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宇宙戦艦の殺人 第一章裏設定(犯人&被害者詳細プロフィール、裏話)

ネタバレ注意!
本編を読了後、ご確認ください






〇第一章犯人

名前:癒手《イヤシデ》メリー
年齢:27 性別:女性
職業:小児病棟看護師
キーワード:活きる 取捨選択《トリアージ》 メリーバッドエンド
服装:看護服 白羊をイメージした白いファーを首に巻く
役割:意外な犯人
背景:過去の災害時、患者を見捨て自分だけが生き残った経験を持つ。
   そのことを正当化するため、生き残った自分の生を謳歌することを義務と捉える強迫観念を持つ。
情報:命を大切に考え、他者を思いやることのできる優しい心の持ち主である。
   ただし、宇宙戦艦に閉じ込められている状況は「活きて」おらず、死んでいるのと同じと考えていた。
   【船外活動《EVA》】で皆で地球に帰ることができないと悟ると取捨選択《トリアージ》の考えから、せめて自分だけでも活きようと犯人になることを決意する。


〇第一章被害者

名前:八木《ヤギ》 古路裏《コロリ》
年齢:14 性別:男性
職業:中学生 預言者
キーワード:超能力 スケープゴート ???(非公開情報)
服装:黒いスーツ 郵便カバン
役割:初日犠牲者 ???(非公開情報)
背景:本物の超能力者である彼は、まだ能力を上手く扱うことのできない幼少の頃、戦争や犯罪など様々な過去の出来事を力の暴走により追体験してしまう。
   自身が特別な能力を持っていることから、自分にも誰かからの悪意が降りかかるのではないかと恐れるようになる。
情報:過去視《ポストコグニション》のESPと念写《ソートグラフィー》のPKの二つの能力を持つ超能力者。
   過去視で見た過去の場面へ念写を使うことで預言《メール》を実現。
   疑似的な未来予知を可能としている。
   彼が未来を見ることが可能になったのは、自身の命が脅かされているという不安から。
   しかし預言は彼の死を回避できなかった。

〇第一章の裏話

・テーマは『デスゲームらしさと定石外し』。
 見せしめ、初日犠牲者→生存
 レインの死亡フラグ乱立→生存
 医療知識を持つ参加者→初回犯人
 相棒ポジション→初回犯人
 重力装置というSF要素→ミスリードで本命はガチガチの物理トリック
 
 しっかりとしたデスゲームらしい前振りと、それを覆す展開を意識しました。

・章題の元ネタは天国への階段(Stairway to Heaven)。各話タイトルにも作品タイトルを意識したものがいくつかあります。

・舞台の元ネタはAmong Usのスケルド。それっぽい部屋がいくつもありますよね。

・コロリの預言騒動が無ければ被害者となっていたのはカスミでした。
 二人を医務室で眠らせ、カスミを殺害。まともに反論のできない状態のレインを犯人に仕立て上げる計画、のはずが。
 コロリが預言をカミングアウトしたことで全ての計画が狂うことになります。

・メリーの最大のミスは重力装置の仕様を十分に理解せずに殺人計画に組み込んでしまったことでした。
 これも標的を直前に変えることとなった弊害です。


以上です。
何か質問があればお答えしますので、是非ご連絡ください。

4件のコメント

  • 非公開状況は今後にまた活きる設定ということですね。楽しみです。

    過去視の念写で未来視を擬似的に……、よく分かりませんが、本編とは関係ないのであまり深くは聞きませんが、SFが詳しい人は合点がいくんでしょうか( ̄▽ ̄;)

    白ヤギさん、印刷するだけじゃなくて、封筒に入れた状態で出てくるし、封筒の色も内容次第で変わるし、なかなか高性能な印刷機ですよね笑


    確かに、メタ推理で行くと、「見せしめ死なないんかーい」「死亡フラグで死なないんかーい」「仲間っぽかったのに犯人なのかーい」というセルフツッコミが多かったですね。

    メリーさんなき今、アレレベルの見せしめあったら死んじゃいますね。気をつけないと。
  • ぎざさん、近況ノートまではるばるお越しいただきありがとうございます。

    コロリくんの超能力については、
    過去視:自分が以前見た、もしくは今いる場所の任意の時点の過去の映像を見ることができる
    念写:心の中で念じることで用紙などに画像や文字を焼き付けることができる

    というものです。

    コロリくんは過去視で見た映像に映る物体(白ヤギさんから出た印刷紙)に念写で文字を焼き付けることで、未来で体験した出来事を過去に伝えることができます。
    ただし、現在は能力が制限されているため今回のような限定的な預知となりました。

    なので白ヤギさんは実は白紙の紙が入った封筒を排出しているだけでコロリくんが封筒から取り出した紙を見た瞬間に未来の自分が念写をしています。封筒の色が変わるのも念写の力です。

    章ごとにコンセプトも変える予定で次回からは展開もガラッと変わる予定ですので是非ご期待を!
  • おおっと、マジの超能力がある世界ですか……。
    ちゃんと推理できるレベルの情報はもらえると信じてますからね?(。´・ω・)?

    それはそれとして、僕は見事に騙されましたね……。
    定石外しはどうしてもメタ推理に引き摺られがちな僕には致命的でした。
    特に、特殊設定ミステリーで敢えて物理トリックだけで犯行を完遂する、という流れは僕もFirst Gameで構想していただけに、解けなかったのが悔しいです。

    あと、細かいですが誤字報告です。
    「カスミの最大のミスは~」の部分、たぶんメリーのミスだと思います。

    (ちなみに感想コメントの件ですが、メリーバッドエンドは「客観的に見たらバッドエンドでも本人的にはハッピーエンドに近い」というラストを指すので、これなら解釈次第ですかね。メリーが固執した「活きる」ということだけは手放さずに済んだ、と見るならメリーバッドエンドとは呼べると思います。まあ、脱出が一番の目標だった点を鑑みると、ちょっとズレているような気がしないでもないですけど……)
  • 白柳さん、近況ノートまで訪問ありがとうございます。

    誤字報告感謝です! 作者の頭ともども修正されました。

    宇宙人もいるぐらいですからね。超能力もありますとも!
    ただし、使用される場合は必ず作中に言及がありますから安心です!

    ルールと定石は破るためにありますからね!
    次章以降もご期待を!

    (メリーバッドエンドの件、了解です。これについては下調べせずに書き始めたので意味がギリ通るようなら良かったです。どーしてもこのタイトルにしたかったんですよ!)
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