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純文学とライトノベルの違いについて

只今、「純文学とライトノベルの違い」という企画に参加させてもらっていて、他の参加者の論も読ませてもらっていると、ふと、こんな事も考えられるのではないかと思って、記すことにしました。
ただ、ずっと曖昧なので、メモ程度に書くつもりです。

というのも、西洋文学には、時代時代に疾風怒濤と古典という大きく分けて二つの思想的潮流が繰り返されています。いわば、ロマンチスムとレアリスムというわけで、これも我が国の文学にも多大に影響しているので、どうにか無理矢理にでも当てはまると、純文学は古典回帰、ライトノベル及び大衆文学は疾風怒濤と呼ばなくもないとそう思わなくもない……自分の中で腑に落ちないところもあるのでこういう言い方になってしまいますが、つまり、
純文学もライトノベルも一つの時代の書き物なのだと言う方もおられるのではないかと思うのです。
そうして、昨今の純文学と大衆文学の境界の曖昧さも一つの時代に移り変わろうとしていると考えれば、良いのではないでしょうか。

6件のコメント

  • はじめまして。
    応援、ありがとうございます!

    わたしも今さっき、近況ノートにたまりかねて純文学、ラノベについて書いてしまいました。
    こちらのノートの考え方、共感です。もしかすると熱くなっているのはごく一部の方々なのかもしれませんね。
  • こちらこそ、ありがとうございました。
    近状ノート読ませてもらいましたよ。(笑)

    おそらく、僕も熱くなることも出来るのですが、なにぶん、下手くそなうちは、抑えようと思ってます。

    僕、個人としては、そういう区別するよりも、私小説書いてくれーって思います。たぶん、内容とか文体っていうより、生き方っていう方がしっくり気がして。
  • わたしも下手くそだし初心者なのです…。

    生き方ですかー、その人の生き方が見え隠れすればいいってことかしら?
    確かにそういうリアリティが垣間見える作品はリスペクトですね。
    なんか、書いてても体験してないでしょ、ってオール100%な作品が好きになれず。説得力ないなーと、読み手として思います。ラノベと言われるものでも、その人の生き方が少しでもチラついていたら、いいものになると思います。
  • ええ、そうですね。
    あー、この人と友人になりたい、とか、この作品のこの登場人物の友人になりたいって思うんです。笑

    共感というより、同情みたいな感情が湧いてきて。

    調べてみると、作者も空想だけで書くのではなくて、実体験にほど近いものが死んでも遺る作品であったり、代表作になってるのが多くて、私小説的というか、そういうもの好んで読んでます。
    ラノベが、どうも百年遺るとは思えなくて、唯一『ソードアートオンライン』読んだりしてたんですけど、途中で飽きちゃって。



    でも、もう五年も書いてて、まだまだなんで、才能はないんですけどね。
  • はじめまして~!
    私も今日唐突にこの自主企画に、歴史小説(16世紀オスマン帝国)という形で参加させていただきました~。

    私はもともと、500年以上前の通俗小説を読むのが好きなので(室町時代の王朝文学とか、中国明代の通俗小説とか)、ラノベ的なものと純文学の線引きにはやや懐疑的なところです。その時代その時代であると思うのですが、移り変わっていくものだと、色々なところで感じるのです。

    でも、カタルシスの説明は興味深かったです。

    どうも、ありがとうございました!


  • 崩紫サロメさん。

    一読くださり、ありがとうございます。
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