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連載打ち切りと今後の執筆活動についてご報告

お久しぶりです。七草裕也です。
まず最初に、連載中の作品があるにもかかわらず、1ヶ月以上放置してしまいもうしわけありませんでした。
この数ヶ月ずっと悩み抜いた結果、いくつかの決定をいたしました。

まずは結論から申し上げます。

1.『異世界で双子の勇者の保護者になりました』の連載を打ち切ります
2.『幼馴染に殺された男のやりなおし人生談』の連載を(正式に)打ち切ります
3.今後は短編および10万文字程度で完結する作品を中心に活動します

ご報告は以上となります。

以下は理由です。興味がある方だけどうぞ。



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理由を一言でかけば、『僕の力不足』の以外のなにものでもありません。ただ、これでは説明になっていないので以下だらだらと。

まず『幼馴染に殺された男のやりなおし人生談』については、最初から物語の筋立てが不完全で、これ以上更新が難しくなってすでに半年以上放置しておりました。
なので、もう事実上とっくに打ち切っていたんです。それを表明することなくここまでダラダラしていたのは読者様に不誠実だったなと思います。



『異世界で双子の勇者の保護者になりました』の打ち切りに関してですが、様々な要因があります。

第1に、PV数の問題があります。
数字が欲しいとか、リワードがうんぬんではなくて、PVの減り方が異常なんですよ、この作品。

1話が10PVで最新話が9PVならいいんです。
が、1話は2000PV以上で、最新話は20PV程度です。
つまり、最初に期待して読んでくださったかたのうち、100人中99人は期待外れだったと感じられているのでしょう。
言い方を変えれば、この作品に期待してくださった多くの方が望んでいる話を書けていないということだと思います。
その原因は複数思い当たりますが、今後想定しているストーリーは現在読んでくださっている方すら、期待に添うものではないのではないかと結論づけました。
なので、ショートくんとアレルくんの話はここまでにしようと。

第2に、このまま続けても完結できないからです。

僕は今年41歳になりました。30代のころには考えもしなかったくらい、肉体的精神的な衰えを感じます(いや、マジで)
ホント、この2~3年で一気にガクっときたかんじです。
正直、今の僕だったら『神様、ちょっとチートがすぎませんか?』も書き上げられなかったと思います。

『異世界で双子の勇者の保護者になりました』を本当に完結させるためには、あと100万文字は書かなければ終わらないと想定できてしまいました。
それはたぶん、今の状況なら早くても5年後になります。
その時、僕はもう40代半ばか、あるいは50歳近いかもしれません。
そして、おそらく今読んでくださっている20人の読者様もそこまでは付き合いきれないのではないかと思います。
その後さらに新作とかムーリーなのではないか。
そう考えたら、打ち切って別の作品に取りかかるなら『今が最後のチャンス』と思えたのです。

ようするに、この打ち切りは僕の『ワガママ』と『力不足』が招いたことです。
これまで応援してくださった方には本当にもうしわけありません。
自分が作ったキャラクター達にも申し訳ないの一言です。
アレルくん、ごめんね。



そんなわけで、こんごは100万文字の大長編とかではなく、10万文字程度(つまり、文庫本1冊前後)の作品を中心に書いていこうと思います。
書き方も、これまでのやり方だとだらだら長くなってしまうので、ある程度プロットを組んで、半分程度は書き上げてからUP開始みたいな。

ある意味初心に返った書き方ですね。

新作についてですが、まだプロットも白紙の状態です。
いくつか『こんな話を書いてみたい』というのはあるのですが、発表まではお時間をいただくと思います。


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最後に、気になっている方がいるかどうか分からない、『異世界で双子の勇者の保護者になりました』の今後の展開として想定していた内容を箇条書きでちょっぴりだけ。

・帝国の暗躍によるフロルの死
・アレルが暴走して帝国崩壊。その後、闇落ち。
・自らの力不足を痛感するライトとソフィネ
・レルスの死、ダルネスの失脚
・魔王、人族に失望して南大陸へ
・冒険者ギルドによるアレル抹殺計画開始
・そんななか、アレルを信じ戦うライトとソフィネ
・勇者の消失により魔族の暴走からの大陸間戦争
・笑うゲームマスター
・滅び行く世界
・ショートつきつけられる究極の選択
・ショート、アレル、魔王、ライトの邂逅
・はたして世界の行く末は?

……ってかんじの話を考えていました。
ぶっちゃけ、連載再開以降の話ってアレルの闇落ちにむかって書いていたんですよね。
うん、どう考えても初期の『明るく楽しい子育てファンタジー』からは離れすぎていますね……そら、読者も離反するわ。
しかも、これ100万文字どころか、200万文字以上かかるぞ……

結論として、やっぱり打ち切るしかなかったのでしょう。
能力不足、覚悟不足、計画不足、重ね重ね申し訳ありません。

以上になります。

3件のコメント

  • お疲れさまです。
    今後も楽しみに、待ってます。
  • >@H-M-Dさん
    とても嬉しいお言葉ありがとうございます。
    作品を書き始めるのは簡単、続けるのは難しい、完結させるのはさらに難しい。
    今回それを改めて思い知らされました
  • 私も経験があります。
    見切り発車で、ろくにプロットもないまま書き始めると数話でどうやっても完結できい状況になりました。まだネットには上げてなかったので迷惑をかけることなくすみましたが、本当に続けて完結まで描き切ることは難しいですね。
    私は断念しましたが、頑張って描き続けてください。応援しています。
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