• 異世界ファンタジー

番外編終わりました!&書いてみての裏設定的な語り

先程の投稿で番外編『信頼と信用』全12話が終わりました!
お付き合いいただいた方、本当にありがとうございます。
自己満足で書いたので、受け入れてもらえるかびくびくだったのですが、応援や評価いただけて本当に感謝です!


この短編、というか物語にあんま関係ないかもしれない設定についてちょっと語りたくなったので、勝手に語ります。
無駄に長いです。


まず、今回フラン側から書けたのが個人的にとても楽しかったです。本編ではリア側からしか書いてないので結構謎っぽい人だった気がしますが、彼も色々考えてます。

ちらっと、フランがどうして大教会研究棟内の最奥の塔に住んでいるのか、みたいな匂わせしたんですが、これは次に投稿予定の第二章で詳しく。
あと、フランがどうしてそんなに奇跡の力を消したいかの本当の理由も二章で。
フランはリアに自分の身の上について4割くらいしか話していないので、これから徐々に明かすことになると思います。

というか、改めてフランはチート級の力持ってるな……と思ったり。
水を操る、透明になれる、瞬間移動、傷を癒す、奇跡の力を打ち消す、それと今回初めて使った、奇跡の力を視る能力。
これ、普通に悪用したら窃盗や暗殺し放題よね……。

奇跡の力の設定として、水に関する力を持つ人が半数で、一般的な地上人の奇跡の力の平均は、コップ半分水を出すくらい。
奇跡の力を持っていると言っても、日常生活ではほぼ役に立たないシロモノがほとんど。
マシューの言っていた、水を波立たせるくらいの人も普通に大勢いる感じ。
貧民街に追いやられた方々はもっと力が弱く、ほんとーに微かな感じ。
なのでバケツ一杯水を出せたら神童レベル。
フランは水を出す+それを自在に操ることができるので水関係の力だけで言っても、なんだコイツレベル。

多分フランがこの世で敵わないのは、神であるラフィリアだけ。
その気になれば国を乗っ取れそう。
超チートキャラなのにチート感まったくないのが、フランクオリティ。
力をひけらかしたりするのは好きじゃなく、スマートに生きたいタイプ。まさしく能ある鷹は爪を隠す状態。
今日も平和にカフェでケーキを大量に食べてます。


作中でも指摘されてますけど、恋人でも兄妹でもない良い年した男女が一つ屋根の下に暮らしてるのは、大教会内で普通にウワサになってます。
本人たちは本当に何もやましいことはなく、ラフィリアを匿い始めてからも、割とのんびりゆったりほのぼのライフを送っています。

ですが、そんな実情など知らない人々はフランの事を、力のないモグラを無理矢理慰み者にしてる性悪クズ男だと陰口を叩いたり。
その他、人体実験のためにモグラを監禁してるとか、リアの出自を知っている人からは国主の座を狙ってるとか、よくわからない噂も出回っているはず。
それを知って、フランはリアに質の良い服を買い与えてます。
リア的には、地上に来た時に買った安い服で良かったものの、
「ねえ、リア。キミがそういう格好しているとさ、僕が奴隷を買ったみたいに見られちゃうから、これ以上風当たりを強くしないために良い服買おうか」
「え、そうなの……?」
みたいな会話があったはず。

二人の間には恋愛感情は無いものの、なんだかんだお互い認め合っている良きパートナーという空気感が流れています。
フラン的には女の子と一緒に住んでいる、というよりも、最近珍獣をペットとして飼い始めました! みたいな感覚が近い。
リアのことをすごく気に入ってるのは間違いない。
そんな感じで今回の短編を書いたんですが、伝わっているといいな……


そして今回、通貨を出しました。
理由は、硬貨もいいけど紙幣ってかっこいい! と思ったから、という安直な理由です。
一万シトロは一万円と同等くらいの価値のつもり。
地上と地底ではお金について微妙に価値観?が違うんですが、それは第二章でちらっと触れる予定。


いっぱい語ってしまいました。大満足。
第二章は8月の初旬に投稿する予定です。
一章の終わりが地獄みたいだったんで、二章の始まりは鬱々としてます。
お付き合いいただける方は、またよろしくお願いします。
投稿の目処が立ったらお知らせします。

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