八目迷先生の『ミモザの告白』2巻を読みました。
ライトノベル(ガガガ文庫)ですが、ヘビーでセンシティブなテーマを扱っています。
中心人物の槻ノ木汐はトランスジェンターです。
トランスジェンターは性同一性(性自認)が出生届に記入された性別と異なる人。
槻ノ木汐の恋愛は、(多数派の)他者には同性愛に見えますが、本人にとっては異性愛です。
彼女(出生届では彼)は偏見にさらされ、差別されます。
汐と周りの人々の行動と心理が注意深く繊細に描かれています。
1巻で衝撃を受け、2巻も深く引き込まれました。今日から3巻を読みます。
ミモザの花言葉のひとつは「シークレットラブ」です。