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桃花 あとがきに代えて

『桃花』全話投稿し終えました。
といっても私がこの小説を書き上げたのは高校生の頃、まだ腐れニートになるなんて考えもしなかった頃の話です。
当時の私はよく、ミステリーを書いていました。この年代の書き手に漏れず、米澤穂信の『氷菓』の影響です。探偵役を置き、トリックを置き、解決するまでの流れを書く探偵小説は小説を書き始めたばかりの高校生にもきっと書きやすかった(と思っていた)ことは想像に難くありません。
とはいえ、この『桃花』は探偵小説とは違います。リドルストーリーと言うやつで俗に言う結末のない物語なんて呼ばれ方もしますが、これは恐らく『追想五断章』当たりからの流れでしょう。当時の私はそれほどまでに米澤穂信という作家に心酔していたわけです。
最後に、今回初めての短編小説ということで高校生の力作を持ってきました。掌編はいくつかストックがありますが、短編はまだまだ先が長そうです。
出来次第公開していこうと思いますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

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