まあ、教養ってのは、そこの社会形態に合わせたものなので、いらんと言えばいらねーと言って良いもの。
一般的に「そんなことも知らないの？社会人の常識でしょ？」とかマウントとる奴がいっぱい知っている事。
知らないのならその場で簡単に説明し、相手に理解させて使わせるのが理性ある行動。命令して理解していないのにやらせるだけってのは理性に欠ける行動。
知性は知識。なので、事実ではない知識でも知性の一部となっている。正しいと信じ込まれているから。人々の持つすべての知識の１割くらいだろうかね、事実に近いことは。
「聞いていたことと違う！」とか言う場合は、聞いていたことに何かが足りなかったか、余計な事実ではないことが含まれていたか、など、「一部は事実かも知れない＝事実ではないこと」だ。
特に低能な人は事実を軽視する。また、事実軽視は人間社会にとって社会の安定を保持させない個体になるので、人間社会にとっては害悪で、即時排除必要程度の危険度がある。
嘘が広まると社会崩壊の種になる。それはかなり重要。人々が事実でも嘘でもどっちでも気にしない、などとなったら、その時点でその社会は混乱に向かい、人々の精神的秩序は瓦解していく。
社会維持には、その社会構成個体（国なら国民＋他居住者）が、似たような物差し（基準）を持たねばならない。そして、重要なのは、その物差しの中においての「重要度」。
相反する必要性のあることが同時存在したばあい、その状況においてはどちらをどう優先スべきか？を決めなければならない。そしてより良い行動を要求される、社会に。つまり社会構成員の責任行動（詐欺な奴らが作った概念で使いたくないのだが、今の社会では「義務」と呼うような感じのこと）。
で、
本題。
ぼーっと上海やってたとき思った。
例えば自動車整備士。
こちらの整備士は資格とか無いくさい。無くても良い、が正しい言い方かな。つか、「その資格がなけりゃ、その業務をしてはいけない」という資格などは少ないんじゃないかな？どこの国も。
多いほうがおかしい。なので、資格が多い国はなんかいろいろいっぱい問題があるので、暇な時は探ってみると暇つぶしに面白いかも知れないｗ（複合要因、しかもかなり要因が多い）
で、日本の整備士は大変。覚えなければならないことがものすごく多いし、どんどん増えていく。
こっちの整備士は昔の日本のよな感じ。
そうだな、昔のポイント点火でキャブレター仕様のバイクの整備とか考えてもらえばいいかな。
開けてみて、仕組みを見て考えて、「あー、こうなってんだな」で、だいたい判る。で、組んで動かして調整し・・みたいな。
組み立てマニュアルや整備マニュアルあると凄く楽ちんだけど、こっちの連中はそんなのいちいち取り寄せない。
バイクも車もこっち向けなので、ギミックはほぼ無い。だから楽。しかもオーナー（ドライバー）も、動いて止まればどうにかなる、とまさに正しい考えなので、少々の問題は「どうすれば当面ごまかしていけるか？」を見つければいいだけなので、そうしている。
問題が起きたら脳が思考停止して呆然としてしまう、JAF呼ぶ、とか無い。JAFみたいな優秀な組織は無いし？
余談だが、なので、
もし世界規模で大問題が起きても、半年くらいで皆自分でどうにかなるようにしてしまうんじゃないか？と思うほど。
これが理性。
マニュアル見たり、新しい技術が搭載されたら習う、などは知識であり知性の部分。
学歴もこの知性の部分。でも日本の受験勉強とか知性とか呼べないけどね今は。教養でもないし、なんて呼べばいんだろ？雑知性とか？
理性無い人には知識は少ないほうが良いんだけどね、理性を伸ばすためには。
選択肢多いと、ほぼ逆を選ぶし。
つまり
少ない情報の中から、分析し、新しい推測を出し、行動してそれを確かめていく、ことができる考えと行動を持て、よりよい結果を見出すことができる者が「理性がある」
知っていることから選んで結果を決める、というのが知性。
ちなみに「陰謀論」というCIA謹製のロジックに騙され信じ込んで、自分では検証しない者は完全に知性のみ型。どんだけ必要な知識がある知らんがｗ
どこがどう陰謀なのか？くらい必要十分に説明できると、理性あるかな？程度。
ものを教える、ということだけなら知性でもよい。
でも昔の職人は理性型。受け継いだ技術から、経験と考えで、よりよい方法や道具など産み出していく。
なので、門外漢なことでも、それなりにより良い話しができたりしたもんだ。
当人に興味が無いことは考えもしないから話にならないけどｗ（偏屈に見える者もいたからなｗ）
で、理性無い者は理性を教えられない。口で教えるもんじゃないってのも大きいけど。
自分の中で自分で作り上げていくもの、だからなぁ。体験みたいなもの、感覚を得てはじめて、ということの集積したものが理性ってことになるかなぁ
大昔、産業革命前くらいなら、神に近づくため（少しでも理解するため）の・・とか呼んだかもしれん。
こんな世なら、無くなっても仕方ないかな？とも思えるし。