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戯曲(台本)形式

他の方の作品でも、セリフの前に名前が入る形式の作品が急激に増えてきました。

戯曲形式(台本形式)もかなり受け入れられて来たのかなと思いますが…

でも、未だに抵抗感のある人もいらっしゃるようで。

そんなに邪魔ですかね?

慣れるとまったく気にならないくなると思うんですが。

私が以前から戯曲が好きで抵抗がなかったというのもあるのでしょうが……それにしても…。

むしろ、名前がないセリフの連続にストレスを私は感じてしまうのですが。

最近も他の方の作品を呼んでいて、そこそこ上手に書かれている方でも、やはりセリフが連続するシーンでは、「これ誰のセリフだ?」となる事がよくあって、ストレスを感じます。割としっかりした文章を書かれている作品でも、たまにあるので…

多くの人はそれをあまり気にせずスルーしてしまっているのだろうと思います。私も正直、それほど思い入れのない作品であれば、多少分からなくても「まいっか」でスルーしてしまいますので。

時々、誤字の指摘で、「この部分って誰々のセリフですよね? だったらおかしいのでは?」みたいな書き方の指摘をされているのを見かけますが、要するに、誰のセリフか分かりづらいって事ですよね。

前にも書きましたが、日本語は表現の幅が広いので、例えば一人称だけでも

(私・自分・僕・俺・俺様・儂・あたし・あたくし・あたい・あーし・わて・わい・うち・おら・おい・おいどん・ぼくちゃん・ぼくちん・おれっち・おりゃあ・ぼかぁ・わたしゃ・あたしゃ・わしゃあ・おらぁ・ミー・当方・下名・職業・本官・小官・本職・小職・当職・弊職・愚僧・拙僧・愚禿・我輩・吾輩・我が輩・吾が輩・某・朕・麻呂・麿・吾・余・予・小生・あっし・あちき・わっち・妾・僕・拙者・拙僧・身共・手前)

と大量にあり、またそれぞれに特徴的な話し方があったりしますので、それをうまく活用すればセリフのみで書き分けが可能になるわけですが・・・

英語に訳すと全部「I(アイ)」一文字です。

実際、日本の小説は『誰のセリフなのか分かりにくい』という指摘が海外からはあるそうです。

登場人物がすべて、特徴的な話し方をするってのもおかしな話ですしね。

稀に、読者に解読作業を強いるような作品もありますが、私個人としては、読者にストレスを与えるのは私は好きではないので、セリフに名前を入れる形を広めていきたい。古来からある形式でもありますしね。あしからずご了承願います。

とはいえ、名前がストレスを与えているとしたらそれも本末転倒なので、名前なし版も徐々に作って行きたいとは思います。(まぁあくまで戯曲形式がメインですが。)


1件のコメント

  • 戯曲形式って小説のスタイルとしては最古に近いですからね。
    古いスタイルと嫌う人が一定数いるのはやむを得ないかと。
    シェークスピアを始めとする古典文学に慣れ親しんできた身とすれば違和感はまったくないのですが、慣れの問題でしょう。
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