複雑な過去を乗り越えたその先。

自分が自分自身のため、本当に何がしたいか答えを出せない主人公と自分を責め続ける上司とその息子。熱帯の島での暮らしやオーシャンビューを思い浮かべながら切なさや哀調感を感じることができました。同時に、自分自身についても考えさせられる。そんな作品です。

投稿者様はキャラクターに愛着が湧かなかったとあとがきで書いておられますが、私はとても感情移入しながら読むことができました。