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【メタ創作論】執筆のその先に

 あららら~? どうしてボクちゃんは「嫌だ嫌だ! 岡山にはヨーカドーが必要だったんだ! あんなクソバカでかいイオンなんか建てて自転車を停めるだけで300円払わせるだなんて、嫌だァア~~ン!」とか何とか、物の筋道が全部定まったあとから、なおもどうしようもない不満をブー垂れるのかなぁ~?

 お姉さん、キミみたいなコ、好きよ♪
 そのFung Mang遣る方ないような体で自分の発言力を示威するようなスタンドプレイでかき乱すだけかき乱して「えっへん!」みたいな有用感にひたれるインスタントな発想、この先も――。

 ――君の首を絞めることになるだろうから。この場で斬り捨てようか。それが、君のため。ひいては。世のため。この。マチェットで――。
 
 うふふ☆あ~ら、ヤダん! イオン岡山のスポーツオーソリティのアウトドアの方でちょっと切れるナイフを物色してただけなのに、見知らぬ男児が地団太踏んでると、ついうっかり試し斬りしたくなるとか、みんなの模範たるお姉さんにあるまじきスプラッタな幕開けで恐縮も恐縮、肝がんいえ宦官、もとい汗顔の至りなのだけど、

 改革には犠牲――生贄――が必要なようだ。

 でも! お姉さんは文民だから自分の手は汚さなーい!
 痛みも苦しみも悲しみもみーんな現場に任せて、お姉さんはここでタイプライター打ってキーパンチャー症候群で労災認定させるくらいしか傷らしき傷は負わないのよねぇ~♪ 


 だから腱鞘炎とかで休職するにしても、そんな大した不自由はないわけ。休業補償も出してやるからタイプライターよりは軽い「文豪」とかのワープロで小説でも書いたりしてるの。
 
 で、お姉さんが小説を書くとしましょう。ではその小説をどうしたいの? 小説で何がしたいの? つかさ何で小説とか書くわけ?

 と、いった旨の質問を先日小説の先輩に投げかけたことがあったの。そうね、豊かに紫煙がたむろする、例の喫茶店の奥の方でね。

 彼女曰く、一つは腕試し。一つは名声。一つは満足感。一つは――。

 ――ひとことではいい表しきれない思いを込めて書いていたのよね、そのコは。

 でも、どうしてそんなお姉さんらしからぬ不躾なことを訊いたかというと、お姉さん自身が「小説で何をどうしたいのか」という問いになんとも見事にはまっていたからで、その先輩にヒントを求めていたの、正解をいうとね。
 
 確かにオフラインの公募に出してみたいし、星も欲しい。狙った文脈で狙った反応を得たい。

 彼女は「商業出版までこぎつけて、見返してやりたいひとがいる」とも明言していたわ。それって多分いちばんの動機となりうるんだろうな、とぼんやり思ったのを記憶してるわ。

 紙とペンさえあればできる仕事。
 大半のひとはそれができないけど、できるひとはいくらでもできる。自分はどっち側なのか、試すのに躊躇しなくなった。
 それだけよ。
 お前はできない、もしくは今はできない。自分がどっちの人間か、開けて見てみたくなったの。

 まあ、今はまったく鳴かず飛ばずだけど、ちょっと気になるじゃない、今書いたものがこの先どうなるか。この先書いたものが、もっと先にどうなるか。

 モチロン書くだけでもそれは楽しみや喜びに繋がるわ。でもね、その先、その先に何があるかを確認したくて書いてる、かな、今は。ライフワークというには冗長だけど、そんなものよね。

 と、回想モードはおしまい。 
 さ、ボクちゃんも立ちなさい。いつまでも8cmヒールで踏みつけられてヨガりながら絶好なアングルでお姉さんを見上げたりしないの。いいこと? 変態が誉め言葉になるのはTwitterだけよ。「我々の業界では~」と街のひとの声でテレビ出演した日には、あなたの晩ごはんは今後ドッグフードになるわ。

 あらら☆彡
 ちょっと馬の小便みたいに長くなっちゃった♪ ――チッ あのライター、アタシの名前で好き勝手してからに――こんど立腺マッサージしてくれる店に缶詰めにしてやるから覚えてろよ――っと! そろそろエンディングよ! じゃあまた第三埠頭の倉庫でお会いしましょう!
 
 さぁ~て!
 来週も重畳☆重畳♪ またね!


 
 ――と、煙がなぜか定期的にお姉さんやボクちゃんやますお兄さんを繰り出してきて面食らう向きも少なくないとは思うのでフォローしますと、


 お姉さんは、2011年から煙のブログに出てくる古参ユニットです。「ブリブリ★ブリリアントショッピング」という架空の長寿通販番組で毒と薔薇をまき散らす謎の美女、それが――お姉さん。

 ご参考。よろしければ。↓↓↓
 http://reunionest.blog.fc2.com/blog-entry-167.html

 まぁ、そういう悪ふざけです、と。

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