分身

  • 詩・童話・その他
  • 歴史・時代・伝奇
kankan_nou
★★ Very Good!!

チャッカマンの末裔／
真花

人類最古の職業は、チャッカマンである。自然現象を研究し、人間の営みに取り入れたその最初の「火」。ブブはそれを行い、特別な地位を得た。 そして現代、私は娘と老人ホームへの入居の話を…
火は人間らしさの象徴かも知れない。
真花
Kindle the "FIRE",
なみかわ
★★ Very Good!!

灰色の日々／
K.Higashi

王子として生まれ成長していく過程を、年表形式で淡々と紡ぐ、短編です。
静かな優しさに包まれる物語
K.Higashi
★★ Very Good!!

国際線ターミナル／
海山堂

東京国際空港の出発ロビーで、人の往来をぼんやり眺めている娘は四ヶ月の身重だった。娘は恋人との結婚の約束があったのだが、うまくいかなかったのだ。行き先も定まらないまま外国へ行こうと…
娘は自分のからだの匂いを嗅いでみた。
海山堂
★★ Very Good!!

暮れの時間／
フラワー

瞳のままに見る世界
フラワー
★★ Very Good!!

バレリーナの夫／
海山堂

姉は悪性腫瘍で入院中の妹を見舞う日々を送り、夕方になると妹の夫のために夕飯を支度する。姉妹はもとはバレリーナで、姉は今はショーガールという仕事ながら、ほそぼそとバレエを続けている…
  • ★26
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 4,316文字
  • 更新
今こうしているうちにも、妹は死にかけている-。
海山堂
孤高さと平凡なる幸せが交差するとき
Garanhead
★★ Very Good!!

のっぽさん／
海山堂

明日、進学のために町を出て行くという娘とその母親は、海の見える丘から波打ち際を犬の散歩で歩くのが日課だった。そして、その散歩では彼女らが「のっぽさん」と呼んでいる青年と過ごす時間…
三人は顔のほてりを冷ますように、ときおり、海を見た。
海山堂
★★ Very Good!!

二十年前の夏のことです／
糸川まる

赤い毛氈はこげくさいにおいがしました
糸川まる
★★★ Excellent!!!

竜之歯刷子／
糸川まる

夜半過ぎ、天蓋さまは店を訪ねる。 ※お題「歯ブラシ」をいただいて書きました。
「竜之歯ぶらしをいただけますか」
糸川まる
言葉の軽重によらぬ内容の分厚さ。
水木レナ
★★ Very Good!!

ココアの味／
海山堂

少年と少女は恋の初め、冬の帰り道を二人で歩く。手をつなぐことさえぎこちない二人だったが、冬の凍てつく寒さにあらわれた思いやりが思いがけず、二人の距離を急速に近づけてゆく。
  • ★20
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 1,305文字
  • 更新
二人はお互いのぬくもりを肌で感じ合うように、無口だった。
海山堂
★★ Very Good!!

涙／
ネツヤマ

一田和樹さん（https://kakuyomu.jp/users/K_Ichida）主宰 第一回無貌賞（https://kakuyomu.jp/user_events/11773…
朝起きると、左目から涙が流れて、止まらない。
ネツヤマ
左目から涙が止まらない。「去年マリエンバードで」のような目眩の掌編。
一田和樹
★★ Very Good!!

響きと輝き／
海山堂

工場がひしめき合う小さな町の小さな部屋で、まだ二十歳と見えない娘は恋人の帰りを待っていた。娘がその部屋で過ごす最後の夜、客の男はささいな忘れ物をしたが、翌朝、娘はその忘れ物を手に…
自分の知らないところから、しみじみと涙があふれてくるのだった。
海山堂
市井と幻想の見事なブレンド
バニラダヌキ
★★ Very Good!!

芳冬／
いちや

★★ Very Good!!

潮騒の花嫁／
海山堂

婚礼の日、花嫁は貧血で倒れる。病床に見舞いに訪れた花嫁の母は、自分たちの血筋の因縁と迷信について語りながら私に詫びるのだったー。
潮騒のむこうに、二重の虹を見た。
海山堂
潮の騒ぎと血の騒ぎを旨く融和させている純愛作品。
美ぃ助実見子