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『カクヨミ住人、お嘆きくんVS毒舌くん!!』 最後の質問を投稿しました!!

というわけで、『カクヨミ住人、お嘆きくんVS毒舌くん!!』完結しました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885128410

お付き合いいただきました皆様に篤く御礼申し上げます。
とくに、☆や❤や温かいコメント、レビューをいただきました皆様、ありがとうございます。

以下、蛇足です。

もともとかなり突発的に始めた企画でした。
そして、たぶん皆気がついていると思いますが、僕が書きたかったことは、集約すれば最後の質問(FINALQ)の毒舌くんが言っていることです。
その言葉を、他ならぬ自分自身(七草裕也)に言うために、この連載を続けました。

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読者の大半は声なき人であり、❤や☆を付けてくれる人はその中のほんの一部に過ぎない。
ましてや、レビューやコメントを書いてくれる読者なんて、何百人かに一人以下だと思います。
それが当たり前なんです。

PVが1しかなくてもいいじゃないですか。
少なくとも1人はあなたの小説を読んでくれたんですから。

いや、もしかしたら即ブラバしたかもしれないけど、それでもあなたの作品のタイトルなり、あらすじなり、紹介なりを見て、ちょっとは興味を持ってくれた人が1人はいたんですよ。

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小説を書き始めるスタート地点に立つのは簡単です。
PCなりスマホなり原稿用紙なりに文字を書き出せば良い。
じゃあ、小説を書くことのゴールってなんでしょうか?

物語を完成させたらゴールか?
否、それは次の物語の始まりに過ぎない。

ランキングに入ったらゴールか?
ランキング1位をとたらゴールか?
賞を受賞したらゴールか?
商業出版できたらゴールか?

……全部違いますね。どれもスタートでしかありません。

じゃあ、小説のゴールってどこにあるんでしょうか?
答は『ゴールなんてない』だと思います。

たとえベストセラー作家になったとしても、その先がある。
日本で一番売れている作家になったとしても、まだ先がある。

世界一売れている小説であるハリー・ポッターを書き終えたって、ゴールじゃない。
その先があるから、J・K・ローリング先生はカジュアル・ベイカンシーを執筆されたんです。

どこまで行ってもゴールなんてないんです。

それでも、あなたは書き始めた。
だったら、書き続けましょうよと。

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そりゃあね、☆や❤がほとんどもらえないかもしれない。
ランキング入りなんて不可能に思うかもしれない。
夢見ていた商業出版は遙か霞みの先におもえるかもしれない。

でも。
それでも。

書き続けなければ、☆も❤もランキングも商業出版もありえないんです。

いいや違う。

書き続けなければ、あなたの小説を楽しみにしている人が悲しむんです。

自分の小説の続きを楽しみにしてくれている人がいるかいないかなんて悩む必要もありません。

だって、あなたには最高の読者がいるじゃないですか。
それはあなた自身です。
あなたの小説を一番愛しているのは他ならぬあなた自身なんですよ。

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だったらさ。
☆も❤もランキング入りも関係ないじゃないですか。

そんなのは結果です。
極論、どっかのまとめサイトで偶然特集されただけでも❤の1つや2つ増えます。

そんなことはどうでもいい。

あなたの小説を諦めるということは、その小説を書きだした当初のあなたの思いを諦めるということです。

だから、書き続けようよと。

……そういうことを、他ならぬ僕(七草裕也)自身に言うために、この連載を行いました。
誰がなんと言おうと、僕は僕の小説を愛しています。

PV30,000を超えた『神様、ちょっとチートがすぎませんか?』も、PVが未だに20程度……というか、第2話のPVが0の『超能忍者兄妹 ハグロ』も、等しく自分の作品として愛しています。

皆そうだろう?????
だから小説を書いているんだろう?????

……僕の言いたいのはそういうことです。

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だから、本来この連載はものすごく内向きなんです。
半年後、自分がくじけそうになったときに読むためのモノなんですから。

でも、それがほんのちょっとでも読者の方々の心を打ったのだとしたら。

……僕は嬉しかったりします。

どうもありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。

      2018年3月24日 七草裕也。

4件のコメント

  •  お疲れさまでした!

     私もそう思います。自分の作品のいちばんの読者は自分。誰の為でもない。小説を書くって自分のため。創作って本当に身勝手なものです。

     そしてそんな作品を、一人でも認めてくれる人がいるなら、自分のすべてを認めてもらえた。そんな心地になるのです。

     声なき読者に声をあげてもらえるような作品を書きたい。それが目標です。

     連載ありがとうございました。
     毒舌くん、大好きだよ(^_-)-☆
  • >奈月沙耶さん

    ありがとうございました。
    僕自身何度もくじけそうになってきましたし、事実くじけた作品も(未発表含め)たくさんあります。
    今後も何度もくじけそうになるでしょう。

    その時、自分で演じた毒舌くんに励ましてもらいたいなという、そんな恥ずかしくも情けなく、でも切実な作品だったりしたわけです。

    そして、この『カクヨミ住人、お嘆きくんVS毒舌くん!!』も僕にとって愛すべき大切な作品になりました。

    ここまでお付き合い本当にありがとうございました。
  • 自分もそうですけど、文章で何かを表現したいという思いは先駆者の素晴らしい作品があるからだと思います。その作品に触れて自分も何かを表現したくて文章を書きます。まず、一番の読者は自分なのですから、自分を楽しめる作品をとにかく書きたいですね。
     
    七草裕也さん。自分を励ます為にお書きになった部分もあるのですね。ほんとうにお疲れ様でした。
  • >永遠ミツキさん
    >自分を励ます為にお書きになった部分もあるのですね。

    というか、初期はそれしかありませんでした。
    途中でランキングに入ってコメントや★や♥をもらって、わぁぁぁって(^_^;)
    でも、そのおかげで、良い作品になったと思います。

    ありがとうございました。
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