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どこを「読み飛ばされる」と想定するか

 青春と部室を書いている時に、あ〜ここ読み飛ばされるだろうなぁと思いながら書いた部分がある。それは第一話冒頭の部員紹介のシーン。
 そもそも一人称小説で「こいつは◯◯、俺の頼れる相棒さ。女に弱いのが玉に瑕だけどな!」とかやり出すのって誰に向かって言ってんじゃってなりません?私はなる。

 それは置いといて、同小説はもともと分岐型サウンドノベルとして制作したもので、キャラ同士のお喋りややりとりがメインのいわゆる「キャラもの」。だから地の文もセリフっぽい。
 さらに効果音やクリックの間(ま)や背景画像での状況説明にくわえ、いつでも登場人物紹介が見れたりしたので、件のシーンはもともと入ってなかった。それを自然な形で加筆できればよかったんだけど、力量がなくこいつは◯◯!になってしまった。
(プラス、一章のラブラブ高校生活はいわば後に続く不幸とか鬱々とした何かを味わうための前菜なので軽く済ませたいってのもあるし、山田にとって重要だったシーン[山田は梨花以外の人間があまり見えていない]だけにしたいのもあった。
 これは書きたいワンアイデアがまず先にあるから、その他は早く済ませちゃいたいっていう見切り発車的ダメ心理なんだと思う)

 読み飛ばし想定シーンが中盤ならただの読み飛ばしで済むものの、冒頭に持ってきちゃったらもうその本は読まれない。ダメダメだよね。
 これが商業小説で私が編集だったらボロカス言ってボツにするけど、ただの趣味のウェブ小説なのでやっちゃう。そんでここで言い訳しちゃう。ぜひ我慢して続きを読んでください💕

青春と部室 第一話
https://kakuyomu.jp/works/16817139558515130759/episodes/16817139558515220587
青春と部室 第二話
https://kakuyomu.jp/works/16817139558515130759/episodes/16817139558516194384

 なんか書こうとしてたことからズレたので微妙にタイトルともズレました。最初は読み飛ばされるシーンは作者も自覚ある(んだから構成を考えろ)って話にするつもりでした。

コメント

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