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    エヴェレットの異世界

     エヴェレットの多世界解釈。  何かの切っ掛けに幾つもに分列していく世界。  その一つに……この物語の異世界の様な場所が有るのかも知れない。   そんな並行世界を行き来が出来てしまったら?  どちらにも同じ人間が居て、でも時間や環境やが少しでもズレれば……それは同一人物なのだろうか?  元の世界と異世界とに同時に存在する……そんなコピーなのかオリジナルなのかわからない転生者がロンバルディアという大陸を冒険するうちに、自分はコピーでもオリジナルでもどちらでもかまないと考えた。  だって、異世界に居ようが意識は今の自分だけなのだから。  なら……その世界の観測者も自分だけで良いのでは無いか?  そう考えれば……幾つもの多世界も並行世界も、結局はそれは単一世界なのだ。  シュレディンガーの箱の中の猫は、箱の中に居るその猫が観測者と成れば……やはり生きて居る猫だけの世界となる。  そこにネクロマンサーが居なければだけどね。  ゾンビ猫も観測者に成れると為れば……どちらも箱の中で独り寂しく考えねばいけなくなる。  「いい加減に出してくれよ~」  って感じにだ。    つまりは……観測者とは自分の事を自分だと意識する事の出来るモノだけなのだな……。    と、作者は考えてみた……このシリーズはそんな話なのです。  だけど、作者はそんな難しい事を考えるのが苦手です。  だから適当に書いてみた……みたいな感じ?  楽しければ良いじゃん。  偉い学者じゃ無いんだし……ってね。

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