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考察に関して

 正直、近況ノートにして書くまでもない話でしょうが、まとまりそうなので垂れ流します。

 考察について良い悪いではなく、思っていることを適当に。
 第一に私は考察はあまりしないタイプです。
 ただし動画は見ます。見る専です。
 というのも、小説を読むとき、全く頭に入ってこない場合があるのです。
 登場人物の名前や特徴・誰がどこでなにをやっているのか・どんな出来事が起きたのか。
 把握するにはあらすじを読まなければなりません。長編の場合は未回収の伏線も見て置かなければなりません。
 こういうときに考察動画は便利です。物語の要約・重要なところ・伏線のまとめを勝手にやってくれるので。
 いちおう好んで観ている、といってもいいのか。

 謎・ミステリー・神秘的な事柄は好きです。フレーバーテキストに仕込まれていた伏線が回収されるとテンションが上がります。
 だけど、見るときはいちいち考えない。面倒だから。情報の整理は他人に任せていたいのですよね。
 ただ、その作品が好きで、長く付き合った結果色々と把握できるようになったら、考察の余地は生まれます。

 私の場合は過去の気になる描写を見つけて、これはひょっとしたらこうなんじゃないかと見当をつける感じです。
 長々と文章を垂れ流すのではなく、画像つきの付箋から線を引っ張って、答えを直接つなげる感じの。
 直感型です。思い至ったとき、たいていは合っています。

 考察は基本的に当たるものとして見ています。
 よい物語は伏線が張り巡らされており、読み進めていけば自然に答えにたどり着ける仕掛けとなっています。
 最初はなにがなんだか分からなくても、しっかり集中して作品と付き合っていけば、答えが提示される直前には理解できる。自力で察することができる。
 それが意図的にやられると、うまいと感じます。

 ただまあ、考察は玉石混交です。
 与太考察どころか明らかに矛盾した説が出されるときがあります。
 それは作中で否定・明言されてるだろと、ツッコミたくなります。
 考察したい人に限って設定すら満足に把握してないの、なんなんだろう。
 直球な描写はミスリード! と言いますけど、伏線なんて結構あからさまに描かれるものです。王道は王道。そちらのほうがおいしいのなら、わざわざ別の方向にそれる意味もありません。
 ちなみに私はミスリードは意図したものだけでなく、説明・描写不足が原因で起きている可能性もあると思います。
 人間は表面上の情報ばかりを追いがちです。例えば、性格の悪いキャラが煽ってくるとします。口が悪くて印象が悪い。だからこいつは悪人で、作中で起きた事件と関わっているのなら、こいつが全部悪いんだろう、と。
 見る側からしたら、そのキャラが嫌い・印象が悪いだけが全てです。
 だから嫌な出来事は全て相手のせいになる。裏の事情・背景なんて見ようともしない。
 書く側からしたら裏側・核となるものが真実。けれども、読者側からしたら表に見えるものだけが全てです。このすれ違いが意図しないミスリードを起こしている可能性があります。
(あとは、読者側からしたらバックボーン・裏側に見えるものが、実はブラフだったという、転換もできたりできなかったり。要は、キャラの背景に注目する人・印象に惑わされる人、両方とも表面的なものしか見えていなかったという構図にできるわけです)

 閑話休題《話がそれました》
 私が考察を読み漁るのは、間を埋めたいからです。次の話までの待機期間・虚無期間・物語が完結するまでのモチベーションの維持のため。
 別に答えを求めているわけではない。ただ、ある程度の予測を立てて安心したいだけです。
 ただまあ、あまりにも正しい考察が出ると、これ本編コピペしているも同義なんじゃと思わなくもありません。
 下手すりゃ正解が先出しされ、本編はその答え合わせになりかねません。
 まあ考察を見ているからこうなっているだけで、普通の人はこうはならないのでしょうが。
 たいていの人は話についていけていない・伏線回収されても忘れている・新事実が出てきてもよく分からず混乱する。
 そんなことよくあります。

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