• エッセイ・ノンフィクション
  • 現代ファンタジー

気まぐれシェフの140字パスタ覚書 111~120

・そのインクは、夜
少女と夜を引き合わせてしまうのは京極夏彦先生の「魍魎の匣」の影響が強いと思うのです。

・いま蕾の花は明日切り落とされるかもしれない
安穏とした生活はある日突然崩されるものかもしれない。つらい。

・甘い夢に落ちる
眠れなかったので、逆にネタにした。甘やかしてくれる恋人、欲しいですね。

・そのひとしずくを許さない
一滴でも涙を流したなら見捨てられていたかもしれない。でも見ないふりをしてくれるかもしれない。関係無いけど「いってき」と「ひとしずく」が同じ漢字なのが許せない。

・卵
地球は大きな卵で、我々は核の中をぐろぐろ蠢いている宇宙魚の孵るのを恐れなくてはいけない。という妄想は小さい頃からしていた。「その上に立ってるじゃない」は他のネタでも使いたい。

・卵2
「卵」と同じ日に書いたもの。1日に2つ書くのは実は初めて。何となく書きたくなった。

・赤い夏
別に飼っているからというわけではないのだけれども、金魚は好きなモチーフのひとつです。縁日のちっちゃな金魚なんかはとくに「儚いもの」としてなんともいじらしい。今回は風鈴を金魚鉢に見立ててみた。

・推理無用の名探偵
もし連載か短編で書くとしたら注意書きに「※推理要素はありません」って書かないといけないやつ。推理小説は推理しないで読む派です。

・ふふふのふ
仕事に追われて半ばパニックになったときにいたのです。ひらがなの“ふ”が。

・手紙 君の数多くの友の一人より、私の唯一の友達へ
そんな貴方への手紙も、貴方の数多くの友人の言葉に埋もれてしまうのでしょうね。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する