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ようやく、心の里帰り

思い出したくもない病気と入院、その後の酷い苦しみも、なんとか乗り越え
秋晴れの気持ちよい空を見ながら、新幹線に乗り、ようやく県外に、そして都内に。
我が心の神、神田明神の鳥居で頭を下げた時は、目尻が潤んだ。
東京駅で比較的長い中央線への乗り換え、お茶の水で降りて神田明神参拝、駿河台を下り、創業以来なじみの古瀬戸珈琲店では、互いに近況報告、その後は神保町歩き。
身体が苦しいとは全く感じない。
やはり、我が身体に、このコースの歩きが、あるべきものと、刻み込まれているのかもしれない。
思えば、大学進学時。田舎じみた両親、親戚、学友と離れ、ただ一人の自由を実感した場所。
その後も、「一人の自由」を感じるため、何度も歩いた。
もちろん、今日も「一人の自由」(それとリハビリもあった)を感じるため。
ありがたいことに、今、頭の周りのモヤモヤも、すっと無くなっている。
もちろん、神田明神様に感謝である。

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