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あとがきみたいなもの――転生したらウマだった

 完結してずいぶん経ってしまいましたが、ちょっと自作についての話を。

 元々、この話は、異世界転生で何かやりたいなと思って、それならウマだろうと思って書きはじめました。先も何も決めず、勢いだけで進めたので、あっという間にエタってしまい、長らく放置していました。

 ずっと気にしていて、何とか形にしてやれと思って動き出したのが、おととしのこと。コロナ禍で、仕事が減って時間ができたから、可能な試みでした。当初はニーナはおらず、男爵様も単なる悪役で、淡々と物語が進むだけでしたが、書いているうちに色々と変わってしまい、できあがってみたら、あらびっくりの構成になりました。

 とりわけ第三章は、真理も美奈も宮内も出すつもりはなかったのに、いつしか自分の場所を主張して、物語になくてはならないキャラになりました。その感覚は書いていて楽しかったですが、逆にいえば、もう少し最初から練り込んでいれば作品にさらなる深みを与えたかもしれず、そのあたりは残念でした。

 ようやく完成に持ち込んで、その後、どうしようかと思ったのですが、下手に持ち込むよりはカクヨムではじめた作品なのだから、ここできっちり終わらせるということで、カクヨムコンへの参加となりました。はじめての体験で、しかも長編だったので、これも楽しかったですね。お祭りに参加している気分で、テンションがあがりました。
 多くの方に読んでもらったのもうれしく思いました。

 一つ大きく区切りがついて、この先はどうするか。純粋に競馬モノを追いかけていくか。また異世界と引っ掛けるか。いずれにせよ、何らかの形で、カクヨムで作品を公開することになると思います。

 その時は、またよろしくお願いします。



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