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『がんばれスクリーンセイヴァーズ』を書きました&解説など

ショート小説『がんばれスクリーンセイヴァーズ』を書きました。
https://kakuyomu.jp/works/16817330652307197436

海外ドラマや映画にある、堂々と仕事をサボってゲームをやる描写に憧れたがゆえに、無限に拡がるオフィスで黙々とゲームをやりつづける内容になっています。

前々からこういうの書きたいなとぼんやり思ってはいたのですが、このままだといつまで経っても書きそうにないので、オラッ! と思い切って一気に書いた感じになります。1万字近くまでいってたらまた違った内容になったんじゃないかなと思います。

似非アメリカ文学風味というか、自分のなかにあるなんとなくの“アメリカ文学っぽさ”──ミニマルな感じとかドライな感じとかそういうイメージ──を自分なりにどこまでできるか、という実験的意味合いも強いです。まあまあそれっぽくなったんじゃないかなと思います。以前読んだ、デヴィッド・フォスター・ウォレスの『幸運にも経理課長は心肺機能蘇生法の心得があった』を思い浮かべながら書いた気がする(地下駐車場のひんやりとした圧迫感が良かった記憶)。あとニコルソン・ベイカーの『中二階』とか。あと矢部嵩の『〔少女庭国〕』みたいなのをやりたかった。

もう少しいろいろできそうな作品なので、もう少しいろいろなんかできるといいなと思います。

それにしても、仕事中に人々がいかに仕事をサボってきたのかとか、アメリカでサボり中によく遊ばれていたゲームとかの纏まったデータなり文章なりとかあったら読んでみたいなあと思う(ないとは思うけれど)。


以下、忘れないために登場人物等の解説。

■ディーマン
語り手。『DOOM』シリーズを任されている。エンジニアが仕事中に、てすさび的にいろんなプログラムやガジェット上に移植したものも任されているため、永久に業務が終わらない可能性が高い。

■ミスター・フライト
『マイクロソフト フライト シミュレータ』シリーズを担当していたんだと思う。

■クロッシング
『どうぶつの森』シリーズを任されている。この人だけ性別を曖昧にしたかったのでそういう書き方をしてるけれど上手くいったかどうかはわからない。

■はんぶんこ
『ハーフライフ』シリーズを任されている。結局「エピソード3」は出たんだろうか。Valveのロゴ(片目にバルブが刺さってる男や、後頭部にバルブが刺さってる男)の話も絡めようかなと思ってたけど、思いつかなかったしできなかった。

■ソリティア
名前どおり、ソリティアをやらされている。忍耐強い。ずっといる。

■除去屋
マインスイーパーをやらされている。ずっといる。

■シャンハイ
名前どおり上海(麻雀ソリティア)をやらされていた。

■はんぶんこの「デスクの上に置いてあった四角いキューブのぬいぐるみ」
これ→https://valvestore.forfansbyfans.com/companion-cube-plush-10248.html

■「大型のプラズマテレビにXboxを繋げ、エイリアンと戦うFPS」
『HALO』のつもりで書いた。

■「サンドボックス型のクラフト系ゲームを担当する新人」
『マインクラフト』を担当している。

■ブロウ・ブロウ
『ディアブロ』シリーズを担当している想定で書いていた。ちょっとは彼女のゲームプレイ描写とかやればよかったかもしれない(とはいえ筆者がシリーズ経験がほぼない)。たぶんこの先長い。


そんな感じです。

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