• 現代ファンタジー

何を読者に届けたいか。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885380016/episodes/1177354054885859504

 こんにちは、柴見です。まだ手探りではありますが、なんとか文章を書いています。初心忘れずべからずといった調子で自分を調整しています。書こう、小説を通じて誰かに何かを伝えたい、というものがいつの間にか欠落していました。つい「こんな変化球はどうだろう」「あんな展開は意外性を生むな」と試行錯誤していましたが、肝心の読者への気持ちをすっかり忘れていました。昔なら、何かを伝えたいと思う強い思いがあったはず。

 今は何だ? 例えばこの『オーケストラ』(略称)で伝えたい、読者に感じ取ってもらいたいものは何だ? どこにもない「意外性」のバトルか?
 そんなもの、読み終えたらすぐわすれられてしまう薄っぺらい表現です。
 だから考えなくてはならない。この作品以外にも、読者に伝えたいものをまずは心の中に整えると。

 別段、教訓だとか教えだとか大げさなものじゃあません。テーマとは、読者と作者をつなぐ一番の架け橋です。それを通じ、文面で昇りやすい道を整えていく。そんなところでしょうか。
 ただインパクトだけを狙ったバッドエンドなど、ただ読者に作者がどや顔するだけですから。悲しい物語にもそれに伴うカタルシスと意味をともさねば。
 そんなわけで、この『オーケストラ』は若干の軌道修正が入りました。ごく微動なものですが、今後を見守っていただければと思います。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する