあるんです。

それを皆さんに解決して欲しいのです。今は1983年・昭和五十八年です。皆さんは小学生に戻っています。今は皆さんの心はまだ大人ですが、だんだん心も子供に戻っていきます。完全に戻ったら皆さんは元の世界に戻れなくなります。それまでに私がこの世に残した唯一の心残りを解決してください。宜しくお願いします。あっ、あと皆さんの体はこの時代の皆さんの体をお借りしています。くれぐれも取り扱いには気を付けてください」

私たちは何度も互いを見渡した。

誰もが目が点になっていた。

自分たちに何が起きたのか理解するにはだいぶ時間がかかりそうだ。


校舎が喋った。


私たちは昔に戻ってしまった。


言われただけでは信じられないが、実際に子供になってしまった自分を見て、昔にタイムスリップしてしたことは真実味があった。


時間と時代を調べようと携帯を取り出そうと小さなポケットに手を突っ込んだ。

しかし入っていたのはあめ玉が一個だけだった。そういえば私は昔あめ玉が好きだったな。

そうじゃなくて携帯……なくなっていた。代わりにみんなお揃いの腕時計をしていた。

日時は8月1日の二十三時。時代は1983年・昭和58年。この腕時計を見る限りでは、校舎が言ったことは本当みたいだ。

「何なんだ?」田中のひと言はみんなの気持ちそのものだった。

「どうする?」吉田が言ったが、こっちが聞きたい。


タイムカプセルを掘り出しに来ただけなのに、それを掘り出したら何故か自分たちがタイムスリップしてしまった。

「そうだ学校出たところにあるコンビニに行ってみようよ。そこで今がいつなのか聞いてみよう」田中の提案にみんなが従った。

校庭からコンビニがあるところまで一度も止まらずに走った。現代ではなくなっていたジャングルジムを横目で見ながらも、そのことには触れなかった。

そして着いた2010年には存在するコンビニはそこにはなく、ただの竹藪が広がっていた。

「そっか、もし本当に戻ったのならあるわけないか。僕らの小学生のときコンビニなんてなかったもん」吉田がポツリと言った。


私たちが途方に暮れていると、突然の光りに眼がくらんだ。

「何してんだ?小学生がこんな時間に」光を当て声を掛けて来たのはお巡りさんだった。そのまま補導され、交番まで連れて行かれた。

「じゃあみんなの名前と住所と電話番号を教えなさい」

私はお巡りさんに、「今は、何年何月何日ですか?」とみんなの代表として、みんなが今一番知りたいことを聞いてみた。

「なーに言ってるんだ。小学生のくせに随分しっかり喋れるな」

当たり前だ中身はまだ大人なのだから。


「今は五十八年の八月一日だ。何でそんなこと聞くんだ。みんなで記憶喪失か?」どう見てもこのお巡りさんは私たちを小馬鹿にしていたが、それも仕方がないことだ。全員の名前、住所、電話番号を書かされた。十数年ぶりだったが住所も電話番号も覚えていた。ただ名前は[竹なわ太郎]と縄の漢字が書けなくなっていた。もうすでに私の内面は子供化が始まっているようだった。

そして汚い文字だが、名前は住所や電話番号よりも大きく偉そうに堂々と書いていた。自分の書いた名前を見ると何故か力が湧いてきた。


吉田、田中、篤志の順番にお巡りさんはそれぞれの家に電話をかけていった。

この時代はまだ母さんが生きていて家にいるはずだ。私はうれしさと恥ずかしさで顔が熱くなるのを感じた。


「もしもし竹縄さんのお宅ですか。お宅の息子さんがこんな夜中に外を歩いていたので補導しました。すぐに迎えに来てください」

「母ちゃんが出ました?」そう聞いた自分がだいぶ興奮していることに気が付いた。

「おう」その勢いに驚きながら、お巡りさんは答えた。


母さんに会えるのだ。

もう二度と会えないと思っていた母さんに会える!

私の鼓動は嬉しさで波打っていた。


それぞれの親が順番迎えに来た。私の家は一番遠いのでやはり最後になりそうだ。


十年ほど前に死んでしまった田中の婆ちゃんと田中の再会があった。

あの冷静な田中が婆ちゃんを見るなり抱きつき泣いていた。お巡りさんは不思議そうな顔をしていた。


いよいよ私の番が来た。しかし待てど暮らせど母さんは来なかった。

「君のお母さん遅いね。何してるんだ?」お巡りさんがそう言うのも無理はない。三人それぞれの家族が迎えに来てからすでに十分以上が経っていた。

そのときだ。

「ごめんなさい。夜道で道が分からなくなっちゃって、遅くなりました」

息を切らしている母さんに僕は抱きついた。

母さんは昔からひどい方向音痴だった。


「おやおや、どうしたの男の子が泣いたりして、格好悪いよ」

それでも構わず僕は母ちゃんから離れなかった。もうどこにも行って欲しくなかったから。

母ちゃん、僕、少しずつ大人の記憶が無くなっていく。でもよかった、本物の母ちゃんに会えて。


二十数年前の家に帰ると姉ちゃんはすでに寝ていて、父ちゃんはまだ帰っていないようだった。子供の頃はもっと早く寝ていたから知らなかったが、父ちゃんはこんなに帰りが遅かったのだ。


体がやけに重たく感じた。だから布団に入るとすぐに眠ってしまった。


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