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『勇者にふさわしいあなた』について

 本山川賞が発表になりました。賞は逃しましたが、講評で面白いと言われて満足です。

 異世界召喚された者の体が変異するのは、もともとあった設定を流用しました。
 単純に他にアイディアが思いつかなかったからです。

 もともと一人称が苦手なうえ女性一人称という縛りにまず悩みました。
 そこで浮かんだのが本山らのさん。ケモミミをもつキャラクターにしようと思いつきました。
 すると、その世界ではケモミミが普通で自分達のような耳をもつものはいないという設定が浮かび、それを使用した展開まですぐ繋がりました。

 最後のセリフですが、書き上げた最初はありませんでした。ですがどうもオチが弱い気がして、これを足しました。
 結果うまくいったようで正解でした。

 講評で前半が助長と言われてしまったのは、テンプレを踏襲するのを重視しすぎた結果です。
 逆に後半の展開は自分でも意外な結果です。いつもは三人称なので俯瞰から描けるのですが、一人称なので描写が限られたからです。
 それと書いていると気づいたのですが、彼女の視点では彼に語る言葉がすでに必要なくなっていました。

 こういうことは初めてで書いていて楽しかったです。また、こういったイベントもほとんど参加したことがなかったので楽しかったですね。

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